潤
(この物語は画像脅かしがあります。心臓の弱い方の閲覧はお控えください。)
潤
知ってるか?学校の噂
卓也
またそれかよ!
卓也
斎藤の時にトラウマ級の恐怖を味わったから
卓也
その話はすんな!
潤
えー?
潤
それじゃあバラすよ
潤
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通話
01:04
卓也
クソっ!なんでお前がそれを知っているんだ!?
潤
え?
潤
見たからでしょ
卓也
やめてくれ!
卓也
それを他人に知られたら死ねる!
潤
じゃあ、聞いてくれるよな!?
卓也
む、無理だ!
潤
あれぇ?バラされてもいいのかなぁ?
潤
お前の彼女にバラしちゃうぞ!?
卓也
それだけはご勘弁を!
潤
じゃあ聞くんだね
卓也
まあ一応聞くだけ聞いてみよう
潤
よろしい
潤
俺さ、思ったんだよね
潤
本当にひとりかくれんぼで氏ねるのかと
卓也
は?実際に氏んでたろ
潤
あれさぁ自○とかじゃねえの?
卓也
はぁ?それはありえんだろ!
卓也
頭大丈夫?
潤
俺は至って正気だ
潤
お前は斎藤の死因が本当にひとりかくれんぼのせいなのか知りたくないのか?
卓也
まあ、気になると言えば気になるんだが
潤
素直に知りたいって言えんのか!?
卓也
ぅぅっ・・・わたし、気になります!
潤
よろしい
卓也
え?俺なんか言った?
潤
よし、じゃあ今日検証な
潤
0時に高校前集合で
卓也
わざわざ高校でやる必要ねぇだろ
卓也
自分の家でやれ!
潤
あれさぁ
潤
家に誰かいると悪影響出るんだってさ
潤
俺ほ家に家族いるから出来んな
卓也
じゃあ一人でやってくれ
卓也
それこそ俺が氏んだら嫌だし
潤
行ってくれよォ
潤
友達だろぉ
卓也
友達でも聞けない相談ってものがあるだろ
卓也
友達を何でも屋みたいに扱うな
潤
仕方ねぇな
潤
でも覚悟しろよ
潤
お前のLINEに撮った写真いっぱい送り付けてやるから
卓也
あーもうブロックするわ
潤
おい!
潤
なんてこったい・・・
10分後
潤
なんとかブロックを解除して貰えた・・・
卓也
ホントならあのまま絶交してたんだけど
卓也
感謝しろよ
潤
はい
潤
もうしません
卓也
ビデオ通話ならOK
卓也
こっちから切れるし
卓也
ちょっと気になるからビデオ通話ならカモンだ!
潤
おうよ
卓也
なら0時を楽しみにしてるぜ
10時間後
卓也
そろそろ0時を回るな
卓也
お!かかってきたな
潤
こちら潤こちら潤
卓也
他に誰かいるか?
拓
俺がいるぞ!卓也
卓也
なんだ拓もいるのかよ
卓也
お前よく平気だよな
拓
俺は心霊系がめっちゃ好きなんだよ
潤
こいつはうちの高校の心霊博士って呼ばれてるからな
卓也
へぇーそれは初耳
拓
まだ12時だよな
卓也
ん?そうだが
拓
ひとりかくれんぼはだいたい2時からやるもんだぞ
潤
え?そうなの?
卓也
そういや斎藤の奴1時回った頃にやってたな
潤
それが死因なのか?
拓
俺もそこまでは分からない
潤
じゃあ確かめて見ようぜ
卓也
正気かよ
拓
あまりルールを破らない方がいいぞ
拓
どうなるか分からないから
潤
それじゃあここに来た意味がない!
潤
斎藤が本当にひとりかくれんぼで氏んだか確かめるためにここに来たんだろ
卓也
お前、斎藤の為に命差し出せんの?
潤
死なないから大丈夫でしょ
卓也
実際死んでるんだけど
潤
俺は本気だ
拓
はぁ君は本気なんだな
拓
それなら俺も最大限サポートする
拓
魔よけの御札とか持ってきたから
卓也
そんなのあるのか?
拓
ああ
拓
これで大体の霊は去っていくはずだ
拓
あと本当にヤバくなったらどうにかしてやるよ
拓
俺はお祓いも独学で身につけてるんだ
潤
それは安心だ
卓也
一応言っておく
卓也
俺は止めるぞ
潤
お前が止めたとしても俺はやるけどな
卓也
じゃあご勝手に
卓也
死んでも俺のせいじゃないからな
潤
はいはいわかったわかった
拓
それでは高校に侵入
潤
って鍵がかかっていますねぇ
卓也
そりゃそうだろ!
卓也
前は窓が空いていたんだが
卓也
流石に今回は開かないだろ
拓
それじゃあ屋上から侵入してみるか
潤
どうやってだよ
拓
じゃーんハシゴ
拓
この高校はちょっと高い所に元からハシゴがかかっている
拓
だから下からハシゴで乗り継げば登れる
潤
おお!天才っ!
卓也
霊のせいじゃなくて転落して死にそうだなおい
1時間後
潤
マジで大変だったな
拓
まあな
卓也
お前ら大丈夫かよ
潤
まあ平気だ
拓
こっちも
卓也
そりゃ良かった
潤はガラッと屋上の扉を開けた
潤
やっぱここから泥棒が侵入するなんて普通考えないから開いてるな
拓
計算通り!
潤
よし、時間も斎藤がやった時間に近いし
潤
決行といきますか
卓也
んでどこでやるんだ?
卓也
保険室か?
拓
保険室に浴槽はないだろ
卓也
あの時は体育館前の水のみばを使ってたな
潤
じゃそれで行こう
拓
俺もビデオ通話に参加するからグループに切り替えてくれ
潤
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通話
01:23:45
潤
よし、いいぞ
拓
じゃ俺は体育館にいるから何かあったら言ってくれ
1時間後
ぺっ
潤
私の勝ち私の勝ち私の勝ち
潤
・・・
卓也
終わったな
拓
特に変わった様子はないようだけど
潤
ほら!言ったろ!
潤
ひとりかくれんぼで氏ぬとかありえないって
卓也
んなバカな
潤
いや、そんなの信じるなよ
卓也
んー
卓也
それだとほんとに謎だなぁ
卓也
!?
潤
!?
拓
!?
俺らのスマホに突然来た通知それは意味不明な言葉が羅列していてそれに加え夜という時間がさらに恐怖をかきたてる
卓也
これは!?
潤
僅かに読めるな
拓
保健室に来い・・・か
卓也
逃げた方がいいんじゃね?
潤
ああ、そうするか
そういって2人は階段を駆け上り屋上に行こうとする
潤
!?
潤
なんで屋上の扉に南京錠がかかってるんだよ
拓
は?来た時はなかったはずなのに
潤
うぎゃぁぁあ
拓
うわぁぁぁ
卓也
どうしたんだ2人とも!
声がしなくなってもビデオ通話は切れていない
スマートフォンは学校の暗い廊下を映し出している
潤
俺は気味悪く思い電話を切ろうとしたその瞬間・・・
潤
卓也
う、うわぉぁぁ
俺はスマホの電源を切った。流石に霊でも電源を切るという物理的現象にまでは対応できなかったのか、あっさりと電源は消えた
俺はスマホを再起動してLINEを見る
また潤と卓のLINEはunknownになっていた







