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君は呪炎上

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君は呪炎上

1 - 第1話 魔女の隠れ家

♥

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2025年07月19日

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昔々のお話です。

とある国に魔術を扱うことができる人間…「魔女」がいました。女の魔女が今現在もよく知られていますが、男の魔女もこの時代「には」いたとかいないとか。

話を戻しまして、ある日、その国の人間と神様のハーフである王様は何の前触れもなく魔女を全員火炙りにする…「魔女狩り令」を出しました。

そこからは王様の側近の専属魔女、王族専用の病院に勤めていた医者魔女…王様の近くの魔女から次々に殺されていきました。

「ここにいたら僕達も殺される。逃げよう。」そう言い始めた男の魔女をリーダーとし、あて先もなく、下級の魔女達は逃げていきました。

しかし

そんなこと王様が許すはずもなく、従者達に下級魔女達の居場所を突き止めさせ、下級魔女達もどんどん殺されていきました。

この残酷な魔女狩りは男の魔女のリーダー…「ヴァレテイン・イターニティ」の火炙りにより終了しました。

ヴァレテイン視点

魔女狩りについて書かれた本をそっと閉じた。ここから先は犠牲者一覧だったはず。これ以上はもう読みたくない。

ヴァレテイン・イターニティ

(…もうお昼時か。でもなんか面倒くさいしコーヒーでいいや。)

僕は改めてこの狭苦しい部屋を見渡す。ここは僕の隠れ家…と言ってはいるが、家に来る人が片手で数えられるくらいしかいないだけだ。

ヴァレテイン・イターニティ

(…お湯はさっき沸かしたし後はコーヒー淹れるだけ…)

と思った瞬間、扉のノック音が聞こえた。居留守をしたものの、扉のノック音はどんどん大きくなる。手痛くないのかな。

ヴァレテイン・イターニティ

鍵開いてるから入っていいよ不審者。

僕がそう言ってやると、訪問者は迷いもなく扉を開け、部屋に入ってきた。椅子に座ったまま振り返ると予想通り仏頂面の薄茶髪の女がそこにいた。

美衣 芦瀬

失礼、ヴァレテイン殿は…いるよね。

彼女は美衣 芦瀬(みのい ろぜ)。閏という孤児院を運営している数少ない女の顔馴染みで、閏に日々僕を勧誘してくる迷惑な奴だ。宗教勧誘と同等…下手すれば宗教勧誘より厄介である。

ちなみに閏とは孤児に魔術を学ばせ、魔女に育成する非政府の孤児院であり、魔女を保護し、復活させるのを教育目標としているのだとか。

ヴァレテイン・イターニティ

そりゃいるでしょ。僕の家なんだから。

美衣 芦瀬

いや、ついにバレたかと思ってね。外には必要以上に出ないようにしているとはいえ、魔女であるオーラは隠しきれてないから。

一応女物の服を着たりメイクしたりしてるんだけど…そんなオーラあるなら何しても無駄じゃないか。一発こいつのこと殴ってやろうかな。

美衣 芦瀬

君は祝福の魔女のヴァレテイン・イターニティだよ?そりゃ女神と同じくらいのオーラが…

ヴァレテイン・イターニティ

僕、男。

美衣 芦瀬

美衣 芦瀬

まぁそれはいいとして

さっきの勢いはどこに行ったんだ…?

美衣 芦瀬

何度も言っているけど、閏には君が必要なんだ!神の祝福と同じ力の3分の1が使えて…

美衣 芦瀬

魔女狩り唯一の生存…

僕は無意識に机をバンと叩いてしまった。叩いた後の手は小刻みに震えている。

美衣 芦瀬

…ヴァレテイン殿…?

ヴァレテイン・イターニティ

そういえばさ、コーヒー淹れようと思ってたんだよ。飲む?

話題を逸らして彼女に笑いかけた。彼女は少し複雑そうな顔をした後…

美衣 芦瀬

…あぁ…うん…

ヴァレテイン・イターニティ

…じゃあ、淹れてくるね?

立ち上がり、少し伸びをした後キッチンへ向かう。彼女はというと下を向いて何かをぶつぶつと呟いていた。

美衣 芦瀬

…ま…えた…ま…ち…た…まちが…

美衣 芦瀬

…さい…ご…め…なさ…

◼️◼️視点

用が長引いてしまい帰るのが遅くなってしまった。怒られるかと思い、扉を慎重に開けた…はずだが、俺よりずいぶん背が低い金髪の子供に正面から抱きつかれた。

◼️◼️

!…◼️◼️様、突然抱きつくのはおどろくのでやめてくださいと…

◼️◼️

え~!だって◼️◼️君、熊みたいでかわいいからぁ…

そう言って頬を膨らませるのは◼️◼️◼️ ◼️◼️。俺の主の友人らしく、俺にも親しくしてくれる確か今年で15歳だったはず。性別はよく分からない。少々…いやかなりボディタッチが多い。

◼️◼️◼️

◼️◼️…◼️◼️が困ることしたらダメでしょ。…というか帰り遅かったね。どうしたの?

◼️◼️

!!…主様っ!!

彼は俺の主でありこの国の王様である◼️◼️◼️ ◼️◼️◼️◼️。彼の趣味は女装らしく、女装抜きの姿を見たことがない。

◼️◼️

きょ…今日は閏…?の偵察に行ってきたんです!少しでも主様の役に立ちたくて!

◼️◼️◼️

…そう。

◼️◼️◼️

ありがとうね。◼️◼️は俺の一番の従者だよ。

彼は俺の頭を優しく撫でた。嬉しさのあまり彼ににこっと笑った。

◼️◼️

こっこれからも頑張ります!!

◼️◼️◼️

期待してるよ。

◼️◼️

ねー!◼️ー君!◼️◼️も!◼️◼️も頭撫でて!

◼️◼️◼️

はいはい…

◼️◼️

えへへっ◼️ー君好き~!

彼らの様子が微笑ましく、しばらくは平和な彼らを眺めていたが、そろそろお昼時であることに気がついた。

◼️◼️

…昼食の準備をしてきますね。

◼️◼️

わ~い!お昼ご飯~!

◼️◼️

少々お待ちくださいね。

◼️◼️

はぁい!

俺はそう言い残し、玉座の間を後にした。

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