笑主
それで?俺が死んだ判定されてるのと、ライカが泣いてるのと、いつもよりユメからの罰が重いのは何故ですか?
カンナ
まず、近くで交通事故が起きたこと。
莱香
そうでやんす!!
笑主
ほー。
カンナ
そして、、早く家を出たにも関わらずレッスン室についていなかっこと。それによってより不安を煽りました。
冬芽
そうなの!!
笑主
ははぁ~。
カンナ
そして、ユメさんによるといつもエスさんは寄り道はせずESビルに来る、と。
Q.何故知ってるんでしょうかね。 A.ストーカーしてるから。
笑主
つまり、俺が心配させたからでしょうか!!
カンナ
そうです。心配をさせたのですから、ライカさんたちに一応謝ってくださいね。
笑主
ごめんな〜、二人とも。心配かけて〜…。
莱香
大丈夫でやんす!生きてたからけっかおーらいでやす!
笑主
ライカ、ありがとうな!
笑主
それとさ、事故の事だけど、轢かれたのは人間じゃなくて疑似品だったんだって。近くに刑事さんがいたから聞いてみたんだ。
カンナ
……そうだったんですか。やはり人の噂は当てになりませんね。
笑主
事故が起きたときのための訓練とかなんか言ってたな〜。車のドライバーさんも刑事さんだって
カンナ
何故、一般道路やるんでしょうかね。
冬芽
とりあえず、生きていたのは良かったけど…やっぱり、置いていったことは許さないの。(プイッ
笑主
そんなぁ〜、、!
冬芽
……でも、生きてて本当によかった、の。
笑主
ユメ……
冬芽
だから、エスがまたこんな事起こさないように、これからユメが厳重に監視しておくの♡覚悟するの♡
笑主
ひいぃいぃい!!!やっぱりコイツはコイツだった!!!少しまともになったと思ったのに!!!!
カンナ
さ、そろそろレッスンを初めましょうか。
笑主
あれ、相棒は俺の事心配じゃなかったの?
カンナ
……!
カンナ
………そんな事はありませんよ。
カンナ
ただ、予想外の事もあるのだと身に感じただけです。
カンナ
朝から嫌な感じがしただけで必ずとも当たるわけでは無い、ということが今日の経験で分かりました。
カンナ
ですので、最初からあなたの心配をしていなかった訳では無いので、
冬芽
カンナちゃん、ちょっとおかしくなっちゃったの。(?)
やっぱりポンコツアンドロイドね。
やっぱりポンコツアンドロイドね。
莱香
こういうの、「素直じゃない」って言うんでやすよね!この前、お姉さんに聞きやした!
笑主
…………
……ぎゅ
冬芽
ちょっ!!、
カンナ
?!、急に何ですか、抱きつかないで下さい、、!
笑主
カンナも心配したってことだろ?
ナデナデ
カンナ
………
笑主
ごめんな。
カンナ
……はい。
笑主
っ……!!
カンナ
…どうしたんですか。
笑主
…っ、……きゅっ、……急にカンナが、素直、になって………なんか、
笑主
なんか恥ずかしいんですけどっ?!///
カンナ
………?!
冬芽
ユメのエスなの!!離れるの!!!
笑主
うわぁっ!
カンナ
………
笑主
カンナ…?
サッ(エスを背に向ける)
カンナ
僕、少し水を飲んできます……。
笑主
おい、カンナ?ちょっ……
笑主
(カンナの耳が、赤い……?)
莱香
…………あっ!この雰囲気!確か、
冬芽
ライカちゃんは黙ってるの。
莱香
あっ、あいっ!!!
笑主
っ………、///
冬芽
エス……!!!!
冬芽
たっ、大変なの!!ポンコツアンドロイドのせいでエスがおかしくなっちゃったの!!
莱香
だから、これはこi……
冬芽
ライカちゃんうるさいの!!
莱香
ぴえぇえっ!
笑主
これからどうすれば良いんだ、、?どうやって顔合わせれば良いんだ…?
笑主
(なんか、無駄にカンナを意識してるような気がするんだけど…!!//)
カンナ
………
カンナ
(火照った顔が、治まらない。)
カンナ
(この現象は、一体……?)
カンナ
(そして、エスさんのことを考えると心拍数が大幅に増加する…。)
カンナ
(僕の身体では今、何が起きているのでしょう…。)
カンナ
……分からないものを考えすぎても意味がありませんね。
カンナ
……おや?
気が付くと、あの嫌な感じを唆るような大雨は止んでいた。
その代わりに、これからの未来を明るく照らすような眩しい太陽が出ていた。
カンナ
…………ふふ。
そんな太陽にずっと照らされていたい、と僕は思った。
これからの未来をずっと、どこまでも明るく。