彼岸 湊の事件簿

小学生時代の湊はいつも悠と２人で居た。いつも静かだった2人は、クラスメイトから嫌われており、いじめたりされていた。

悠がクラスメイトの小学生に向かって椅子から立ち上がろうとする。 しかし、それを湊が制する。

湊に殴りかかろうとする。

結月が現れた途端に、2人を囲っていた小学生達は逃げていった。 結月はクラス委員長で、真面目と言う訳では無いが、クラス内で起こったいざこざは見過ごせないタイプだった。

そこから湊と悠は、結月と知り合い、遊んでいる内に仲良くなっていった。

午後16:58 保健室

結月の死体を見て、湊が狼狽える。

湊はポケットから白い手袋を取り出し、その手袋をはめ、結月の死体に近付く。

狼狽える保健室の先生を横目に保健室へと入っていく。

死体は保健室のベッド横の、壁とベッドで挟まれている空間の床にある。

湊は、結月の制服のポケットの中を調べていく。

湊は、先生に向かった歩いていく。

湊は先生の返事を聞くと、悠の元へと急いだ。

午後17:09 西校舎付近

それからはまず、湊が結月の現場について分かったことを悠に伝えた。

そこに麻里奈がやってきた。

麻里奈は雪音の死体を見て絶句する。

麻里奈の友達達も絶句していた。

そこに警察官達が到着した。

榊刑事と呼ばれる人物が、湊達に近付いていく。

麻里奈は、榊に縋り付く。

湊は状況を説明した。

榊がそう命じると、警察官4人、そして鑑識官が保健室へと向かった。

湊は頷く。

榊は、雪音の死体へと歩き出した。

もう1人の警官が湊達にそう言った。

午後17:26 坂下 雪音死体付近

2人は榊の所へやって来た。

鑑識官達が雪音の死体を調べていた。

湊は榊が聞こうとしていたことを先に答えた。

それから暫く、湊と悠は榊に話を聴かれた。

そう言うと湊は西校舎へと入っていった。

午後17:47 家庭科室

湊は、結月の死体に刺さっていた包丁の出処を探して家庭科室に来ていた。

包丁が仕舞まってある場所には、1本包丁が無かった。

そこに家庭科の先生が入ってきた。

湊は無言で退出し、屋上へと向かった。

午後17:53 西校舎屋上

湊はこの事件の犯人にもう気付いていた。

湊は屋上のフェンスを、右手でグッと掴む。

その時中庭から、麻里奈の声が聞こえた。

屋上から麻里奈を見て、溜息をつく。

麻里奈は警察官と言い争っている。

湊は、他のみんなが集まっている下の現場へと向かった。