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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

俺の住むマンションにはエレベーターが1基しかない。

それもなんだか薄暗いし、定員は5人となっているが 3人も乗ると窮屈に感じるような手狭なものだ。

だから気持ちは分かるのだが、他の住人と乗り合わせるときに、 嫌な顔をしたり、混んでいるとあからさまに舌打ちをするような奴 もいて、それはどうなんだと思ってしまう。

俺が内心狙っている、おとなしめな男子大学生っぽい 男の子がいるんだけど、

彼なんか扉が開いて、中に俺が乗ってるのに気づくと すごい顔で見てくる。

「俺がなにか悪いことてもしましたか?」と聞きたくなるが 視界にも入れたくないとばかりに、 こっちに背を向けてしまう。

俺は心に決めていた。 いつかちゃんと、彼に、声をかけよう。 話しかけて、会話を交わせばきっかけになる。 経験からわかっていた。

毎回、早足に降りる彼の背中を見送るたびに、 「俺がそんなに気にくわないならエレベーターを使わなきゃいいのに......」 と思うのだが、10階に住む彼としてはそうもいかないのだろう。

その日は、3階に住むカップルと 7階に住む老夫婦と一緒だった。 彼も2人きりでなければ良いのか こちらを睨むようなことはなかった。

彼は、自分が住む最上階まで乗らず、 老夫婦の後を追うように、 7階で降りてしまった。

俺は思わずそれを追いかける。

非常階段を上る彼に、下から声をかける。

なんでそんなに僕を避けるんですか?

コツコツコツコツ(階段上る音)

ねぇ、君と仲良くなりたいんです

コツコツコツコツ(階段)

僕が何かしましたか?

聞いてくださいよ。みえてるんでしょ?

結局彼は、俺と会話を交わしてはくれなかった。

なんだ、ルールを知ってたのか。

意味がわかると怖い話集-stpr-

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コメント

12

ユーザー

え。何?分かんない!! 『彼女』と『ルールを知っていたのか』 っていう所が怪しいのかな? 解説お願いします!!  ゆにちゃは宣伝済み!! フォロワー様50人突破頑張れ!!

ユーザー

解説は希望されたらだすよ~ 後4人でフォロワー様50人!宣伝してちょうだぃ?

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