Episode5『声』
グレイ
グレイ
グレイ
開口一番最悪過ぎる、せめて覚えてろ。 と多くの人は思うだろうか
グレイはうつ伏せのままポリポリと頭をかいて 隣で寝息を立てている女に目を向ける
働かない頭をリフレッシュするため 女の顔に掛かっている髪を少し退かす
するとなんとなく思い出した様な表情になる
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイは女の顔をぼんやりとした目で見ながら 今後の計画を立てている
そして、ベットから起き上がる時に 女の頭を軽く撫でバスローブを羽織る
グレイ
グレイ
濡れた髪を拭き、湯気を漂わせながらグレイが浴室から出てくる
グレイ
グレイ
グレイ
備え付きのペンとメモ用紙を手に取り ホテルの料金と連絡先と軽いメッセージを残し
昨夜放ったらかしにしていた服を着直し フープピアスを付け
慣れた手つきで真っ黒な腰より下まである 長い長い髪を三つ編みにする
そして、女に声を掛ける
グレイ
グレイ
そんな事を言い、高いハイヒールを履いてドアを開け外に行く
見知った相手も居ない街中で立ち止まる
グレイ
グレイ
ぽつりと独り言の様に呟いてぼけーっと辺りを見る
これから何をしようか考えてるのか それとも何も考えてないのか分からない様なまま突っ立っている
すると後ろから誰かにぶつかられ 少しバランスを崩す
グレイ
グレイ
女の子
グレイ
グレイにぶつかったのは10代半ば程の女の子 高身長で高圧的な美人 そんなグレイにぶつかるだなんて
酒に酔った阿呆でもしないし もしやったらどうなるか...
グレイは逃げようとする女の子の首根っこを掴む すると女の子は当然抵抗するがグレイは有無を言わせない
女の子
グレイ
グレイ
女の子
店員
女の子
グレイが声がした方に目をやると そこには息を切らして何処かしらの店の制服を着ている中年の男がいた
店員
グレイ
店員
店員
グレイ
店員
女の子
店員が女の子の腕を掴んだ瞬間 グレイが店員のその手を軽く握った
グレイ
店員
グレイ
店員
グレイ
店員
グレイ
財布から万札を一枚取り出し 「迷惑料も込でね〜」 と店員に手渡す
店員が会釈をしながら帰ると グレイは女の子に目を向ける
すると、女の子はバツが悪そうに口を開く
女の子
グレイ
グレイ
グレイが続けて「で、なんて呼べばいいのかな〜?」 と女の子に向かって言ったため
女の子は数秒口を噤んだ後に呟く
女の子
グレイ
女の子
グレイ
女の子
グレイ
女の子
グレイ
グレイ
女の子
納得しきってない表情の女の子が何かを言う前に グレイは女の子の頬に両手を当て
女の子の青い目を覗き込むかの様に 目線を向ける
女の子
グレイ
グレイ
グレイ
女の子
グレイ
女の子
グレイ
そんな風にキャピキャピした声でグレイは笑って言う
グレイ
グレイ
グレイ
女の子の手を握ってグレイは"ある場所"にケラケラ笑いながら向かう
ポケットから鍵を取り出し 自宅とは別の部屋に女の子の手を引きながらズカズカと入り
廊下からリビングへと肺に息を吸い大声を向ける
グレイ
女の子
レグル
女の子
レグル
レグル
グレイ
レグル
グレイ
ヘアゴムで髪を結び、脱ぎ散らかした服を着て 一緒に酒を飲んでいたであろう人達を起こす
レグル
タリヤ
レミッシュ
フィル
レグルが寝ぼけながら揺すって声を掛けるが 三人の起きる気配はほぼ無い
グレイ
グレイ
タリヤ
レミッシュ
フィル
グレイが痺れを切らした様に大声をあげると 3人が一斉に飛び起きた
ここでフィル以外の二人の詳細だが、 バーテンダーのタリア ホストのレミッシュ
二人共グレイ繋がりで知り合ったレグルの友人で 昨晩はきっと四人で飲み明かしたのだろう
机には酒缶と煙草の吸殻が沢山
グレイ
タリヤ
グレイ
タリヤ
グレイ
レミッシュ
フィル
グレイ
フィル
レミッシュ
グレイ
グレイ
レグル
グレイ
レグル
女の子
グレイ
グレイ
女の子
消えてしまいそうなか細い声で女の子がポツリと呟く
するとグレイはキョトンとした表情になり 俯く女の子の頬に手を触れる
グレイ
女の子
グレイ
グレイ
女の子
グレイ
グレイ
女の子
タリヤ
グレイ
フィル
レグル
レミッシュ
グレイ
グレイ
レミッシュ
グレイは三人に財布から取り出した札を投げつけ すぐに女の子の方を見る
グレイ
グレイ
女の子
レグル
女の子を浴室に案内した後 グレイはスマホを取り出す
レグル
グレイ
レグル
グレイ
レグル
ワンコール音がなり終わる前に 電話口の相手の声が電話口から聞こえてきた
セレス
レグル
女の子
服を着替え食事を終えた女の子はセレスとグレイの顔を交互に見て 頭にずっと?を浮かべている
グレイ
セレス
グレイ
女の子
グレイ
グレイ
セレス
女の子
グレイ
グレイ
レグル
セレスと女の子の声が部屋から漏れ それにグレイは耳を傾ける
煙草を取り出したレグルは煙を吐き出し グレイに目を向ける
レグル
グレイ
レグル
グレイ
レグル
グレイ
レグル
グレイ
グレイ
グレイ
髪で顔が隠れているせいで表情は分からないものの 少し泣きそうな声は何処と無く幼なさを感じてしまう
レグルもそれを感じ取ったのか 数秒黙ったあと 話題を切り替えた
レグル
レグル
グレイ
グレイ
そう言い、一本煙草を加え グレイはレグルの顔に自身の顔を近付け
煙草に火を付けた
グレイ
レグル
次回…Episode6『肌』 投稿日…未定
コメント
20件
女の子いいねぇ^^かわよい これ…グレイ、お姉ちゃんを真似してる説あるな…
流石の奴隷クオリティ 可愛いね女の子ツンケンしてて可愛いねなでなでして食べちゃいたい今夜部屋行くね()