テラーノベル
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ぬし
やなと_
だいきり_
にしき_
らお_
たちばな_
ゆた_
おさでい_
あっきぃ_
夜、見知らぬ大都会の繁華街
チカチカと眩しいネオンサイン、行き交う大勢の足音と車の騒音
雨に濡れたアスファルトが、都会の光を冷たく照らしている
やなとは、泥を少し拭っただけの服にフードを被り、雑路の中を歩いていた
やなと_
やなと_
山を降りて、とにかくメンバーから遠くへ行くために、目についた電車へがむしゃらに飛び乗った
そして、たどり着いたこの街は、人が多すぎて、誰もやなとの顔なんて見ていない
やなと_
そう思って安心するはずなのに、胸の奥にあるのは冷たい空虚感だけだった
ふと見上げると、街頭の巨大なビジョンに、誰かはしらない、けど大人気グループの華やかなミュージックビデオが写し出されている
キラキラと輝くその姿が、かつて自分達が目指していたステージと重なった
やなと_
やなとは目を背け、逃げるように路地裏の狭いビルへと入っていった
_数分後、薄暗いネットカフェの個室
畳1枚分程の小さな部屋の空間にパソコンの青白い光だけが灯っている
やなとはリュックを床に置き、小さな椅子に深く体を沈めた
個室の壁は薄く、廊下を通る足音や、隣の部屋の物音が微かに聞こえてくる
やなと_
エアコンの風が、雨で冷えきった体に冷たく吹きつける
あの民宿で食べた温かいおむすびや、崖の上で自分を必死に包んでくれたにしき達の体温が、まるで遠い幻のように思い出される
やなと_
にしきが、雨の中泣きながら言ってくれた言葉を思い出す
やなと_
1度は「戻りたい」と本気で願った自分の心が、都会の冷たい闇の中で再びグラグラと揺れ動く
けれど、やっぱり怖かった
もし本当に戻って、また自分がアンチコメントで傷ついてボロボロになったら、今度こそすにすてを、大好きな仲間達を完全に壊してしまうかもしれない
やなと_
やなとは膝を抱え、冷たくなったスマホをじっと見つめた
電源は切ったまま、もう2度と、あのシグナルが灯ることはない
眩しい都会の片隅、小さな箱のような空間で、やなとはまた1人、長い長い夜を過ごし始める_
ぬし
ぬし
ぬし
次回♡3200
コメント
15件
7日連続おめでとうございます!そしてお疲れ様です 次も楽しみにしてます!

ここまで一気読みさせて頂きました! 目が涙でうるうるっす、、、続き待ってますっ!!

初コメ失礼します 続き楽しみです
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#らお
𝙼𝙸𝚈𝚄𐙚
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