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君を求めるのを
愛
と 勘違いして
僕は
僕は
君を無くした
満たされてゆくのを
愛
と 勘違いして
僕は
僕は
全て無くしてしまうの
何してんだろう
疲れちゃったよ
氷点下 の
水みたいだね
どう足掻いても
戻れないのか
頬凍つるは
君のせいかな
嗚 呼
って 言ったのに
って 言って
かえ
逝っ ってしまった
「 いや 、待って 」
も
詰まってしまったけど
それも
「 さよなら 」
君を求めるのを
"愛"
と 勘違いして
僕は
僕は … 君をなくした
離れてゆく雪を背に春茜が
それを
少し
溶かし 始めて
「 なつくん 、もう付き合っちゃおっか 」 「 は … ?」 「冗談でしょ ?」 「 … うん 、冗談だよ 笑」 …少し、期待してしまった。 でも、俺達の仲は それでいい。 特別な"愛"なんかに目覚めなくても、大丈夫。 一緒にいるだけで、二人は分かりあえてるから。 ……だから。 「 好きでもないくせに 」 本当は、一方通行なのかもしれないけれど こうやってふざけながら話せるのが、なによりの幸せなんだ。 …そう、思っていたのに 「 … そうだね 」 あなたの返しが、酷く冷たかったのは 一体どうして? 別に機嫌取りのつもりでもないけど、何気なく「 好きだよ 」と言ってみた 少しの期待と不安を込めて。 でも、返事は笑って返された。 心が少し冷えたのに気付かないふりをして、俺も笑った。 ある日の昼休み。 珍しくあなたから「 話がしたい 」と呼ばれたから、なんなのかと来てみたら 「 … お前 、どこ乗ってんの 笑 」 「 へへ 、なつくんもこっちきてよ! 」 普段なら落ち着くこさめの顔が、声色が、その瞬間だけは酷く恐ろしかった。 これから何をするのか、なんとなく察してしまって 今は何を言っても刺激にしかならない気がして ただ、何をすることもできなくて突っ立ってた。 次の瞬間 こさめの体が、宙に放り投げられたんだ。 いた
君
を 求めるのを
愛
と 勘違いして
僕は
僕は
君を─────
失くした。