私🌸はそこそこ良い会社に務める平凡社員である。仕事もまあまあうまく行っていて特に不自由はしていない。
だが今日から2週間の休みが入った。 件の感染症にかかってしまったのだ。
先ほど会社からゆっくり休んでとメールが来た。
なんてホワイトなんだろう
だが私は申し訳ないことに完全無症状にある
なので遠慮なくゲームをやろうと思う
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無症状といえどこの完全隔離状態で1人でプレイするとなると仲間が欲しくなってくる
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〜Twittar〜 一緒にオンラインゲームをしてくれる人1人募集!! 条件 性別年齢何でも🙆 タメ口🙆 基本楽しくゲーム出来る人だったら💮 できる人リプください!
こんな感じで募集をかけてみた。
とりあえず来るまででソロプレイだなと思っていたその時
ピコンッ📨
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もう来たのである、
よろしければお願いします!
こんな1言 リプを見ただけでは分からずアイコンからプロフィールまでとんでみる
プロフィールは見たところ男性らしい。 気になる投稿といえば
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十字のピアスが写った写真 どこかで見たことあるような気がした
あとは特に気になることもなかったのでこの人に決めた。
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早く始めたいのもあり早速返信した
ありがとうございます!
すぐに返信が来てとても丁寧な人。 そんな印象を受けた
早速オープンワールドのゲームでフレンドになった
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チャットで話しかけると初期スキンの そのプレイヤーから返事が来た
三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
ちゃん!?初対面からちゃん付け、 これは変人か?女たらしか? という酷い偏見を持つ。
だが断る理由もないので
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三ツ谷
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三ツ谷
三ツ谷
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みつやくんは慣れてないらしく操作がたどたどしかった。
そうこうしている間に時刻は1:00を回ろうとしていた。
三ツ谷
私の動きが鈍くなってきたのを察したのかこんなことを聞いてきた
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三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
三ツ谷
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PCを閉じてベットに体を沈めるとみつやくんと話した内容を思い出した
みつやくんは私より1個年上なこと 普段ゲームはやらないこと 妹が2人いること
そして優しい言葉遣いなどから優しい人だと分かった、前言撤回だ。
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そうして私は深い眠りについた……
それからほぼ毎日2週間ゲームをした
みつやくんとゲームをするたびみつやくんに対する好感度が上がっていった。 でも好意であって恋ではないのだ
勘違いしないように自分に言い聞かせる
明日からは仕事が始まり私はいつも通りの生活に戻る
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そう、仕事が始まるとゲームをしたくてもなかなか出来なくなる
だから自然に関係が消える前にしっかり話してから離れよう、 そう思ってゲームにinした
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三ツ谷
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三ツ谷
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他の人と、自分で言っておきながらすごいモヤモヤする。胸が締め付けられる。
三ツ谷
三ツ谷
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みつやくんの口調が強くなる
三ツ谷
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三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
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三ツ谷
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まさかの持続宣言 心のもやもやが晴れたような気がした
三ツ谷
みつやくんのキャラも ぴょんぴょんはねている 文面だけでは伝わりづらいこともキャラが表現することでより私の心が晴れる
三ツ谷
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三ツ谷
私達は同じ県に住んでいることがすでに把握済みなので行けないことはないのだ ただ問題があるとすれば
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三ツ谷
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私、人と話すことが苦手なのだ。
三ツ谷
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みつやくんをこの目で見てみたい気持もある。 いや、その気しかない、でも喋るとなったら…
三ツ谷
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三ツ谷
さすがみつやくん鋭い、 実は私が眠いのも百発百中で当ててくる
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三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
私の本心をズバスバ言い当てていく 言い方が意地悪だ
三ツ谷
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三ツ谷
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三ツ谷
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三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
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三ツ谷
やっぱり意地悪だ、 そしてオフ会に行くと言葉巧みに乗せられてしまった。 でも私も会ってみたいには変わりないので腹をくくる
こんな話をしたあとはいつもよりミスが多く、何なら自爆してしまった。 みつやくんは爆笑していた。 動揺が隠しきれていなかったらしい
三ツ谷
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三ツ谷
優しい言葉をかけられる、優しいのか意地悪なのか一体どっちなんだ、
おやすみと言ってPCを閉じて流れるようにベットに転がり瞼を閉じた。
来たる土曜日、私はとある居酒屋の1席で百面相していた
目の前には知らない人、女性ならまだ良かった、男性がいる(泣)しかも2人 明らかにみつやくんじゃない
そして奥には女性がある1人の人にめちゃくちゃ集まっている。 近づきたくない、
カオス
男
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突然話してきた目の前の男性に戸惑う
男
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オフ会ってゲームのこと話さないのか コミュ力おばけの集まりなのかとそれに下心見え見えだ。早速後悔する
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男
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とりあえずこの緊張状態をどうにかしようとお酒を頼む
そして頼んだお酒を一気に飲み干した
男
その時自分はお酒に強くなかったことを思い出す、
青ざめる暇もなくどんどん顔が火照っていく
そしてふわふわとした感覚に襲われる
男
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本当は全然大丈夫じゃない
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酔いを覚まそうと立ち上がると既に千鳥足になっていた
男
そんなことを言いながら腰に手を回してくる。
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男
🌸
男
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抵抗虚しく連れて行かれそうになった その時
三ツ谷
三ツ谷
突然やってきた男性、私を男から引き離し引き寄せて男に言った。 見上げるとイケメン。重要なのはそこではなくあの十字のピアスを身に着けていたのだ
男
などと言って逃げて行った
だが私の意識は男そっちのけで目の前の男性にあった
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三ツ谷
三ツ谷
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私は柔和な表情で答える
だが逆にみつやくんの表情は硬い
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酔った私は思ったことがすぐ口に出る
三ツ谷
何故か怒っている
三ツ谷
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はぁ〜っとため息をつきながらみつやくんは自分の着ていた上着を私に被せてきた
三ツ谷
🌸
そう言って席を立って行った
だが私はみつやくんが帰ってくる前に寝てしまったらしい
どのくらい経ったのだろう、 私が起きるとほとんどの人に酔いが回っていた
頭痛で目を覚ます
🌸
三ツ谷
三ツ谷
差し出された水を受け取りながら 数秒遅れで目の前の人物がみつやくんであることを思い出す
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そして私が羽織っている見慣れない上着に顔が火照る
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三ツ谷
三ツ谷
三ツ谷
三ツ谷
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何故私は今日出会ったばかりのみつやくんに説教されているのだろうか ゲームじゃビギナーなのにリアルはオカンだ。
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三ツ谷
お礼を言うとニッと笑い返してくれる
笑顔の破壊力が凄まじい、
あわあわしているとオフ会の幹事であろう人からお開きの言葉が放たれた
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三ツ谷
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三ツ谷
やっぱり、、
三ツ谷
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デート??でーと??
三ツ谷
三ツ谷
意地悪そうな表情で私を誘う
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三ツ谷
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私のスマホに現れた"三ツ谷"という文字、 その三文字は羅列する名前の中でスポットライトで照らされたように目立って見えてしまう。
三ツ谷
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私もつい満面の笑みでお礼を言うと
バッと口元を隠しながらうつむくみつやくん
三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
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三ツ谷
結局拒否権はなかったらしい
三ツ谷
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と、ここまで言って気付く。 こんなのストーカーでは? Twittarで得た情報で本人特定はストーカー行為なのでは?
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三ツ谷
私の必死さにみつやくんは吹き出す
三ツ谷
私がストーカーではないことを信じてくれたらしい
みつやくんはいまだ笑いながら私の頭を撫でながら分かった分かったと言う
不意にも私はその行動にドキっとしてしまう
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三ツ谷
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まさかのストーカー?という言葉が ニ◯コニコ動画並みに頭を駆け巡る
三ツ谷
三ツ谷
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思い出せそうで思い出せないまましばらくピアスを見つめる
三ツ谷
みつやくんがメガネを取って覗き込んできた
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三ツ谷
ここでみつやくんと面識があったことが判明
三ツ谷
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三ツ谷
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三ツ谷
三ツ谷
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三ツ谷
🌸
三ツ谷
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驚きでオウム返しになる
三ツ谷
数秒経ってやっと脳に情報が届く 顔に熱が集まる、 まさかの発言に頭がパンクしそうだ。
三ツ谷
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私の声は電車のアナウンスにかき消された。
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目線が合う
三ツ谷
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聞こえてたんだと恥ずかしいやらなんやらで顔が見れないので静かにうなずいてみる
三ツ谷
三ツ谷
🌸
三ツ谷
🌸
三ツ谷
🌸
どんどん出てくる言葉に戸惑いを隠せない
此処でタイミングがいいのか悪いのか電車が来てしまう
🌸
三ツ谷
残念そうに、でもはにかんだ笑顔でおやすみと告げてくれた
🌸
私も今度はアナウンスに消されぬようにと大きな声でおやすみと告げる
名残惜しそうに手を振るみつやくん、それがとてつもなく愛しく感じた
コメント
1件
三ツ谷くんカッコよすぎる💗🙈💗