Broooork
ある綺麗な赤の夕日が出ている放課後
僕は好きな人と話す口実を探すかのように彼に話しかけた
シャークん
そんな僕に彼はそろそろ帰るかと言わんばかりに手に持っていた鞄をもう一度机に下ろすと僕の向かいの席に座ってくれた
僕が帰らないことにどうやら気づいたようだった
その少しの気遣いに僕は胸を高鳴らせる
心が好きだと叫ぶのを感じる
Broooork
シャークん
シャークん
Broooork
Broooork
シャークん
Broooork
Broooork
僕らの学校に借り物競争という競技はあらず、定番のリレーやその他諸々の在り来りなものしかすることが出来ない
Broooork
シャークん
Broooork
シャークん
僕達の学校は体育祭実行委員というものがありその実行委員達がルール等を話し合いの元決めて初めて競技として採用される
そんな実行委員なのでまぁかなり面倒くさく新しく競技を申請するにも教師があまりよく対応してくれないなどで例年同じ競技が使い回されている
なのでそれを変えてやろうでは無いかと動き出そうとしているのだが
借り物競争となると色々と難しそうだ
Broooork
シャークん
シャークん
Broooork
シャークんが少し困ったように問う
僕はそれを黙って肯定するように鞄を持って立ち上がる
彼をここで引き止められるのは彼の恋人だけだろうから
まだ一緒にいたいだなんて言ってしまったら
僕が彼を好いていることがバレてしまうような気がして
怖くて何も言い出せなくて
静かに僕は彼に笑って見せた
Broooork
シャークん
好きなのに伝えられない
好きだから、嫌われたくないから…伝えたくない
この不毛な恋を終わらせれたら、どんなに幸せだろう?
僕は毎日そればかりを考える
きんとき
きんとき
Nakamu
適当に帰ろうとしていたらNakamuがいたので開いていた体育館の中へ侵入してはバスケのシュート練をしてみる
中々入りはするもののそれが通常化してつまらなくなった頃
無駄口を叩くことの方が多くなりついにはこんな話もし始める始末だった
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
そう言うとNakamuは小さくジャンプをすると手に添えていたボールを高く飛ばしシュートする
お〜と小さく拍手をするとNakamuは俺の方へと向き直る
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
そうして俺達は鞄を持って体育館を後にする
シャークん
きんとき
Broooork
Nakamu
きんとき
Nakamu
Broooork
Nakamu
Nakamu
俺はあの空気が苦手だ
お互いがお互いを想いあってるくせに
1人は想い人に焦がれ、そしてもう一方に嫉妬心を抱く
それが、×3ともなると胃もたれになりそうだ
だから僕は1人階段に背中を丸めては呟く
Nakamu
そう思うのはきっとあの状況に気づいてしまったせいなのだろうけど
コメント
5件
なかむさん…タイトル通り気まずいだろうねw これからどうなるかめっちゃ気になります!
待ってましたぁぁ!! 細部まで設定が凝っていて読んでて楽しかったです!