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志歩

……

いっっっづ!!!

志歩

!?

志歩

お姉ちゃんの声!?

志歩

外から…

志歩

まさか…

急がないと___!

志歩

お姉ちゃん!?

…し、しぃちゃん

志歩

何やってんの!

ええっとこれはね…

志歩

そんなんどうでもいいから!

志歩

力抜いて!

え?あ、うん、

志歩

よいしょっ、と

しぃちゃんは上着を脱いで私に掛けてくれた。

(暖かい…)

志歩

黙っててね

そして、ゆっくりと私の手を引いた。 立たてせてくれたの。

志歩

ゆっくり行くよ。

本当にゆっくり_手を繋いで歩いた。

(( •̥╶ •̥` ))

思わず涙が零れた。

志歩

はあ"全く…

(怒ってる…怖い)

その後、玄関に着いてからも しぃちゃんは繋いだ手を離さずにいた。

靴を脱いだあと、 ぎゅっっと強引に引っ張られて__

着いたのはしぃちゃんの部屋だった。

志歩

ストーブ付けるから待ってて

はいッ

とんでもない威圧感……死ぬかも…

チッチッチッ

(あたたかい…)

それから黙ったまんま

しぃちゃんは怪我の手当をしてくれた。

══════════════════

部屋も暖まりきった頃

ずっと沈黙だった合間から、 しぃちゃんが口を開く。

志歩

お姉ちゃんの。。。

しぃちゃん?

志歩

バカ…

志歩

バカバカバカ!!!

!?

志歩

バカにも程があるよ…

志歩

なんでこんな寒い日にさ、

志歩

あんなに薄手で踊ってんの…

志歩

「暖かくしてね」って言ったよね?

えぇ…

志歩

その怪我だってさっきのだし!!

でも、でもね!!

志歩

!?何…

事務所の為に!

私は完璧じゃないと…

期待に応えないと行けないの!

だから邪魔しないでほしい…

志歩

…これ以上求めたって無駄じゃない?

何が…

志歩

お姉ちゃんは振りも何もかも出来てる

志歩

でもね、これを積んだって意味は無い。

志歩

しょっちゅう、ネットで叩かれてるのも知ってる。

そんな…

志歩

叩きの内容は「華」とか「努力」とか

志歩

他の子のファンが嫉妬してる…

志歩

でもそんなのはどうでもいい!!

よくない!!!

志歩

お姉ちゃん!!!私が教えてあげる…

「1番はやく完璧になるには___」

【本当の自分を探しに】

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