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付き合ってない
日付が変わりそうな時、突然、いつものヤツから電話がかかってきた。
俺は瞼を擦りながら通話開始ボタンをおした。
ホーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
俺はチーやんに催促され動画のコメント欄を開いた。
何件も寄せられてたコメント。
「2人って、付き合ってるんですか?」
のコメント。返信欄をみても肯定的なコメントしかない。
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
...沈黙。
ここで、いつもならチーやんのギャグが入るはずなのに。
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
俺はチーやんの話を黙って聞いていた。
別に拒否したい訳じゃない。むしろ───。
ホーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
チーやんは通話越しにいたけど、どんな顔をして今俺とこの話をしてるのか、
なぜかそれがわかった気がした。
ホーやん
チーやん
俺らの間に、何も言葉がなかった。
でも、通話は繋がったままだった。
画面の向こうで、同じように心臓がバクバクしてるのが、何故か、ちゃんと伝わっていた。
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
ホーやん
通話は切れていた。
チーやんが気を使って切ってくれてたんだろう。
俺はスマホの画面を見えないようにひっくり返して、顔を覆った。
ホーやん
"今夜だけ"ってことにすれば "本気じゃない"ってことになる。
その言い訳がバレたのか、 それともチーやんはただ乗っかってくれたのか、わからない。
けど...
ホーやん
「付き合ってるんですか?」
その一言が、思った以上に引っかかる。
だって付き合ってるわけじゃない。 でも、誰よりも一緒にいる。
ホーやん
いつの間にか帰る場所が"チーやんの家"になって、
自分の家の冷蔵庫より、チーやんの家の冷蔵庫の中身の方が詳しくて、
通話だって、一緒にしようなんて言ってないのにいつの間にかずっと話し続けてる。
ホーやん
どうして、"名前"が必要なのか、そこにこだわっちゃうのか。
"彼氏"とか"恋人"とか、そう名付けた瞬間、チーやんとの今の関係が壊れそうで、
俺はただ怖かった。
数日後。 チーやんの部屋。
ホーやんは例のごとく勝手に家に上がってソファーに寝っ転がっていた。
ホーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
おどけて笑うチーやん。 でもいつもと何かが違った。
"こいつ、どこかでずっと我慢してる"
そう思った。
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
チーやんは一瞬だけ動きを止めた。
それから苦笑いみたいな顔で「冗談...かもね笑」と呟いた。
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
チーやんの声は、いつものあのヘラヘラしたような声じゃなった。
それがあまりにも辛くて、心に1番刺さった。
ホーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
ホーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
チーやんがゆっくりと顔を上げた。
その目が少し潤んでて、妙にずるい。
チーやん
チーやん
ホーやん
チーやん
チーやん
ホーやん
ホーやん
ホーやん
ホーやん
チーやん
俺はチーやんの目をまっすぐみた。
あんまりこんなことをしないからすごく小っ恥ずかしいけど、そんなこと言ってられる余裕もなかった。
ホーやん
ホーやん
チーやん
チーやん