第一話 狐を探して
こえ
部屋全体に声が響き渡った
こえのおばあちゃん
そう口を開いたのは僕のおばあちゃん
こえ
僕はおばあちゃんの家に頻繁に来ている
なぜなら
こえ
こえのおばあちゃん
こえ
そう、僕は昔"狐"に助けられたことがあるのだ
嘘みたいだけどこれはほんとの話
幼少期こえくん
昔から僕はこの森に来ていた
こえまま
ここに来ては僕とお母さんだけの秘密の川に遊びに来ていた
幼少期こえくん
こえまま
幼少期こえくん
僕はおばあちゃんの家に行くと毎回ここに来ていた
いつも通り遊んでいた次の瞬間だった
幼少期こえくん
僕は水の深い方に行ってしまい溺れてしまった
幼少期こえくん
僕はどんどん沈んでいった
あぁ、もうだめだ、そう僕は思った
すると何処からか声が聞こえてきた
『大丈夫』
その声が聞こえた瞬間僕の目の前に狐が現れた
それはただの狐じゃない9本の尻尾そこには綺麗な虹色のメッシュ
珍しい狐だったこと今も覚えてる
幼少期こえくん
??
『大丈夫』その言葉が聞こえた時
そこからは僕は記憶がなかった
まぁ、こんなことがあったから恩返しがしたくておばあちゃんの家に来ては狐を探しているんだ
こえ
こえ
こえ
太陽が僕にかぶるくらい低くなってきている
こえ
そして僕は諦めてしまった
コメント
1件