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警察官
お待たせしました💦
警察官
事情聴取を始めさせていただきます
夕朱
お願いします
警察官
まず、不審な人物に追いかけられたと聞きましたが、何か特徴はありますか？
夕朱
えっと、背はそこまで高くなくて、顔がすごく青白かったです
夕朱
あと、…
夕朱
…っ！
警察官
どうかなさいましたか？
夕朱
あ、…ああ……ｶﾞﾀｶﾞﾀ
警察官
あのー？
警察官
大丈夫ですか？
夕朱
う、後ろっ……！
警察官
後ろ？
警察官が後ろを向くと、そこには 先程、夕朱を追いかけた謎の男がニタニタと笑いながら立っていた。
謎の男
ミツケタ…ミツケタ…
謎の男
アノコタチニ…アゲル…オモチャ…
警察官
動くなっ！
警察官
ストーカー容疑で逮捕する！
謎の男
…ジャマ……
ｶﾞｼｯ(右腕を掴む)
警察官
なっ！
警察官
う、動かない…っ！
ﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ(右腕の骨を折ってる)
警察官
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！
夕朱
…っ！ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ
警察官
や、やめろー！
謎の男
…コッチモ……
ﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ(逆の腕)
警察官
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！
謎の男
……
ｶﾞｼｯ
謎の男
シネ
ｺﾞｷｯ(首を折る)
ﾄﾞｻｯ
夕朱
あ、…ああ……
謎の男
オイデ…オイデ…
夕朱
い、嫌だ…ヤダ…
夕朱
だ、誰か…誰か…助けて……
夕朱はそのまま気絶してしまった
夕朱
う、うう…
夕朱
ここは…？
夕朱
廃墟…なの？
夕朱
とりあえず、出口を探さなきゃ…
夕朱
ここは何の部屋だったんだろう？
夕朱
すごい散らかってるし、埃まみれ…
夕朱
どこかに地図ないかな？
夕朱
あったら助かるんだけど…
ｺﾂｺﾂ
夕朱
ん？
夕朱
この音…まさか……
ｺﾂｺﾂｺﾂ
夕朱
隠れなきゃ！
夕朱は咄嗟に近くにあった物置に身を隠した。
夕朱
(バレませんように…！)
謎の男
…
謎の男
オカシイ…
謎の男
オモチャハ…ココニ……シマッタ…ハズ…
謎の男
ドコニ…イッタ……
ｺﾂｺﾂｺﾂ
夕朱
(行ったかな？)
夕朱
何なの？あの人
夕朱
何が目的なの？
夕朱
とりあえず、早く出なきゃ
数十分後
夕朱
出口どこ？
夕朱
全然見つからない…
ｷｬﾊﾊﾊ ｱﾊﾊﾊ
夕朱
ん？
夕朱
子供の声？
夕朱
誰かいるの？
夕朱
いるなら返事して
琥鉄
！！
琥鉄
先生！
夕朱
琥鉄くん！
颯斗
先生！
碧空
夕朱先生！
夕朱
颯斗くんに碧空くん！
夕朱
みんな無事だったんだね！
夕朱
一緒にお家に帰ろう！
琥鉄
…
颯斗
…
碧空
…
夕朱
どうしたの？
琥鉄
先生、俺たちは…
颯斗
もう、帰れないんだ…
夕朱
え？
夕朱
どういうこと？
碧空
つまり、僕たちは
碧空
既に、この世の者ではないんです…
夕朱
そんな…ヤダ……
夕朱
ヤダよ…
琥鉄
ごめんなさい…
琥鉄
先生までここに来るとは思わなかった…
颯斗
でも、先生はまだ逃げ出せる
颯斗
アイツにやられてないから
夕朱
？
夕朱
何が何だかさっぱり分からない…
夕朱
説明して？
琥鉄
俺たちを捕まえたあの男は、悪霊なんだ
琥鉄
あの電話ボックスを使って子供たちを攫い、催眠術をかけて、自分の操り人形のようにしていたんだ
碧空
僕たちは、なんとかその催眠を解き、アイツから免れることは出来ましたが、術をかけられた時に、魂を抜かれてしまっているので、元の世界に戻れないんです…
夕朱
なるほどね…
夕朱
どうしたら、逃げ出せるの？
颯斗
アイツから隠れながら逃げ続ける
颯斗
それしかないよ
碧空
僕たちは、先生が無事に出られるようにできる限り時間稼ぎをします
夕朱
わかった
夕朱
ありがとう
碧空
頑張ってください
颯斗
俺たちも頑張るからな！
夕朱
うん！
しばらくして…
謎の男
ソロソロ…デカケヨウ……
ｺﾂｺﾂｺﾂ
琥鉄
よし！行った！
琥鉄
準備はいい？
碧空
うん！
颯斗
おう！
3人は両手を広げ、力を集中させた
琥鉄
いくよ！せーの！
すると、青白い結界が張られた
颯斗
上手くいった！
碧空
とりあえず、これで少しは時間を稼げるはず…
夕朱side
琥鉄
先生！
琥鉄
聞こえる？
琥鉄
今、先生の脳内に直接話しかけているよ
夕朱
うん！
夕朱
聞こえるよ！
颯斗
今、俺たちがこの世界の出入り口に結界を張った
颯斗
先生はどこからでも出られるけど、アイツは出入りが出来ない
碧空
それで時間を稼ぎます
碧空
でも、この結界はそう長くは持ちません
碧空
なるべく急いでください
夕朱
わかった！
琥鉄
出口は、その場所を出て、そのまま左に行った先にある大広間の奥だよ
夕朱
OKありがとう！
夕朱
こっちであってる？
琥鉄
うん！
颯斗
そのまま真っ直ぐに進んで！
夕朱
わかった！
碧空
その先の戸を開けたら、大広間です
夕朱
ここ？
夕朱
ここを開ければいい？
碧空
はい！
ｽｰｯ
夕朱
わぁ…
夕朱
ここを抜けた先か…
琥鉄
うん
颯斗
もうすぐだよ
夕朱
…っ
碧空
ん？
碧空
先生、どうしたんですか？
夕朱
みんな、ごめんね…
夕朱
私、みんなを助けてあげれなかった…
夕朱
…辛かったよね？
夕朱
苦しかったよね…？
夕朱
ごめんね…ごめんね……
琥鉄
先生…
颯斗
謝らなくていいよ
颯斗
先生は、俺たちのこと探してたんでしょ？
碧空
他の大人なんて、僕たちのこと探すだけ探してすぐ諦めちゃったのに、先生は、諦めずに探してくれたじゃないですか
碧空
僕たち、すごく嬉しかったんです
碧空
ー大好きなあなたに、もう一度会えたから…
夕朱
みんな…
夕朱
ありがとう…
夕朱
本当にありがとう…
颯斗
ほら、もうすぐで帰れるよ
琥鉄
俺たちは、先生のこと見守ってるからね
琥鉄
大丈夫だ…ｸﾞｱｯ
夕朱
え？
夕朱
虎徹くん？
颯斗
あ、ああ…
碧空
嘘だ…
碧空
アイツに…
碧空
結界を破られ…
夕朱
颯斗くん！碧空くん！
夕朱
どうしたの？大丈夫？
謎の男
…ヨクモ
謎の男
ヨクモ…ジャマ…シタナ…
後ろを振り返ると謎の男が立っていた
夕朱
ひっ…
謎の男
…シネ
夕朱
(ああ…ダメだ…)
夕朱
(せっかく、みんなが助けてくれたのに…)
夕朱
(みんな…ごめんね…)
主
はい！どうもー！
主
主でーす！
主
まず、投稿が遅くなってしまい、申し訳ありません。
主
謝罪致します。
主
第5話で先生編を完結させようと思いましたが、
主
結局次回まで続くことになりました。
主
次回で終わらせます。
主
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主
ではまた次回(o・・o)/~
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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