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濁点 注意

キャラ崩壊 口調おかしい

一部、流血描写あり

⚠文章の仕様変化

ガブッ……

バスティンの鋭利な牙が深くロノの肩へ食い込む。 その鋭い痛みにロノは奥歯を噛み締め、声を上げた。

ロノ

い"ッ……

ロノ

(噛まれるのってのは……案外痛いな……っ)

バスティン

んく………

バスティン

(甘い……指のときよりも、ずっと)

バスティンはロノの腕を掴み、一心不乱に吸血を行っていく。そんなバスティンの様子にロノは安堵し、小さな笑みを零す。

ロノ

(これ、ちゃんと飲めてるんだよな)

ロノ

(何にせよ、コイツの腹が満たされればひと段落に───)

ロノ

って……なん、だ……これっ、?

突然、ロノの視界がぐらついた。身体が火照り始め、何とも言えない感覚がロノを襲う。

身体の内側から刺激させるような微々たる未知の感覚にロノは耐えきれず困惑を含む声を漏らした。

ロノ

はっ……あッ……ッ///

ロノ

え……な、んで…身体っ、が……///

バスティン

……っふ……んく、っ

ロノ

……うぁ……ッ、あっ///

バスティン

……んく……んっ

ロノ

あ、ッ…なん、だ…これ……熱ッ、い……ッ?///

ロノは自身の身体に起こった自体を把握できず、今はただ力の入らない腕でバスティンを押し返すことが精一杯だった。

ロノ

バス……ティ、ン……待っ、ぁ…///

バスティン

……ん、んく……んくっ、ごくん……っ

ロノ

(くそ……ビクとも、しねぇ)

バスティンはロノの抵抗に離されることなく、より牙を突き立てては勢いを増していった。

バスティン

……っ、ふっ……ごくっ、ごくっ

バスティン

(喉が潤っていく……)

ロノ

っふ……っ、これ……まずッ……い///

ロノ

ぅ……あ、ッ……バス、ティン///

バスティン

……んっ、ごく………ごく

バスティン

(頭が回らない……)

バスティン

(もっと、ロノを……)

ロノ

バス……ティン………っ!

ロノ

(このままじゃ本当に……)

ロノは朧気な表情だが、意識を落とすまいとバスティンに呼びかける。すると、バスティンの動きが止まり、牙がロノの肩から離れされた。

ロノはふらつく頭を抑えながらバスティンへ目をやる。

バスティン

………ふっ、はぁ……はぁ……

ロノ

もう……大丈夫か……?

バスティン

………………。

バスティン

…………。

バスティン

…………ロノ

ロノ

……?
大丈夫なら、ルカスさんの、ところ、まで……行くぞ

ロノは少々よろめきながら扉へと向き直る。普段から鍛えている身とはいえ、急激な血液減少と催淫作用によってロノの身体は限界を迎えていたのだ。

しかし、ロノの体は扉に手を伸ばす間もなく後ろへ引き戻される。

ロノ

……っ!

ロノ

バ、スティンっ!

ロノ

何すん……んむっ!?

バスティンはロノの頭を引き寄せ、強引に唇を塞ぐ。そして、そのまま話しかけの口へバスティンは舌を滑り込ませた。

ロノ

んっ……ぅ、んん……ッ///

ロノ

(嘘……だろ)

ロノ

(今、だけは……本当にだめ、だ)

ロノ

んぅ……ぅ、んっ……ぁ…………んう"ッ!

バスティンの舌はノロの血をまといながら奥へと入り込む。喉を狙うように長く伸ばされた舌はロノの舌の行く手を阻み、口内に溜まる液は舌の流れに沿ってロノの喉へ流れていく。

唇を塞がれているロノは流れ込んでくる液体を逃せるわけもなく、体の反射に従ってそれを飲み込む他なかった。

ロノ

ん、んぐ……ッ

ゴクン

ロノ

ゲホッ、ゲホッ……はぁはぁ、バスティン……おま、え……まだ

ロノはむせながら、バスティンに心配の眼差しを向ける。それは仲間として向けられたものなのか、それとも別の意味を持っているのか。

どちらとも取れる表情のロノだか、対してバスティンはピクリとも変わらぬままロノを見つめている。

だが、ロノが困惑気味にバスティンへ手を伸ばしたときだった。バスティンの眼が鋭くなり、一言口にする。

バスティン

……俺は……お前が欲しい

ロノ

は……?

ロノ

……何、言っ───

ロノが言い終えるまでもなく、バスティンはロノに体重をかけ、傍の古びたベッドに押し倒す。

ロノ

うっ……

ロノ

……バ、バスティンっ

ロノ

な、に……し……ッぅあ……あっ///

バスティンはロノの肩を片手で押さえる。普段のロノであれば振りほどくことも可能であっただろう。

しかし、今は身動きが取れぬほど体に力が入らずされるがままである。

バスティンはというと然程力も入れず、肩を押さえている。そして、先程まで吸血していた肩へ顔を近づけ、さも当然のように自身の付けた傷を舌で舐めはじめた。

ロノ

……ッ

ロノ

やめ……っ、バスティっ……んんッ///

ロノは一瞬の痛みに顔をしかめた。しかし、またすぐにあの妙な感覚がロノを襲いはじめる。

バスティンは音を立てながらロノの傷に口を当て続けた。時に傷口を吸い、その度にロノの体は小さく跳ねる。

ロノ

ぅん、ん……ッ///

ロノ

んッ……ぅ……ぁ、ぁ……///

気づけばロノはバスティンの背中に手を回し、服を握りしめていた。

それはバスティンを引き剥がそうとしているわけでなく、ただ縋るように渦巻く欲求を持った無意識の行動であった。

次第にロノの声は我慢することを止め、とめどなく零れる。

すると、バスティンの手が乱れたロノの服を捲り上げるように腹部を撫でた。

ロノ

あッ……うぁ、ぁ……ッ///

ロノはバスティンが腹部を撫であげる度に体を跳ねらせ、甘い声を漏らす。

ゆっくりとロノの脇腹を掴んだバスティンは撫でる手を止めると、傷口から口を離した。そして、目を潤ませ紅潮しているロノに対し、絞り出すように言葉を口にする。

バスティン

………好きだ

そうして、バスティンはもう一度ロノの唇に自身の口を落とした。

ロノ

ん……んぅっ///

ロノ

(その言葉が……)

ロノ

(お前の、本心なの……か)

第2話 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸

皆さん、本当にお久しぶりです! 前作に続き、長い間お待たせしてしまい申し訳ありません💦

長期間の空きを経て、今回の話は今までと違い、チャット式に地の文をプラスする形にしてみました。

急な文章の仕様変化に戸惑いや読みにくさなどもあったかとは思います……。

ですが、セリフだけでは描写しきれない箇所を補いつつ皆さんにより鮮明にシーンを思い浮かべていただけたらいいなという私事によってこのような形での第2話を作成しました!

そこでなのですが、良ければ今回の話を読んでみてどうだったのか一言でもいいのでご感想をいただけないでしょうか?

皆さんの反応によっては全てとはいかずとも見せ場など重要な話のときに使っていきたいと考えています!

なので、今回の書き方に少しでも興味を持っていただけたのなら今後の参考のためによろしくお願いします🙇‍♀️

また、短い期間での投稿は今後も厳しいかもしれませんが、地道に続けてはいきますので気の向くまま遊びに来ていただけたら幸いです!

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