記憶の欠片を辿って

あぁ…眩しいなぁ…

カッシー君はあれから変わってしまった

あの不吉な事故から、

あのひき逃げから、

あんな事故がなければいつも平和な日常だったはずだ

いつも笑って喜んで悲しんで怒って

いつも動画配信をしていたはずだった

なのにそれは壊れてしまった

ある事故1つでカッシー君の未来が奪われる所だった

嘘笑いって事も知ってるよ。

きっと君は私達に心配掛けたくないんだよね、

君はあの事故から本気で笑えないんだよね、

救ってあげたい、

戻してあげたい

君が楽しそうにしているところを

今の君は笑ってるけど笑えてないよ

君の力になれたら良いな、

まぁちゃんに手を繋いで貰っていた

君のことは僕には分からない

あの事故が無かったら君達に迷惑掛けなくて良かったのかな、

記憶を取り戻すまで僕は笑えないと思う

笑いたくても笑えない…

自分の使命を全うしないといけない気がする

君達を見るたびに頭がズキッと来る

狂いそうなほど頭が痛くなる。

今の僕って迷惑何だろうな…

皆笑っててくれる僕に心配を掛けないために

でもその気持ちを僕は踏んでいるんだよね、

あぁ…早く記憶を取り戻さなきゃ…

皆に心配掛けないようにしなきゃ…

僕はリーダー…なのに不注意で事故にあって

皆に迷惑掛けてたよね、

申し訳ないな…

ズキッ

まただ頭が痛いｯ…

花ｯ…僕と何か関係がある…？

思い出さなきゃｯ…

ズキッ

見たことある、

この家、なんか…ｯ…

ｶｼｬｯ

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