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神楽家
神楽鈴
それでねこの間の授業に、、、
神楽彩葉
(「あの子たちとまっすぐに話せますように」、、
そう短冊に願った日から、、)
そう短冊に願った日から、、)
神楽彩葉
(、、少しずつこの子達との時間が増えてきたように思う)
神楽彩葉
(この子達と過ごす時間も、そんなに悪いものでは無い
それに、会話することで新しい発見もある)
それに、会話することで新しい発見もある)
神楽鈴
お姉ちゃん今の会話聞いてなかったでしょ
神楽彩葉
、、え？
神楽鈴
お姉ちゃんは(考えモード)になるとピタッとして
んーってなるんだよね。だからすぐにわかるよ
んーってなるんだよね。だからすぐにわかるよ
神楽彩葉
ピタッと、、、
私またそんな瞬きが減ってたかしら？
私またそんな瞬きが減ってたかしら？
神楽鈴
うん
神楽彩葉
(、、少しだけ鈴の言う擬音が何を指してるのか
分かってきたような気がするわ)
分かってきたような気がするわ)
神楽鈴
実はねさっき動画見てたら
私たちのライブハウスでやった動画が出てきて一緒に見ようよ
私たちのライブハウスでやった動画が出てきて一緒に見ようよ
神楽彩葉
え、、？
神楽鈴
この前やったライブが見てた人に撮られてたみたいで
しっかり映ってるから一緒に見ない？
しっかり映ってるから一緒に見ない？
神楽彩葉
(、、思えば鈴の演奏ほとんど見た事がないわね
いえ、見たことがないと言うより)
いえ、見たことがないと言うより)
神楽鈴
もしかしてダメだった？
神楽彩葉
いえ、今日は生徒会の仕事も済ませてきてるから時間はあるわ
神楽彩葉
(見ないようにしてただけ
でも、これからは少しずつ変わっていかなければ、、)
でも、これからは少しずつ変わっていかなければ、、)
神楽鈴
本当！
私飲み物用意してるから待ってて
私飲み物用意してるから待ってて
神楽鈴
こうやって見ると凄い観客いるんだ
神楽彩葉
鈴少し落ち着きなさい
神楽鈴
だって、お客さんから見て私達って
こんなふうに見えてたんだなって思って
あ、演奏始まった
こんなふうに見えてたんだなって思って
あ、演奏始まった
神楽彩葉
もう、鈴ってば、、
神楽鈴
あ、この時すごく照明がギラギラで、
暑くて眩しくて大変だったんだよね
暑くて眩しくて大変だったんだよね
神楽彩葉
(鈴の演奏、、技術はやはり高いわね、、
けれど、テンポは走りがちだし主張の強い演奏ね)
けれど、テンポは走りがちだし主張の強い演奏ね)
神楽鈴
あっ、次私のDJソロだよ
神楽彩葉
(でも、、)
神楽彩葉
(すごく楽しそうな音をしてる、、
鈴の表情それに、はやるメロディーでさえ、、)
鈴の表情それに、はやるメロディーでさえ、、)
神楽彩葉
、、、
神楽鈴
お姉ちゃん大丈夫？
神楽彩葉
、、！ごめんなさい。私、また、、
神楽鈴
考え事？
神楽彩葉
いえ、大丈夫よ。大丈夫、、
彩葉の部屋
神楽彩葉
、、、、
神楽彩葉
(あの子たちに真似されたくない。負けたくない、、その一心で私は
技術を高めてきたのに)
技術を高めてきたのに)
神楽彩葉
(鈴の音は技術力だけじゃない、魅力的な音をしていた
テンポが走ってるとはいえ彼女の個性のように感じた)
テンポが走ってるとはいえ彼女の個性のように感じた)
神楽彩葉
(、、、私の音は？
私の音はあの子たちと比べてどんなおとをしてるの、、？)
私の音はあの子たちと比べてどんなおとをしてるの、、？)
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