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主
おいで〜
梶原 のえる
……帰る
主
おー待て待て
梶原 のえる
……
主
もういいもん
主
じゃあ1人でレッツゴー
クローゼットの中
梶原 のえる
……
梶原 のえる
(出よ……)
梶原 のえる
なんだこの、空き部屋
梶原 のえる
まぁいっか……
窓から軽々飛び降りる
クローゼットから、微かな音がする
アル
……(クローゼットを開く)
アル
どこに……
アル
っ……窓が
アルは急いで階段をかけおりる
アル
逃げられると思ったのか？面白い
梶原 のえる
おぉあそこ5階ぐらいでしょ
梶原 のえる
まじでくると思わんかった
アル
ふん、俺を甘く見るな
アル
君の血ちょっとだけでも飲みたいんだよ
梶原 のえる
私そういうの無理
アル
無理？それじゃあ俺が説得するしかないな
アル
俺にくれたら、特別扱いしてやる
梶原 のえる
お断りします(即答)
アル
本当に…断るのか？
アル
面白い、君のような人間は初めてだ
梶原 のえる
(こいつめっちゃ喋るやん)
主
あはは、それな
アル
いいだろう、いつか必ず契約させて見せる
梶原 のえる
では、さよなら
屋上に上がる
アル
さよなら？そんな簡単に逃げられると思うな
アル
君の気持ちは変わらないのか？
梶原 のえる
(なんでいるんだよ)
アル
いつか君を必ず手に入れる
梶原 のえる
(声にならない叫び)
アル
なんだ、君は
梶原 のえる
いや、いや、なに急に
アル
面白い、君は何者なんだ？
梶原 のえる
まぁ教えんけどな
アル
君の血、その力、全部知りたい
梶原 のえる
ヴァンパイアごときが何様のつもりじゃ！
突然、闇がのえるを覆う
そして、次に現れたのは人間の形をした悪魔だった
アル
悪魔？お前は本当に面白い存在だな
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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