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いさぎ
千切が来なくなってから
何日経ったかわからない
ただ、心の中で何かが欠けている毎日
さえ
さえ
いさぎ
無理矢理、笑顔を作る
そうしないと、冴は嫌な顔をする
さえ
でも、もうきっと、気づかれてる
だって、冴はいつも俺がこの顔をすると 悲しそうに目を逸らすから
でも
これは仕方のないことだって
でも
よっちゃんのせいじゃないって
いつもみんなは言い聞かせる
……………
本当にそうなのかな
「潔のせいじゃない」
「ここに入れば安全だから」
「家に入ればずっと、守ってやれるから」
「潔は悪くないよ」
「千切君は少しいなくなるだけ」
「固執するな」
いさぎ
それって、よっちゃんのことを無理矢理で守ってるだけの みんなの言い訳なんじゃないかって
いさぎ
そう思うだけで、胸がキュってする
みんな、よっちゃんのせいですり減っていく
それが、たまらなく嫌だ
洗面所
ばしゃっ '水'
ちぎり
ちぎり
ちぎり
1週間?
1ヶ月?
1年?
ちぎり
ちぎり
上を向く
目の前に鏡に映った自分
ちぎり
笑う
けど、嬉しくも楽しくもない
俺って
こんなにも
ちぎり
また下を俯く
生きている感覚がしない
ただ、潔がいつも頭の片隅に浮かぶ
辛い
悲しい
寂しい
ちぎり
ちぎり
ちぎり
“助けられていたのなら”
15話終
投稿遅れてごめんなさい
託,,,