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彼岸 湊の事件簿

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彼岸 湊の事件簿

3 - 学舎の事件篇 3

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2020年10月07日

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午後18:03 坂下 雪音死体現場

麻里奈

もう全部話しましたわ!だから…

(まだ言い争ってる…)

桐生さん。

麻里奈

な、なんですの!

桐生さんは放課後何処にいたの?

麻里奈

まさか私を疑ってますの!?

ううん、一応聴いておこうかと思って。

麻里奈

…体育館ですわ。今日は演劇部の活動があって、それでこの子達と一緒にね?

取り巻きA

うん、そーだよ。

取り巻きB

確か15時ぐらいからだったかな。

取り巻きC

そうそう。あ、でも私達は演劇部が解散した後もちょっと残ってたね。

残ってた?

麻里奈

…小道具なんかの整理をやってましたの。いつもは他の皆さんに任せっきりで申し訳なかったですから。

…そう。

麻里奈

他の演劇部の皆さんに聴けば分かりますわ!

麻里奈

それでわかったでしょう!?私は2人の死とは無関係ですわ!

麻里奈

私は帰らせて貰いますわ!

…ダメ

麻里奈

何でですの!私は素直に話したはずですわ!

うん、犯人じゃないのは分かってる。

麻里奈

だったら…

でもまるっきり無関係とは言い切れない。

麻里奈

え!?

おい、何故お前が仕切ってる。

彼女にはこの事件の真相が分かったんですよ。

…なに?

麻里奈

だったら私が犯人じゃないと証明してくれません!?

うん、ちゃんと皆に話すつもり。でも証人がまだ来てない。

麻里奈

証人?

刑事さん、保健室の先生を連れてきて貰えませんか?

心配するな。俺の部下がすぐ連れてくる。

どうやら榊は、湊が来る前に連れてくるように、既に命じていたようだ。

そう、じゃあ後は…

家庭科の先生

あの…

そこに家庭科の先生がやって来た。

先生、こっち。

家庭科の先生

あ、彼岸さん。どうしたの?何かあったの?

それは…

警察官

榊刑事、連れてきました。

保健室の先生が到着した。

保健室の先生

あの、何か分かったんでしょうか?

ああ、どうやらこいつがな。

それじゃあ話して貰おうか。この事件の真相ってやつを。

榊は『どうせガキの暴論だろう』と思っており、全く期待していなかった。

まず犯人は、保健室に何らかの方法で結月を呼び出した。

そして、そこで結月を刺し殺し、入口から出ていった。

これが一通りの『東雲 結月殺害事件』の流れ。

ここまではいい?

ああ、扉は空いていたし、窓の鍵は掛かっていた。これで間違いないだろう。

うん、それで第1発見者は保健室の先生、そうね?

保健室の先生

ええ、私は…いえ私達職員は、午後の職員会議があったから保健室を空けていた。

そう、だから誰でも犯行は可能。桐生さん達を覗いて。

麻里奈

ふん、当然ね。

それと先生。

保健室の先生

何かしら?

職員会議は何時頃から、何時頃までだったの?

保健室の先生

確か15時15分ぐらいから16時15分ぐらいだったかしら。他の先生達は、終わってからすぐに帰ったわね。

うん、それは知ってる。中庭にいた時先生達が次々に帰って行ったのを見たから。

麻里奈

なんで先生は帰らなかったのかしら?

保健室の先生

私も帰ろうとしたけれど保健室の鍵を掛けてないことを思い出して、鍵をかけに行ったのそしたら…

害者が倒れていたと。

保健室の先生

はい…

だったら家庭科の先生もなんで残っていたんだ?

家庭科の先生

今日は私が戸締りだったから、生徒は残ってるか、見回ってたの。

家庭科の先生

というか殺害事件って何?誰か死んだの?

…話が進まなそうだな。

うん、先に説明した方がいいみたい。

家庭科の先生

湊は、家庭科の先生に説明をした。

家庭科の先生

そんな…東雲さんと坂下さんが…?

うん、その犯人を明かす為に私は今話してる。

家庭科の先生

…分かった、続けてちょうだい。

ん。

湊は頷くとひとまず次の事件の話を始めた。

次は、『坂下 雪音殺害事件』について。

…いえ、殺害じゃないわね。

ああ、自殺だ。

そうだな。自殺だ。鑑識の調べでも死因は落下死。

麻里奈

え!?自殺ですの!?

うん、屋上も調べてみたけど怪しい所は無かった。血の跡すらね。

(やっぱりトイレなんて嘘じゃねぇか…)

そんなの当たり前。彼女は屋上から飛び降り自殺をしたのだから、屋上を調べても何も残ってない。

麻里奈

ちょっと待って!自殺なら遺書ぐらいあるのは普通じゃない!?

遺書を残すのは定番ってだけで絶対と言う訳じゃない。彼女はあるきっかけがあって衝動的に自殺した。

麻里奈

っ!ならなぜ彼女が自殺したのか理由を話して貰えます!?

うん、その自殺の理由がこの事件の核なの。

…そういう事か。

麻里奈

ちょっと!1人で納得しないで貰えます!?

大丈夫、ちゃんと話す。

麻里奈

そ、それならいいですけど…

ならこれからは犯人の動向か。

うん、これから犯人の行動を順番に解き明かす。

犯人はまず凶器を入手するために家庭科室にやって来た。

…包丁だな。

うん、犯人は結月を殺す為の凶器を取りに来た。

家庭科の先生

え、それって…

そして、保健室で結月を呼び出し…いいえ結月と一緒に行き、殺害。その後屋上に…

麻里奈

ちょっ、ちょっと待って!それじゃあ犯人って…

そう、犯人は…

犯人は…

坂下 雪音。

麻里奈

はぁ!?そんな暴論…第一なんの根拠も証拠もないじゃない!

根拠も証拠もある。

まず、坂下さんは家庭科室に入る為に鍵を借りに来た。そうよね?

家庭科の先生

ええ…15時頃職員室に来たわ。

うん。坂下さんは結月に忘れ物をしたとか言って、家庭科室へ行く口実を作った。

鑑識官

刑事!被害者のポケットから鍵が!家庭科室と書かれています!

…決まりだな。

それで家庭科室に来た坂下さんは結月を外で待たせ、包丁を手に入れた。彼女は結月と違って鞄を持って行っていた。包丁を持ち出すのは簡単だわ。

確かに鞄が害者の近くに落ちていたな。怪しい物は無かったがな。

そして、これは憶測の域だけれど坂下さんは『体調が悪くなったから保健室に寄ってもいい?』と言って結月を保健室へと向かうようにした。

そこで坂下さんは結月を殺害。

結月を殺害した証拠はある。坂下さんの袖に着いている血。

湊は、雪音の袖を指差した。

鑑識!鑑定は終わってるか?

鑑識官

ついさっき終わりました。東雲 結月被害者の血液と一致しています。

やっぱり…

それは結月を刺した時の返り血。

手じゃなく袖に付いたのは、包丁に指紋が付かないように保健室の包帯を手に巻いたから。

その巻いた包帯は保健室のゴミ箱に捨てたんだと思う。

保健室のゴミ箱に血が付いたがあっても、何ら不思議じゃない。

確かにあっても不思議じゃないな。何せ保健室だ。日頃から怪我人が来るだろう。

うん。

警察官さん。保健室を調べた時にはあった?

警察官

ええ、ありましたよ。ただ保健室だからそれほど重要じゃない物だと思っていたんですけど、一応鑑識の方に回しておきました。

上出来だ。

そして、保健室から出た彼女は、その後屋上に来て自殺した。

だがお前が中庭いたなら、坂下が東校舎から西校舎へと向かう姿を見たはずだか?

西校舎へ行く方法は他にもある。

体育館側の出入口だな?

そう、そっちの出入口を使ったの。

実際保健室から西校舎へ行くには、西校舎の体育館側の出入口から出た方が早い。ここの中央出入口を使うよりもね。

保健室は体育館側にあるからだな?

うん。出入口が近いのにわざわざ人と鉢合わせる可能性がある廊下を使う必要は無い。

麻里奈

なら西校舎の最南にある家庭科室からわざわざ1番遠い出入口を使ったってこと?それは流石に無理があるんじゃないかしら。

ううん、行きはこの校舎と校舎の2階を繋ぐ中央回廊、もしくは1階の中央出入口を使ったと思う。

行きはただ保健室に行くだけ。なんにも怪しいことじゃない。

それにその時は人通りも多かったしね。

麻里奈

なら中庭に居たあなたが気付くはずでは?

私もずっと周りを見ていたわけじゃない。

ああ、湊は俺が行った時には本を読んでいた。その状態で人通りの多い中庭で見つけるのは困難だろう。

麻里奈

だったら東雲さんからあなたに声を掛けるんじゃなくて?

結月は本気で心配して、坂下さんを保健室まで連れて行ったと思う。そんな状況で私を見つけられる?

麻里奈

例え見つけたとしても先に保健室へ連れて行くことが最優先だと思って、先急ぐはずよ。

麻里奈

あ、あなたは東雲さんの気持ちが分かるって言うの!?

じゃあ桐生さん、あなたなら分かる?

麻里奈

っ!

少なくともあなたよりは分かっていた…ううん、分かっているつもり。

…それに私は中庭にずっといた訳じゃない。

中庭に来る前に、図書館に行っていた。

私が中庭に来たのは15時25分ぐらい。

坂下さんと結月がそれより前に通った可能性は充分にある。

そろそろ次の話に移りたいのだけどいい?

麻里奈

…わ、わかったわよ。早く話しなさい!

焦らないで、次で最後。

動機の話だな。

麻里奈

動機!?動機なんてどうでもいいじゃない!

ダメ。

フーダニット
誰が殺ったのか

ハウダニット
どう殺ったのか

そして、ホワイダニット
何故やったのか

この3つを明かさないと事件を解明したことにはならない。

麻里奈

でも動機が分からなくても、犯人は彼女で確定じゃない!もう充分でしょ!?

なぁ桐生。どうしてそんなに早くこの事件を終わらしたがるんだ?

麻里奈

え!?べ、別に私は早く終わらしたいなんて…

取り巻きA

そーだよ麻里奈。ここまで来たんだから最後まで聞こうよ。

取り巻きB

そうだねー。私も動機が気になるよー。

取り巻きC

確かに麻里奈なんか焦ってるように見える…

麻里奈

焦ってなどいないわよ!私はこんな嫌な話は終わりにしようと…

ねぇ、桐生さん。私さっきから気になってたんだけど。

なんでそんなに坂下さんを庇うの?

麻里奈

べ、別に庇ってなど…

湊それは違うぞ。桐生は坂下を庇っていない。

麻里奈

ほ、ほらみなさい!これでわかったでしょう?私は庇ってなんか…

だけど。

俺にはな桐生。お前自身を庇っているように見える。

麻里奈

!?

そうだね。私にも見えるよ。

桐生さん。あなたは何故動機の話になった途端に話を打ち切ろうとしたの?

麻里奈

っ!?

まさか、動機に関わってるんじゃないのか?

麻里奈

そ、そんなわけ…

俺もそう思う。

麻里奈

じゃ、じゃあどう関わってるって言うの!?

例えば…

例えば、いじめ、とか。

麻里奈

!?

その反応は当たりみたいだね。

麻里奈

そ、そんなわけ…

さっきから同じ言葉しか言ってない。動揺してる証拠。

それに言葉遣いが荒くなってる。

麻里奈

っ!そ、そんなことないですわ。ね、3人共?

取り巻きA

…麻里奈もう隠し通すの無理じゃない?

麻里奈

え。

取り巻きB

そうだよね…私達が悪いんだからもう…

これは…

認めるってこと?

取り巻きC

うん、麻里奈含めて私達は、坂下をいじめてた。

麻里奈

やっぱり。

昼間坂下さんを連れ出したのもそのせい?

取り巻きA

うん、坂下…坂下さんの弱みを握って嫌がることをやらせてた。

弱み?

取り巻きB

…裸の写真だよ。ちょっと服を脱げって脅したら、本当に脱いで、その時写真を撮って、『私達の言う事を聞かなかったらネットや学校にばら撒く』って言って。

取り巻きC

それで今日の昼も呼び出して…でもこんな事になるなんて…

取り巻きB

て今日はいつもより暗い顔をしてた。もしかしたらって…

だから自殺した…という事か。

取り巻きA

自殺するなんて思わなかった!ただ遊び半分で…それで…

…最低ね。

取り巻きA

取り巻きB

取り巻きC

でも

そこの、自分から話さないクズよりはマシ。

麻里奈

話しても罪は消えない。

取り巻きB

でもこれだけは言わせて。

取り巻きC

話してくれてありがとう。これでやっと動機に確信が持てたわ。

取り巻きA

彼岸さん…

麻里奈

麻里奈

(…使えないゴミ共…なんで自分から話すんだよ!ほんっと使えねぇ!)

麻里奈は黙りながら拳を強く握る。

これで坂下さんの自殺の動機は解けたね。

まぁほんの一部に過ぎないけれど。

?含みがある言い方だな。

…自殺のトリガーになった理由は違うってことか?

そう。

本当の理由は、結月を殺害したこと。

…本当は殺したくなかったってことか?

うん。

ずっと気になってた。なんで結月を殺す必要があったのか。

なんで朝、庇ってくれていた結月を殺したのか。

何の話だ?

結月は、そこの桐生に迫られてた時に坂下を庇ったんです。

自分を庇ったのが鬱陶しいかったんじゃないのか?

ひねくれてますねぇ。

それは無い。

取り巻きA

うん、私達が言うのもなんだけどそれは無いと思います。

取り巻きB

そうだね、坂下さんは優しかった。坂下さんが断った時に私達が『じゃあ他の人にやらせる』って言ったら絶対にやったから。

取り巻きC

ちょ、ちょっと!

取り巻きC

…そんな優しい子がそんな理由で人を殺すわけない、と思う。

途中ちょっとイラってきたけどその通りだと私も思う。

だったら何故だ?

桐生さん。

麻里奈

そろそろ話してくれないかな。

麻里奈

話す気は無い、と。

そうみたいだね。

もう話してもいいんじゃないか?

何なら俺が話そうか?

うんん、いい。私が話す。

そうか。

坂下さんが結月を殺害した動機、それは…

桐生 麻里奈に命じられたから。

取り巻きA

え!?

他の取り巻き2人も驚いている。

…やっぱり他の3人は知らなかったんだ。

取り巻きA

う、ううん、知ってたけど…けど本当に命じるなんて…

なるほど。

冗談だったって思ってたのね。

取り巻きB

う、うん。午前の授業の時、グループメールで『東雲うざいから、雪音に殺してもらおうかなぁ』って送ってきて…流石に冗談だと思った。けど…

本当になった、という訳だ。

そう、それで結月を殺害した罪悪感から、坂下さんは自殺した。

普通は脅されただけで人を殺すなんてことは有り得ない。

でも坂下はそこまで精神的に追い込まれたってことか。

そろそろ喋ってくれない?

麻里奈

やっぱりどこまで行っても卑怯なのね。

麻里奈

…ぁ

麻里奈

ざまぁねぇなぁ!!あいつ殺人者になっちゃったんだぁ!

取り巻きA

ま、麻里奈?

麻里奈

ちょっと脅しただけで、人を殺すんだもんなぁ!扱いやすいやつだなぁ。

…なんて、言って、脅したの?

湊の声は震えていた。

麻里奈

知りてぇか?なら教えてやるよ!

麻里奈

あいつ…あのクズを殺さなかったら、お前殺す。そしてお前が死んだら次はあの陰湿な女…お前を標的にするってな!

麻里奈

でも結果は最高だった!あのクズ…いやゴミ2人が死んでくれて良かったわ!

…胸糞悪いな。

麻里奈

どうしたぁ?さっきの威勢は!怖くなったて黙り込んだかぁ?

…取り消して

麻里奈

あ?

2人を侮辱したこと取り消して。

麻里奈

はぁ!?なんで取り消さないといけないの?だって事実じゃない!どっちもすんなり死んでいった!役立たずじゃ…

そこで榊が麻里奈に手錠をかける。

麻里奈

ちょ!何するの!

何するも何も逮捕だ。

麻里奈

はぁ!?

脅迫、強要、殺害予告で桐生 麻里奈、お前を逮捕する。

麻里奈

私は桐生家の桐生 麻里奈よ!こんな事していいと思ってるの!?

どこの誰だろうと犯罪者は逮捕する。それが俺の仕事だ。

麻里奈は怒鳴っている。

麻里奈

ちょっと!どこ行くのよ!?

…あなたを見てたらイライラするから。

湊は東校舎の方へと歩いていく。

麻里奈

ちょっと!待ちなさい!

湊、あいつがいじめてた理由はいいのか?

うん。どうせ家の事情や、親にムカついたからとかどうでもいい理由だと思うから。

そうか。

…結月の所へ向かうのか?

うん。悠も来る?

いや、俺はやめておくよ。

2人ともそっちに行ったら、坂下が寂しがるだろ?

…確かに。

湊はそう言うと、東校舎に姿を消した。

麻里奈

ちょっと!なんで私だけ悪者なの!?そこの無能3人も一緒にやってたじゃない!

勿論そこの3人も署まで同行だ。分かってるな?

取り巻きA

はい…

他の2人も素直に頷く

ほら見ろ。往生際が悪いのはお前だけだ。

麻里奈

ちっ…ほんとゴミ共ばっかり…

そんなやり取りしている横を悠が通り抜ける。

麻里奈

…なんだよ?

さっきの言葉を返す。

麻里奈

ざまぁみろ、だ。

麻里奈

!?

悠は雪音の死体に近付き、手を合わせる。

相変わらず叫び続けている麻里奈は、警察官に連れられて、警察車両に押し込まれた。

…終わったか。おい撤収の準備だ。

警察官

はっ!

警察官

しかし不幸中の幸いでしたね。

警察官

あまり生徒が残ってなくて。

そうだな。

まぁ生徒達の安全の為に、校則を設けてる学校側に感謝だな。

こんな所生徒達に見せたくねぇからな。

警察官

榊さん…

さ、帰ったら事情聴取だ。後であの2人も連れてこい。

警察官

へぇ、榊さんにしては珍しいですねぇ。いつもだったら早く連れて来い!!って怒鳴りますよね。

…うるせぇ。いい推理披露してくれた礼だ。

ほら、とっとと行くぞ。

警察官

はい!

榊達は現場の片付けなどをしていった。

保健室

結月。

終わったよ。

なんで

なんで、結月が死ななくちゃ、行けなかったの?

湊は涙を流す。

なんで…

湊は暫く泣いていた。

そして涙を拭き、立ち上がる。

私、前へ進むね。

結月の死を乗り越えて。

大丈夫、悠だっているから。

じゃあね、私の親友。

湊は保健室から出ていった。

こうして千羽原高校殺害事件は幕を閉じ、湊達はこの後夜の9時ぐらいまで事情聴取が続いた。

湊は途中睡魔に負けそうになるも、何とか事情聴取を乗り越え、帰宅したのだった。

学舎の事件篇 END

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