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澪 ㄘゃん ‼️
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コメント
1件
ちょっとベンさん、今回の12話やばかったです!!!😭💕 兵八さんが地道に車の絞り込みしてるシーン、まるで自分も一緒に推理してるみたいでドキドキしました…! 「なんで開いてる?」からの展開、心臓止まるかと思ったよ…。まさか向こうから待ち構えてるとは思わなくて、もう続きが気になりすぎて今夜眠れないかも…!⋆♡
同日、退勤後
壁には72枚の県内の一部分が印刷された用紙がテープで貼り付けられており、それらが組み合わさって県全体の姿が現れている
8日に一度見て、再度今日、県内での存在を確認できた
始めは他の県に住んでいることを考えたが、もう一度見たとなると、この県に住んでいる可能性が浮上してきた
兵八は地図を見つめていた
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
絞り込むには材料が足りないが、気になることがあった
鷹村 兵八
鷹村 兵八
カチッ スーー(マウスが動く音)
鷹村 兵八
鷹村 兵八
椅子に深く座り直し、腕を組んだ
カチッカチッ カタカタカタ
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
視線を壁の地図に移し、南西方向に指を走らせる
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
絞り込むには、別の角度からもアプローチが必要だ
兵八はパソコンに向かい直し、茨城県内の企業数を調べてみることにした
鷹村 兵八
鷹村 兵八
兵八は車を調べてみることにした
外の造り、フロントガラスから見えた車内の質感、シートの造りから安い車ではないことは想像がついていた
鷹村 兵八
調べた結果、同車種の価格はおよそ2500万から3000万円に落ち着いていたことが分かった
鷹村 兵八
それから兵八は検索を重ねていき、82社まで絞り込み、それぞれの位置を調べた
プリントアウトした一覧を手に取り、赤ペンで壁の地図に1社ずつ位置を記していった
鷹村 兵八
スッ スッ スッ
鷹村 兵八
鷹村 兵八
カチッ カチッ
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
次に車通勤についての論文や統計を調べてみることにした
鷹村 兵八
鷹村 兵八
面積が広く人口密度が低く・・
鉄道網は水戸線、常磐線、鹿島線など沿岸部に集中しており、県中央部や西部の公共交通は薄い
さらに通勤距離が長い傾向があり、つくばや水戸といった都市間の遠距離通勤も珍しくない
鷹村 兵八
ズガァン!! ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!
鷹村 兵八
鷹村 兵八
何気なく手を伸ばした瞬間、端に置かれたペン立てにかすかに触れた
鷹村 兵八
ガシャッ カラカラ
ペン立てはぐらりと傾き、縁で一度揺れたあと、重力に引かれるように机の外へ滑り落ちた
落下とともに、中に入っていたボールペンやシャープペンシルが四方へ散らばり、転がっていく
鷹村 兵八
ペン立てを元の位置に戻し、時計をみると5時間が経過していた
今日は休日なので、充分に調べられる時間はある
検索ワードには "ぬいぐるみ 手足が長いうさぎ ピンク" と打ち込んであった
鷹村 兵八
鷹村 兵八
映像の解像度では細部まで確認できなかったが、くすんだ色味に見えたことから、古いものだという印象を受けた
検索結果にはぬいぐるみの画像が並んでいたが、どれも見たものとは微妙に違っていた
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
それ以上は分からず、踏み込めない領域だと感じ、検索を閉じた
続いて、住居の絞り込みに移った
パソコンに条件を打ち込みながら、手のとある特徴と今までの情報を加味して除外できるものを声に出して確認していった
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
次に兵八はコインパーキングの位置を中心に、地図上に円を書こうとした
鷹村 兵八
線がガタガタになりながらも、定規を使って丁寧に線を書いていく
鷹村 兵八
そして、茨城県内かつ円の外側の場所を青く塗りつぶした
鷹村 兵八
全部調べ上げるか
8月13日
結局、除外する住居等を全て調べ上げるのに1日を消費した
調べて考えていく内に、何か見落としているんじゃないかという気持ちに何度もなった
思考の末、地図上で絞り込んだ候補区域は7つ
コインパーキングから南の位置に2カ所、南西の位置に2カ所そして・・
北側の位置に2カ所、東南の位置に1カ所だ
車は始め南西の方角に向かって走っていたから、北側と東南の3カ所の可能性は低いと見ている
だが念の為、候補として挙げた
最初は南に位置する場所から調べていくことにした
一軒家が並ぶ静かな通りで、駐車スペース付きの家が多い
鷹村 兵八
車を路肩に停め、周囲を歩いて確認した
鷹村 兵八
1時間近く歩き回ったが、収穫は無かった
2つ目のエリアは、1つ目より幹線道路に近い
住宅地に入り込み、また車を低速で流していく
鷹村 兵八
停まるたびに車を確認していくが、一致するものは無い
日が傾き始めた
4つ目の候補区域に入ったのは、夜の7時を過ぎた頃だった
1から3つ目と比べて、明らかに様子の違う場所だ
家と家の間隔が広く、敷地が大きい
鷹村 兵八
兵八はリアルゲン3000plusの小瓶を取り出し、蓋をひねった
カチッ
飲み干すと車を降りて、各家を確認していく
塀や生け垣に囲まれた家が多く、中が見えにくい
鷹村 兵八
開口部から車が見える家を重点的に確認していく
タッタッタッ
通りを3本超えた時だった
鷹村 兵八
鷹村 兵八
塀の切れ目から、駐車スペースが見えたので、双眼鏡を取り出す
鷹村 兵八
鷹村 兵八
胸の中で何かが静かに固まる感覚があった
安堵でも興奮でもない、ただ覚悟に近い何かだ
鷹村 兵八
改めて家を観察してみることにした
2階建てで塀に囲まれており、内部の様子は限られた角度からしか確認できない
全ての窓が暗めで明かりがついているのかが分からない
時刻は9時を回っていた
兵八はサングラスとマスクを顔につけて車のシートに身を沈め、エンジンを切ったまま待っていた
車は確認できたが、あの家が男のものかどうかをまだ確認できていない
鷹村 兵八
明日から3日間は既に有給休暇の申請を入れてあるので、一晩中ここに居座ることは可能だ
鷹村 兵八
12時を過ぎた頃
依然として外出する様子は無い
兵八はコンビニで買ったぬるい缶コーヒーを一口飲んだ
深夜2時、4時と変化は依然として無い
眠気が来ては、首を振って追い払った
自宅に戻ったのは12時を過ぎた頃だった
結果としては、今朝、あの家から出てきた車に乗っている男は、以前会った男だと分かった
鷹村 兵八
天井を見つめながら、頭の中で整理していく
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
位置情報を知らせるだけじゃない
兵八はメモ帳を取り出し、ペンを走らせた
鷹村 兵八
塀を超えても、敷地に入った後、建物までの距離がある
不用意に踏めば音が出る砂利が敷かれている箇所があった
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
兵八はメモ帳を閉じ、天井を見つめた
鷹村 兵八
8月8日に事故現場で能力を発動したあの瞬間、全能力者にあの男の位置情報が知らされた
あの日からもう6日も経ってる
血気盛んな人間なら、もう茨城に来てるだろうな
鷹村 兵八
鷹村 兵八
リュックの中身を机に並べた
一つずつ確認していく作業の中、ナイフだけはなかなか手に取れなかった
鷹村 兵八
そのナイフは部屋の照明を受けて鈍く光っていた
これで、人を…
頭の中で言葉にした瞬間、胃の奥が締め付けられるような感覚があった
机に置いたまま、しばらく動けなかった
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
そう自分に言い聞かせても、手の感覚だけがどこか遠かった
夕方に食べたご飯の味はほとんど分からなかった
噛んでいるのか、ただ口を動かしているだけなのか、それすら曖昧だった
深夜0時を過ぎた頃、兵八は車を出した
家の正面ではなく、昨夜と同様に少し離れた場所に停めた
虫の声以外、何も聞こえない
鷹村 兵八
鷹村 兵八
鷹村 兵八
軍手をはめ、ドアを静かに開けた
ザッ
両手を塀にかけ、一気に体を持ち上げた
腕に鈍い痛みが走る
塀の上で腹這いになり、内側の様子を窺った
鷹村 兵八
そのまま、音を立てないよう、内側へ体を滑り込ませた
月明かりを頼りに、足元を確かめながら芝の上を一歩ずつ進む
完全な無音とまではいかず、その度に体が強張った
鷹村 兵八
植え込みの陰を縫うようにして、建物の壁際まで近づいていく
壁伝いに移動しながら、一つずつ窓を確認していく
1つ目の窓は鍵がかかっていた
鷹村 兵八
2つ目に手をかけようとした時だった
スッ
鷹村 兵八
指先が窓枠に触れた瞬間、僅かな抵抗もなく動いた
鷹村 兵八
兵八は迷いを振り切るように、窓枠に手をかけた
体を低くして、隙間から中へ滑り込んだ
目が闇に慣れたおかげで、輪郭が見えてきた
ソファ、テーブル、棚があるリビングらしき広い空間だった
鷹村 兵八
暗い廊下を抜けると、階段が見えた
2階につくと、廊下の先にドアが1つだけ、僅かに開いていた
兵八はナイフを構えた
鷹村 兵八
隙間に指をかけ、ゆっくりと押し開けた
カチャ
鷹村 兵八
帝嘩怒 仁
探す手間が省けた