コメント
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大好き!マジ天才的な癖持ってますねぇ…
nmさん天才だと思いますほんとに!!😭😭✨ 死ぬほど大好きですまじで!!知ってるかもしれないけど、あの夏が飽和するっていう小説と似ているところが少しありまして…!!その小説が大好きだったのでこういう殺人×恋愛パロずーっと見たかったんです!!✨🥹🥹💕 ありがとうございますっ!! 連載気長に楽しみに待ってますっ!!♪
はいっ、神連載なの確定しました(( まぢ楽しみすぎますっ🥹🥹
nm
nm
nm
ATTENTION 桃赤 年齢操作🐜 とても不穏
殺せ。殺せ。殺せ。殺せ。
俺の頭の中は、もうそれしかなかった。
深夜1時過ぎ、布団に寝転ぶ人間の体に向かって、ひたすらナイフを振り上げる。
皮を、肉を、自分の手で裂いていく気色の悪い感覚。 酷い血の匂いも、自分の顔に返り血が着く感触も、今は随分と遠くにあるよう。
桃
息が上がってきたところでようやく手を止める。 目の前の人間はもうぴくりとも動かない。その前に俺が襲ったもう1人のやつも、赤い体液に体を染めたまま倒れ込んでいる。
人を、殺した。
桃
心臓の鼓動がどんどん早くなる。手足は少し震えて、全身に鳥肌が立つ。 人が死んでる。俺が、殺した。 自分で決めたのに、何で今更怖気付いてるんだ。
赤
桃
瞬間、ぎぃという掠れた音と共にドアが開いた。その次に懐中電灯の白い灯りが俺を照らし出す。 恐る恐る振り返ると、一人の少年が立っていた。中学生ぐらい、だろうか。
やばい、やばいやばいやばいやばいやばい。 人を殺した現場を見られた。この家にもう1人いたなんて。何で気づかなかったんだ。
赤
少年の赤い瞳が大きく見開かれ、唇は震えている。 懐中電灯の明かりは俺の足元へ移り、男女2人の死体が映し出される。 この状況で「殺していない」なんて、言えるわけがない。
桃
あぁ、終わった。終わりだ。 どうしよう。今から全力で走って逃げるか?素直に警察のお世話.....になんて、なら死んだ方がマシだ。 それか、いっそのことこいつも─── そう思ってポケットの中のナイフに手をかけかけた、ときだった。
赤
少年が泣いていた。 恐怖とか、絶望とか、そういうのじゃない。 ものすごく、嬉しそうな顔をしている。
赤
桃
赤
桃
突然勢いよく抱きつかれた。思わずバランスを崩してよろける。 腰に回された手には、しっかりと力が込められている。 心の底から嬉しそうだった。
赤
赤
桃
こんな展開、想像すらしていなかった。左手に握りかけていたナイフをそっとポケットの奥へと戻す。
赤
桃
赤
少年は俺に抱きついたまま、俺の胸辺りに埋めていた顔を上げて俺を見据える。 まだ目が潤んでいて、鼻は少し赤らんでいる。
赤
桃
これが俺たちの最初の出会い。
そして、長い長い逃避行の始まりでもあった。
新連載START NEXT➡️300♡