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川竹 真子
具合はどう？晴仁の好きな林檎買ってきたよ
深海 晴仁
ありがとう。とりあえず昼食は全部食べたよ
深海 晴仁
…これで、寿命が延びればいいのにな、なんて
川竹 真子
…そうだね
彼は余命宣告を受けている。 もうそんなに長くは生きられない。
深海 晴仁
なあ、俺は真子が彼女で幸せだった…けど
深海 晴仁
真子は俺が彼氏で幸せ…だったか？
川竹 真子
もちろん幸せだよ！
川竹 真子
デートの時も、喧嘩した時もずっとずっと…
深海 晴仁
噂、なんだけど…この病院の地下にいる
深海 晴仁
延命の魔女がいるらしいんだ、だから…
川竹 真子
そこに行ってみるよ、晴仁の寿命、延ばすから！
深海 晴仁
危険だと思ったらすぐ俺の所に来てよ？
？？？
やあ、いらっしゃい
川竹 真子
あなたが、魔女…お願い彼を救って！
？？？
ああ、いいだろう。だが条件があるわ
川竹 真子
なに？そんなにお金は出せないけど
？？？
いや、必要なのは「分配する寿命」。
？？？
誰かの寿命を削って分け与える、それだけだ
川竹 真子
それなら、私の寿命を削っていいわ
川竹 真子
彼ともっと一緒に居たいの
？？？
良かろう、では明日「延命分配魔法」をかける
？？？
せいぜい、そいつとの思い出をつくるんだな
川竹 真子
ありがとうございます！
？？？
全く…手術すれば一発で治るんですけどね
？？？
彼が「手術の事は知らせないで」と言うのだから
？？？
これで、気を引かせることは出来たでしょうか
深海 晴仁
真子、俺余命宣告がなくなったんだよ
深海 晴仁
また普通に真子と暮らせるよ
川竹 真子
ホントに！？(ありがとう、魔女さん)
深海 晴仁
(延命…してくれてありがとうな、真子)
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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