TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

save me

一覧ページ

「save me」のメインビジュアル

save me

18 - 18

♥

206

2024年03月12日

シェアするシェアする
報告する

ホソク

グスッ(泣

初めてだ 人にあんなことされたの 思い出すと無意識に体が震える “怖い”

バカだな わかってたのに、 こいつらの実験体になる時から こんなに苦しいってわかってたのに 経験済みだったのに そのときよりも辛い

ホソク

ナムジュナッ(泣

あ、そうだった あのときはナムジュナがいたんだ ナムジュナが隣にいて… “会いたい” もう会えないと思うと余計会いたい

そのとき、監獄の扉が開く音がした。

ホソク

ナムジュナッ⁉︎

ジミン

残念〜ジミンでしたあ〜(笑

ジミン

あれ?泣いてる…?

バカっ そんな見るなよ

ジミン

あっ、そっか〜

ジミン

ヤられたんだね、父さんに

ホソク

ジミン

まあよかったじゃん、
初日から実験じゃなくてさ?

ホソク

ジミン

なんか言えよ、

ジミン

つまんないなあ〜
君が喋ってくれないと

ホソク

僕…後何ヶ月

ジミン

ん?

ホソク

僕…後何ヶ月生きれるの?

ジミン

…それ聞いちゃう?

ホソク

うん、どうせ長くないから

ジミン

あと半年ぐらいだよ

ホソク

そっか、

半年か、 長いような短いような

ジミン

悲しくないの?

ホソク

え?

ジミン

あと半年で死ぬのになんで悲しそうじゃないんだよ

ホソク

それはッ…

もう僕の目的が終わったからだよ ナムジュナが死なないようにすることが 僕の目的だった。

いや、 もう一つあった。 これは目的っていうか、 僕の望みみたいなものだった。 ナムジュナに解毒剤を飲ませることができたら 1日でもいいから二人きりで 過ごしたいって。

でも、 どっちか選ばないといけなかった。 僕は、そこに僕がいなくても ナムジュナが元気で笑顔でいてくれるならそれでよかった。 だから目的を選んだ。 目的が実現される代償として 僕はナムジュナに会うことは 許されない。

それだけ。

ジミン

もう君の目的は終わったの?

ホソク

うん、終わったよ、

ジミン

死にたい?

ホソク

ううん、
もっと幸せになりたい

ナムジュナが死なないってだけで僕は 十分幸せだったはずなのに もっと幸せになりたいって 望む自分がいる

もっとナムジュナといたいし、 ナムジュナに会いたいって

ホソク

欲張りだよね、
僕って(笑

ジミン

うん、ほんとに

ジミン

はあ、

ジミン

じゃあそろそろでるわ

ホソク

うん…

ジミン

あ、そうだ、
実験は今日の夜からだからッ!

ジミン

たぶん薬めっちゃ打たれると思うよ〜

ジミン

頑張って〜

一瞬見せた、ジミンの 儚げな顔が忘れられない

ジミンがいなくなって また独りぼっちになった。

あかりだけが眩しくて 眠ろうにも眠れない

ホソク

はあッ(泣

怖い 誰もいない明るいところが一番嫌いなんだ 僕は

なにか叫んでみても虚空にこだまして なのにやけに明るくて とても苦しく、虚しくなるような場所_

ホソク

助けてッ(泣
loading

この作品はいかがでしたか?

206

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚