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かんら。
かんら。
かんら。
かんら。
かんら。
かんら。
ある日の帰り道
それは起こった。
ばぁう
そうま
ばぁう
そうま
ばぁう
こうやって、「また明日」の言葉を交わす。
明日がやって来るのか、分からないのに。
コツッ.....
ばぁう
足元に転がっていたのは、小さな砂時計だった。
ばぁう
ばぁう
砂時計を逆さに置いた時
ばぁう
周りは見たことのない建物ばかり
ばぁう
登校時によく通った道が、しっかり残っていた。
ばぁう
すると.....
そうま
ばぁう
ばぁう
でも、そまさんは振り返ってくれなかった。
そしてなぜか....
そうま
泣いていた。
俺の名前を呟いて
そうま
ばぁう
ばぁう
そうま
ばぁう
ばぁう
ばぁう
ばぁう
ばぁう
家の場所は変わらず、今と同じマンション
ばぁう
恐る恐る、家に入る
母
父
ばぁう
親にも俺の存在に気づいてもらえなかった。
ばぁう
ばぁう
母
父
母
父さんが席を動いたとき
背後に見慣れないものが置いてあった。
ばぁう
それは
俺の写真の下に、花や食べ物が添えられていた。
ばぁう
添えられていた花は「メランポジウム」
ばぁう
「元気でいてください」
ばぁう
これは、ただの憶測だけど...
周りは見たことのない建物ばかりがあっても、通り道やこのマンションの場所が変わってなかった。だから、ここは
ばぁう
あの砂時計を逆さにひっくり返すと、未来の世界に行けるようになっていたのだ。
ばぁう
この時既に
ばぁうは死んでいるから
ばぁう
耳元で、誰かの声が聴こえたと同時に
元の世界に戻っていた。
ばぁう
砂時計を見ると
砂は完全に下へ落ちていた。
ばぁう
けど、あの世界で俺が死んでいるのは確かだ。
この砂時計を頼りに
人生を変えていこう。
そう心に誓い、足を動かした。
かんら。
かんら。