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「さすが天才」

「やっぱり名門のお嬢様は違うわね〜」

「才能があっていいな〜」

やめろ

“才能”で片付けないで

努力を見て

辛い。

悲しい。

未来香

はあっ、はあっ、

誰もいない訓練場

一人で術式の制御訓練を繰り返す。

未来香

もう1回、

指先に呪力を集中

何百、何千回やってやっと普通に扱えるようになった私の術式。

なのに、、

『やっぱ天才は違うわ〜』

『元々のセンスが違いすぎる』

『名門なだけあるね』

未来香

ふざっけんな

血が滲むような努力は誰の目にも見えなかったらしい

笑わせんなよ

私は 人より足掻いているだけ

人を護りたい、そのために、、

真面目だねぇ〜

未来香

?!

直前まで気がつかなかった

黒いグラサンにスラリとした足、 何より引き込まれるような碧い瞳

未来香

五条、悟

五条

そうでえーす

五条

君、話を聞いたよ

五条

今年の1年の中で1番強いんだって〜?

未来香

、、、

この人、ニヤニヤしてるけど

目が笑ってない

サングラス越しでもわかる

未来香

こんなとこまで、何を、、

未来香

散歩ですか?

五条

まあ、そんなとこ?

五条

ところでさ

未来香

五条

グイッ

1歩近づいて私の目線に合わせる

未来香

なんですか、、、

五条

君、天才じゃぁないよね?

未来香

え、、、

心臓が、止まりそう

五条

超努力してんじゃん

五条

呪力の流れ、指の動き、姿勢、視線……完璧すぎて逆にわかる。これ、“訓練して覚えた”動きだ

全てを見透かされているみたい

“高い能力”の後ろではその努力など誰も見ようとしなかった

まあ、当然だよね

でも、この人は、、_

五条

ちゃんと見えてるよ、君のこと

未来香

胸の奥が熱くなる

初めての感覚。

生まれて初めて、努力を見透かされた。

生まれて初めて、

胸がドキッとした

あの日から、

五条先輩はよく私に話しかけてくるようになった。

五条

未来って書いてあすって読むんだ〜

五条

すげー

未来香

そうですか?

未来香

練習するのでそこじゃ危ないですよ?

五条

はーい

未来香

術式展開

未来香

〇〇

五条

おー

五条

7.8点!

未来香

何中ですか

五条

100点☆

未来香

酷いですよ

五条

冗談だよ〜

からかってくることも多かったけど

その視線は誰よりも鋭くて暖かかった

未来香

はあっ、はあっ、

ある日の任務

相手は下級と思いきや特級

術式は制御され

追い詰められた

呪霊

ザッ

大きな刃物が振り下ろされる

未来香

グハッ

やばい

致命傷じゃん

死ぬ

未来香

人生短っ笑

遠のいていく意識の中

確かに声が聞こえた

未来香!!!

未来香

、、、!

未来香

ごじょーー、せんぱいっ!

五条

五条

遅れてごめん、もう大丈夫だ

未来香

、、、

その声を聞いた時

涙が溢れた

未来香

パチッ

目が覚めると

梢子先輩の治療室にいた

梢子

目が覚めたか

未来香

梢子先輩、、

梢子

すまんな、今悟は任務なんだよ

未来香

そう、ですか

梢子

でもびっくりしたね

梢子

悟が今までにないくらい慌てて駆け込んできたんだから

未来香

五条先輩が、、

バンッ

五条

未来香!!

未来香

先輩、、、

五条

目が覚めて良かった、、

未来香

ごめんなさい

未来香

役たたずで

そういうと先輩は眉をしかめた

五条

そういうのやめなよ

五条

お前は誰よりも努力してる

五条

俺基準で言ったら世界のほとんどの人間が役たたずになっちゃうよ?

まただ

胸がキュンとする

未来香

そうですね笑

未来香

でも、もっと早くいってくれたら、、

五条

何言ってんの

五条

最初の日にちゃんと言ったよ?

覚えてる

あの日の夕暮れ

私に光が差した日。

未来香

ずるいです、、

未来香

そんなん言われたら、好きになっちゃう

一瞬だけ驚いた顔をしたあと、

優しすぎる表情を浮かべて言った。

五条

好きになっちゃえば?

五条

俺はもう、好きだよ?

その日に初めて報われた。

誰にも見てもらえなかった努力が、
 誰より強くて優しい人に見つけられて、
そして愛された。

それだけでもう、

私は“天才”じゃなくて良かった。

以上です!!

呪術廻戦初めてだったんですけどどうでしたかね〜

間違ってるとこがあれば言ってくださいね!!

リクエストもどんどん受付中です!!

じゃあ、バイバーイ!

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