……!?
蘭
蘭
俺は 灰谷蘭。
訳あって、今は 一応…上司である 三途春千夜の家に住み着いている。
そんな俺は、今
とんでもないものを聞いてしまった… 気がしている…。
数十分前……
( リビング )
三途
三途
蘭
蘭
そう言って、三途は自室に戻った。
蘭
……口には出さないが
さっきから三途の様子がおかしい。
自分で言うのも難だが 昔っから、頭のキレる俺。
こういう勘はよく当たるのだ。
蘭
蘭
でも、普通にモンブランを三途と 食べてただけだ。
アイツの気に触るようなことなんて してない…
はず……。
蘭
蘭
答えなんて 見当もつかない。
蘭
気になった俺は
ソファーから立ち上がり、 三途の自室の方へと向かった。
( 春千夜の自室前 )
蘭
蘭
でも、もう少しだけ…
俺は、物音をたてないよう
ドアに耳を当ててみる。
蘭
今回は、俺の勘が間違っていたらしい。
そう、ドアの前から足を引こうとした
その時だった。
三途
蘭
ドア越し 故に 大して聞こえないが
俺の名前を呼ぶ、三途の声が 確かに した。
俺は、もう一度 ドアに耳を当てる。
三途
三途
蘭
そして今に至る。という訳だ。
三途が誰を好きだって……??
あまりの衝撃に脳がパニックを起こす。
『好き』。
その言葉の前に、確かに呼ばれた 俺の名前。
蘭
蘭
蘭
蘭
蘭
普段、あんなに悪態をついてくる 三途が 俺の事を好きな訳が無い。
…いや、まてよ
蘭
蘭
そうだとしたら…
めっっちゃカワイイじゃん…!?
気持ちの整理が追いつかない。
俺は、一先ず この場から離れることにした。
( 蘭の自室 )
蘭
蘭
三途はあくまでも『友人』。
もう少し、固くいえば 『上司と部下』 の関係なのだ。
しかも 男。
当然、三途を そういう目で見たことは ない。
蘭
『恋愛対象』か? と聞かれれば
答えを出すのに時間が掛かる。
蘭
蘭
蘭
蘭
アイツの気持ちを知らなかったとはいえ…
くそ最低じゃん!俺…!
蘭
でも、過ぎたことだ。
もう遅い。
蘭
蘭
そんな疑問を抱いてしまえば キリがない。
蘭
蘭
その夜、俺は その事が気になりすぎて
一睡も出来なかった。
というのは、三途には 内緒だ。
コメント
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ニヤけが止まらん
ニヤニヤニヤニヤ
おっふ