ねこミラクル

☆　お願い　☆ 通報、転載、パクリ どうか しないでください··· ここだけで楽しんでネ！ ╰(*´︶`*)╯

★シリーズ(◍•ᴗ•◍) 　１話完結型を 　思いつくまま不定期更新

■ねこミラクル■ エル(飼い主)✕うさぎ(元にゃん)

〈 うん、色々ヤバい。〉 　再掲

有り得ないことが起こると人はパニックになる。 でもこんな奇蹟なら。

甘えんぼで、全力で俺を信頼してくれて、神秘的な紫の瞳が可愛え黒猫のななが···

今朝起きてみたら人間になっとった。 擬人化したらコレやな！っていう、イメージ通りの綺麗で可愛え人間に。

濃い紫の髪と瞳が、肌の白さに絶妙なコントラストで。 身長は俺よりやや小さめ、華奢で細身の体つき。

ちなみに男やけどな、そこらの女子よか断然カワエエんやで！

猫のななにもメロメロやったけど、このななはまた別にヤバい。 うん、ヤバい。色々···ヤバい。

ﾅﾅ「しゃつ？」 Ｌ「そう、ボタン自分でできるな？」

ﾅﾅ「できる、······できた、」 Ｌ「ひとつのボタンに二つも穴をかけへんよ···ちょっと貸し」

ﾅﾅ「わーうまい」 Ｌ「ん〜、これは練習させなあかんのか」

ﾅﾅ「おなかすいた、あさごはんたべたい···えっと、」 Ｌ「あ、俺の名前はエルな」

ﾅﾅ「えへへ、えるく～ん(*´ω`*)」 Ｌ「あかんやられた///」 ﾅﾅ「？」

Ｌ「じゃあほら残りのボタンもやってみ？」 ﾅﾅ「えるくん、やってぇ？」 Ｌ「うぐ///　か、可愛く言うてもあかん練習せな」

ﾅﾅ「だっておなかすいた」 Ｌ「朝ごはん作ってる間にボタンしてなさい」 ﾅﾅ「ぼたんないふくがいい〜」

Ｌ「さっき初めてでもちゃんと出来たやろ？がんばるなな好きやな～」 ﾅﾅ「すき？じゃあがんばる！んへへ☆」 面倒くさがりのななでも好きやけどな。

で、朝ごはんは半熟目玉焼きとピザトーストを作りました。 誰かと一緒に食べるのって嬉しいね。楽しいね。 それが大好きな可愛いコなら尚更やね。

せやけどななは、昨夜までは猫だったので。 新米の人間、まさに新人なので。 カトラリー使うのがめんどくさくなって、途中から手で食べ出しとる。

Ｌ「ちょ、箸じゃなくてもフォークは使えるやろ、」 ﾅﾅ「てのほうがかんたんだもん、めだまやきおいしー☆」

···ええねんけどな、でもその手で頭を掻いたり口元をこすったり。 黄身の黄色やピザソースの赤が、ななを美味しそうに彩ることになっちゃったので。

さあ、お風呂に入ろな。

ﾅﾅ「やだよぉ！ぬれるのきらいだ！」 Ｌ「あかん、人間はお風呂に入るの」

ﾅﾅ「えるくん、にんげんははだかではいけませんっていったじゃん」 Ｌ「お、ななは賢いね！人間が裸になるのはお風呂の時です···はい！はだかんぼ～」 ﾅﾅ「やだってば～( ; >◻<)」

Ｌ「俺が一緒に入って洗ったるし、怖いことあらへん」 ﾅﾅ「···ぬれるのが、」 Ｌ「大丈夫、ななはもう毛皮ないんやからぬれても気持ち悪くならんで？取り敢えずシャワーでええか」

ﾅﾅ「うわー！めにおゆがはいるぅ！」 Ｌ「目はつぶってなさい、シャンプーするから」 ﾅﾅ「み、みえないってこわい」 Ｌ「おとなしくしとったらすぐ終わる」

ﾅﾅ「あ〜でも、えるくんのゆび、きもちいい」 Ｌ「あ、そう？」 ﾅﾅ「ちからあるのにいたくないよ」

Ｌ「かゆいとこございませんか～？」 ﾅﾅ「ございません」

Ｌ「じゃあ流すで、ついでに顔ゴシゴシして、···そう、ほらこれでオシマイ！」 ﾅﾅ「ぷあー！」

Ｌ「さあ今度は身体···泡をこうしてこれでゴシゴシ、背中は俺が洗ったるから」 ﾅﾅ「え〜、ぜんぶあらってほしいな」 Ｌ「···かなりそうしたい気がするんですが、だめです練習です」

ﾅﾅ「んん、えるくぅん···　ぬるぬるするぅ」 Ｌ「···そぉいうこと言わんといで///」

ﾅﾅ「ごしごし、あしのゆびまで？」 Ｌ「お！上手やな！初めてやのにすごいな！」

ﾅﾅ「じょうず？　···こう？」 Ｌ「そうそう！」 ﾅﾅ「へへ、かんたんだった！」 Ｌ「よしよし、じゃあ流すで～、···はい！完了！」

ﾅﾅ「おーでっかいたおる···わぷ、ちょ、あたまとれる！」 Ｌ「しっかり拭いときゃドライヤー少しで済むんや」

ﾅﾅ「このままでいいのに」 Ｌ「あかんよ、風邪ひくで」

ﾅﾅ「かぜひく？」 Ｌ「風邪をひくと熱やら鼻水やら···風邪は怖いぞー」

ﾅﾅ「それってかぜにひかれたってことじゃないの？」 Ｌ「ん〜···ななは難しいな」 ﾅﾅ「おれ、かんたんがすきだよ◍•ᴗ•◍」

Ｌ「さて風呂はどうやった？そないに怖くなかったやろ？」 ﾅﾅ「こわくないけどせまかったな〜」 Ｌ「そりゃね」

ﾅﾅ「でも、たのしかった！まいにちいっしょにはいろうな！*.✧(◕ヮ◕ )」

···風呂だけひろーい物件、探してみよ。

END 次はゑろ展開☆