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闇の子 それは私が幼き頃に付けられた名前だった
「リヒトフォールン・アインベルト」 貴殿東塔 リヒトーベン貴族の中に生まれた「異能力」を持った子だった
しかし、王家はこれが人々に知られてはいけないと思い 赤子の時から地下に幽閉
だが野放しにしたわけでもなく しっかりと育つように地下で育てられた
忌み殺し
リヒトフォールン・アインベルト
私の前に、十分すぎる飯を与えられた
幽閉されたが鞭で打たれているわけでもなく 何かの実験体にされているわけでもなかった
しかし、幽閉され日差しすら知らなかった私はここは退屈に感じた
忌み殺し
リヒトフォールン・アインベルト
手渡されたのは分厚く香りのする本というものだった
しかし、そんな退屈の中私の癒しであった
どうやら世界というのは広いらしく、軸というもので統括され分断しているとのことだった
私はより外の世界に興味を持った
月日は経ち、王族貴族の成人式があったが当然私は呼ばれなかった
なぜなら「忌子」として「闇から生まれた子」として避けられていたからだ
だが突然にして私の力が目を覚まし様々な未来が脳裏によぎった
「私が殺される未来」 「私が一緒この地下で過ごし最後には飢え死にする未来」 「忌殺し達に公開処刑される未来」 そんな未来が一斉に雪崩れ込んだ
それと同時に私は震えていた
そう、「恐怖」を覚えた 命が簡単に取られるとはこのことだろうと思った
「ジ・オールマイティー」
気づけば私は口を挟んでいた
「きゃぁ!!!!」 「やめてくれぇ!!」 「うぁぁあああ!!!」
リヒトフォールン・アインベルト
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リヒトフォールン・アインベルト
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リヒトフォールン・アインベルト
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リヒトフォールン・アインベルト
私は我に返り周囲を見渡した
いくつもの技で貴族らを串刺しにし燃え上がった貴殿
まだ息があり助けを求める貴族
しかし何ら情も湧かなかった
ただただ「無」が広がっていた
リビドーゲン(母)
そう言われて私は無言で母の元に立ち寄った
「ギュッ」
そして母は私を抱きしめた
「さようなら」
私は抱きしめた母の耳元でそう呟き 次の瞬間には母の腹に手を置き「ツイングド・ツァール」で 剣を召喚して母も同様に突き刺し殺した
リビドーゲン(母)
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
リビドーゲン(母)
母はそう言って力なく倒れた
「やりたいことを見届ける」
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
そこで私は初めて怒りという感情を理解した
本に綴られていたことだった
これが怒り
虚しみ
それらが一斉に襲ってきた
しかし私の能力でいくらでも改変はできるはずだった
だが私の想いと理性が私自身を殺し選択ができなくなっている
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
リヒトフォールン・アインベルト
そのあと私は能力を使って蹂躙を続けた
「私の目に映った未来で受けた攻撃や事実は私によって改変され見たものを無効化する」
「ジ・オールマイティー」とはそんな力だ
奴らの目に私が怪物に写っているのだろう しかし、私は貴様らが怪物であった
心を無くした怪物それを私だと言うのか
違う、忌嫌い殺し幽閉しようとする人間が 怪物の頂点
世界中に忌み嫌われる存在は無数にいる ならどうすればいいか
それは簡単だ、差異がない世界を作るだけだ 統括貴族を蹂躙し混沌とした世界から弱者を救う
それが私の理想の世界
To Be Continued