【krside】
きりやん
俺は不服そうに呟く。
スマイル
部屋から出てけ、だなんて 酷くない?!
俺はきりやん。
この、スマイルの執事を任されている。
彼をいついかなる時でも守れるよう、彼の部屋の中で立っていたのだが…
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
俺は部屋の前に座り込む
きりやん
スマイルには秘密だが、「主人の部屋の中にずっといる」なんていうのは、執事の仕事には含まれていない
俺が、やりたくてやってる。
彼が、好きだから。
きりやん
小さい頃から、ずっと見てきた。
外面は、ちょっと悪態をついたり、無愛想だったりするけれど、その分、内面は誰よりも優しくて。
でも不器用でなんだか面白くて。
そんな彼に惹かれた。
きりやん
ガンッ!
きりやん
突然、部屋の中から、何かの音が聞こえた
きりやん
『コンコンコンコン』
きりやん
ノック4回。
非常時の、合図だった。
【smside】
モブ男
銃口を向け、叫ぶ男。
ああ…何でだよ
どうして今に限って……
スマイル
モブ男
スマイル
モブ男
スマイル
モブ男
スマイル
モブ男
スマイル
モブ男
スマイル
ドカッ!!
俺は床に叩きつけられ、腕と足を拘束される
スマイル
モブ男
スマイル
くそ…っ
どうすれば……
何か…
何かないのか…?
『非常時は、うーん…じゃ、4回ノックで』
スマイル
これに…賭けるしかない。
彼はもう、扉の前になんて居ないかもしれないけど。
あんな約束なんて、もう覚えていないかもしれないけど。
スマイル
コメント
2件
好きです!続き楽しみに待ってます!