さかた
どういうことなんやろ……
頭の中がはてなマークでいっぱいだ……。
僕に言えないことでもあるんかな……。
もし、嫌われてたら……? 見捨てられたら……?
さかた
ど、どうすれば……!?
さかた
やだ、やだ……。
さかた
あかん、あかん!
マイナス思考になるな!僕!
また、見捨てられたいのか!?
それだけは嫌や!……嫌や!
あっ……取り乱してごめんな?
今、こんがらってる
こんな事考えてたら気になるやんな。
僕だってそうやもん。
ちょっと昔の話をしようか……。
さかた
はよーー!!!
クラスメイト
おぉ!さかたんはよっす!!
この時は、まだ普通に男装もしてなかったんだ。
クラスメイトとも、仲が良く自分で言うのもなんやけど
意外と人気者やったんだ!
この日も普通に登校して、授業受けて、帰ってたんだ。
さかた
ヴァアアア!!疲れたぁぁ〜!
その日は、部活とか早く終わったんやけど
自主練とかやってたら、意外にも遅くなってしまったんやよな。
今は、自主練していたことを凄く後悔してる。
さかた
ふっうぅん
さかた
すっかり遅くなっしもうたわ。
???
あの〜……。坂田さん?
さかた
ふぇっ?
さかた
何でしょう……?
こんな遅くに何やろ……?
僕はゆっくり後ろを振り向いた。
???
逢いたかったよ!
その声とともに頭に激痛が走って意識が遠くなる。
さかた
は…?…、だ……れ.、、?