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( 朝 )
三途
まさか、好意を抱いてる 張本人。
灰谷蘭 に『好き』なんて言葉を 聞かれてるとは知らず、
俺は目を覚まし、リビングへと向かった。
( リビング )
蘭
蘭
三途
時刻はまだ 6:00
いつもなら 余裕で昼まで寝てる蘭が もう起きてるなんて珍しい時間だ。
蘭
蘭
三途
三途
蘭
三途
蘭
三途
三途
…また思ってもない事を言ってしまった
蘭
蘭
三途
もうちょっと一緒に居られると 思ったんだけどな…。
蘭
三途
ガタン…( ドアが閉まる音 )
三途
よし、俺も準備するか。
俺は その後 身支度を整え、 仕事場に向かった。
( 職場 )
カタカタカタ…( キーボードを打つ音 )
( アジトの廊下 )
三途
カッカッカッ…(足音)
三途
俺は 足音がした方を振り向いてみる
三途
蘭だ…!!
足音の正体が 蘭のものだと分かると
俺は アイツに駆け寄った。
三途
蘭
蘭
蘭は声を掛けられるまで こちらに気が付かなかったのか
驚いたように ビクッと肩を揺らした。
蘭
『ソレ』というのは 先日、蘭から貰ったカフスボタンの事だ。
今日も、水色の宝石が輝いている。
三途
俺は嬉しそうに目を細める。
蘭
蘭
三途
蘭
そう言って蘭はどこかへ行ってしまった。
三途
いつもなら 『お前がくれたヤツだから。』 なんて言えば
『なに?俺のこと大好きじゃん(笑)』 とか何とか言って、からかってくるのに…
三途
かと言って、思い当たる節もない。
帰ったら、蘭に直接聞いてみるか
そう思えば、俺はまた歩き始めた。
数時間後……
( 帰宅 )
三途
家に帰宅してみると、蘭の靴が 玄関にはあった。
つまり、もう帰って来ている。 ということなのだろう。
俺はリビングに向かった。
( リビング )
三途
いざ、リビングに向かってみれば
そこに蘭の姿はなかった。
自分の部屋に引きこもってんのかな…
俺は蘭の部屋の方に足を運ぶ。
( 蘭の部屋 の前 )
ガチャ…( ドアを開ける音 )
俺はノックも無しに、蘭の部屋の ドアを開けた。
なんだかんだ、初めて入る蘭の部屋。
ただ そこには…
ベッドで 寝息をたてている蘭の姿があった。
俺は蘭の近くにしゃがみこむ。
…心做しか、心臓がうるさく鳴る
三途
三途
俺は 小さな声でそう呼びかける。
………… 。
返事が返ってこないあたり
本当に 熟睡しているようだ。
三途
俺とは違って…
俺の顔面には、 ダイヤ型の傷跡が 口元に2個ある。
所詮、傷物の顔だ。
三途
俺はそう呟きながら、 蘭の唇を指先でなぞった。
どうせ叶わねぇ 恋なら…
このくらい許してくれるよな…
三途
意を決した。
俺は、端正な顔立ちをする彼の顔に 手を当て
そっと…口付けをする。
ッちゅ…( リップ音 )
静寂に包まれた 個室には リップ音だけが響いた。
何だか、官能的だ。
……つか、これ起きたらやべぇよな…。
俺は今頃になって焦り出し、顔を離し 蘭の顔を見てみる。
三途
三途
三途
ふぅ…。と一息付けば
起きないうちに…。なんて 急いで部屋を後にした。
ガチャ…( ドアを閉める音 )
……。
静かになった部屋に1人。
灰谷蘭は、
蘭
なんて小さく呟きながら ため息を零し
密かに顔を赤らめているのであった。
コメント
101件
やばい、ニヤケすぎて従姉妹に引かれてるw
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…あ…好き…寝込み襲うとかまじ好き…
んふふふふふふふふんふんふふふふふんふ