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星野 薫
よし、本返しに行こっと
図書委員
ありがとうございます!
図書委員
今日が〇月□日なので〇月△日に返してくださいね
星野 薫
はい、わかりました
星野 薫
よし 、ここなら誰も来ないよね
星野 薫
あれ？あそこで誰か本読んでる
星野 薫
難しそう…
星野 薫
あ、あの…
佐久間 優太
うわ！？
星野 薫
あ、あれ？優太くん？
彼はあわてて
本を隠した
星野 薫
珍しいね？優太くんが本を読むなんて
佐久間 優太
…
佐久間 優太
あのさ…誰にも言うなよ！
星野 薫
？
私はなぜ言ってダメか
疑問に思った
星野 薫
なんで、言ってダメなの？
ｺﾂｺﾂ
佐久間 優太
誰かくる！
星野 薫
ん…！？
彼は素早く私の口を手で抑え
隠れた
ｶﾞﾁｬ
女の子
忘れ物しちゃった！
女の子
えっと…
女の子
あったあった！
彼の息が耳にかかる
私は顔が赤面になっているのを
感じた
ｶﾞﾁｬ
佐久間 優太
ふぅ～
佐久間 優太
危なかったぁ…
星野 薫
…//
佐久間 優太
お、おい？大丈夫か？
星野 薫
あ、うん！
恥ずかしかったなんて言えないよ//
星野 薫
ところで…なんで隠してるの？
佐久間 優太
俺ってさ…
佐久間 優太
スポーツが好きな男子だと思う？
星野 薫
うん、まあ
佐久間 優太
俺実際は全然スポーツ好きでもなんでもないんだ
佐久間 優太
俺本が読むのが好き
佐久間 優太
本は読んでる時1番落ち着くし
佐久間 優太
それに
佐久間 優太
将来の勉強にもなると思うんだ
星野 薫
うん…
佐久間 優太
だけど…俺
佐久間 優太
小学生のころ
佐久間 優太
よく教室で本を読んでたら
佐久間 優太
｢陰キャだなお前！｣｢オタク！w｣からかわれたんだ
佐久間 優太
バカにされたくないんだ…
星野 薫
優太くん…私秘密守る
佐久間 優太
ホントか？
星野 薫
うん！
佐久間 優太
ありがとう！
キーンコーンカーンコーン
佐久間 優太
やば！
佐久間 優太
授業始まる！
佐久間 優太
またな！星野！
星野 薫
あ、うん//
星野 薫
名前…呼んでくれた…
星野 薫
あ、私も行かないと！
先生（男）
えーとだな
先生（男）
これがこうなって…
授業中ずっと
彼のことで頭がいっぱいだった
また…話せるかなって
また名前呼んでくれるかなって
先生（男）
おい！星野！
星野 薫
あ、はい！
先生（男）
さっきからずっと呼んでるぞ！
星野 薫
す、すいません…
先生（男）
この問題解けるか？
星野 薫
え？えっと…
星野 薫
すみませんわかりません…
先生（男）
はぁ～
先生（男）
今度教えてやるからな
先生（男）
じゃあ鈴木！
頭から離れない彼のこと
放課後
星野 薫
ねぇお姉ちゃん…
星野 薫
私さ…おかしいんだ
星野 あかり
いや、それは恋だよ！
星野 薫
恋？
星野 あかり
えぇ！間違いないわ！
星野 あかり
一目惚れね！
星野 あかり
薫は今まであまり話す相手が居なかったけど
星野 あかり
その、優太くん？と話したあと
星野 あかり
頭のこと優太くんのことでいっぱいなんでしょ？
星野 薫
う、うん
星野 あかり
やっぱり恋よ！
星野 薫
そうかな？
星野 あかり
えぇ！
星野 薫
恋か…
星野 薫
考えたことないな
星野 薫
私優太くんの事が好きなのかな？
またな！星野！
星野 薫
忘れられない…
星野 薫
しょうがない！寝るしかない！
星野 薫
え？勉強教えてほしい？
佐久間 優太
そうなんだ…俺
佐久間 優太
将来の夢獣医師で…
佐久間 優太
いろいろ教えてほしいんだ
星野 薫
え、でもなんで私に？
佐久間 優太
俺相談できる相手お前しかいないんだ…
佐久間 優太
いいかな？
星野 薫
い、いいけど…
続きは♡1000です！
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