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【LINE206】マウントを取りたくてクリスマスパーティーでワインをかけてきた自称陽キャラグループ

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【LINE206】マウントを取りたくてクリスマスパーティーでワインをかけてきた自称陽キャラグループ

1 - 【LINE206】マウントを取りたくてクリスマスパーティーでワインをかけてきた自称陽キャラグループ

2022年12月29日

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セン

おい!

セン

陰キャラ女!

セン

お前火曜の一限の心理学の授業取ってるよな!

ラン

ラン

セン君

ラン

わざわざ個人LINEで連絡してくるなんて珍しいね…

ラン

火曜の一限は

ラン

確かに心理学取ってるけど…

セン

おお!

セン

良かった良かった!

セン

陰キャラのお前に頼むのは癪だけどよ!

セン

頼みたいことあるんだよ!

ラン

何かな…

ラン

頼みたいことって…

セン

俺もうあの授業出る気ないからよ!

セン

今度からノートを全部コピーさせてくれよ!

セン

テストの時に困りそうだからよー

ラン

別にいいけど…

ラン

せっかく大学に来てるんだから

ラン

授業には出た方がいいよ?

ラン

結構授業の内容も面白いから

セン

は?

セン

なんだよお前?

セン

俺に意見するつもりか?

ラン

ラン

いや…

ラン

意見をするとかではなくて

ラン

単純に良かれと思って言ったつもりだったんだけど…

セン

お前みたいな陰キャラが

セン

俺みたいな陽キャラに意見していいと思ってるのか?

セン

俺なんて広告研究会に参加してるし

セン

内部進学の奴らとも仲良いし

セン

スクールカーストのトップなんだぞ?

ラン

そんなことを言われても…

ラン

私あんまりスクールカーストとか気にしたことがないから

ラン

ちょっとわからないけど…

セン

とりあえず!

セン

お前は俺のいう事を聞いておけばいいんだよ!

セン

わかったか⁉︎

ラン

うん…

ラン

わかったよ…

ラン

今度からセン君にノートのデータをあげるようにするね?

ラン

それでいいかな?

セン

あぁいいぞ!

セン

ったくよぉ…

セン

大人しく最初からそう答えたらいいのによ!

ラン

ごめんなさい…

〜数日後〜

スイ

ちょっと陰キャラ女!

スイ

あんたどういうつもりなのよ!

スイ

私の彼氏に手を出すなんて…

スイ

いい度胸してるわね!

ラン

スイちゃん…?

ラン

どうしたの…?

ラン

そんな怒った様なLINEをしてきて…

ラン

何か気に入らないことでもあったの…?

スイ

はぁ?

スイ

さっき言ったでしょ?

スイ

私の彼氏に手を出すなって言ってるのよ!

ラン

彼氏…?

ラン

私ここ最近

ラン

男の子と連絡なんて

ラン

取り合ってないけど…

スイ

嘘ついてるんじゃないわよ!

スイ

私の彼氏から聞いたわよ?

スイ

あなたとLINEしたって

ラン

誰のこと…?

スイ

センのことよ!

スイ

セン!

ラン

ラン

セン君のことだったんだ…

スイ

ほらやっぱり!

スイ

隠してたんだ!

スイ

後ろめたくて言えなかったんでしょ!

スイ

人の彼氏に色目をつかってやり取りしてるなんてね!

ラン

いや…

ラン

確かにやり取りを少ししたけど…

ラン

別に色目を使うようなことは全くないよ…?

スイ

また嘘を作っていうの?

スイ

センが言ってたわよ!

ラン

センくんから…?

スイ

ちょっと授業に出れないから

スイ

ノートを頼もうとしたら

スイ

それを理由に色々と要求されるようになったって!

ラン

私…

ラン

別に要求なんてしてない…

ラン

ただ授業には出た方がいいよ?って

スイ

ほらそれ!

スイ

一緒に授業に出ようって要求したんでしょ!

スイ

ノートを貸す代わりに

スイ

私の彼氏と一緒にいる時間を作ろうとしたんだ!

ラン

そんなつもりはなくて…

ラン

ごめんなさい…

スイ

わかったらいいのよ!

スイ

私という完璧な彼女がセンと付き合ってるんだから

スイ

あなたに入る隙なんて無いのよ!

スイ

それをちゃんと理解しなさい!

スイ

わかった⁉︎

ラン

わかったよ…

ラン

なるべくセン君とは連絡を取らないようにするね?

ラン

ごめんね?

スイ

そうしなさい!

スイ

この陰キャラ!

ラン

うん…

〜1週間後〜

スイ

ちょっと陰キャラ女!

スイ

あんた次の金曜日の夜暇でしょ!

スイ

開けておきなさいよ!

ラン

え…

ラン

来週の金曜日?

ラン

空いてはいるけど…

ラン

何かあるの?

スイ

クリスマスパーティーがあるのよ!

スイ

私が主催してる!

ラン

ラン

クリスマスパーティー?

ラン

私あんまりそういうの普段行かないんだけど

スイ

何言ってるのよ!

スイ

私に迷惑をかけてるくせに!

ラン

迷惑って…

ラン

私は特に何かあなたに迷惑をかけたような覚えはないけど…

スイ

はぁ?

スイ

何言ってるの笑

スイ

私の大切な彼氏にちょっかいをかけて

スイ

私たちの関係に迷惑をかけようとしたでしょ?

ラン

いやだから…

ラン

それは誤解だって…

スイ

とりあえず!

スイ

あなたは参加ね!

スイ

目一杯のオシャレでもして出てきなさいよ

スイ

まぁ、どうせ大して可愛くないけどね笑

ラン

そんな言い方って…

ラン

ちなみに会場はどんな所なの?

スイ

あー

スイ

どこだっけ?

スイ

確か大学に近いイタリアンのお店を貸切するって言ってたな…

スイ

なんだっけ?

スイ

ベッラ・イタリ

スイ

とかだっけな?

ラン

え?

スイ

は?

スイ

何?

スイ

知ってるお店?

スイ

それともなんか文句でもあるの?

ラン

あ、いや…

ラン

そういうわけでなく…

スイ

とりあえず文句言わず来なさいよ!

スイ

わかったわね!

〜金曜日〜

セン

陰キャラ女!

セン

お前今日のクリスマスパーティーに居るよな?

セン

なんかお前っぱい女を見かけたんだけど

セン

いつもと雰囲気が違くて

セン

声かけそびれたわ

ラン

セン君…

ラン

今日のパーティー

ラン

スイちゃんに言われて参加してるよ?

ラン

あんまりこういう元気なパーティーに参加したことないから

ラン

もしかしたら浮いてるかも知れないけど…

セン

いやいや

セン

シックな黒いドレスでいい感じじゃん

セン

大人っぽいというか

セン

今日の格好だったらお前のこと

セン

認めてやってもいいかもな?

ラン

別にセン君に認めてもらおうとこの服を着てるわけじゃないけど…

セン

またまた笑

セン

嬉しいだろ?

セン

俺みたいにイケてる奴に好かれたら

セン

大学で自慢してもいいんだぞ?笑

セン

俺に認められたって

ラン

そうなんだ…

ラン

まぁ、機会があったら使わせえてもらうね?

ラン

ありがと

セン

ちなみにこのパーティーの後って暇か?

セン

多分23時ぐらいで終わりだけど

セン

どこかに抜け出そうぜ

ラン

え…?

ラン

終わったら帰るつもりだったけど…

セン

2人で飲みに行こうぜ

セン

芸能人とかも来るバーがあるからさ

ラン

いや…

ラン

セン君って

ラン

スイちゃんと付き合ってるんだよね?

ラン

私自身セン君と飲みにいくのに興味ないし

ラン

スイちゃんにも悪いから遠慮しておくね?

セン

はぁ?

セン

お前俺の誘いを断るのか?

セン

俺様に誘われることなんて今後もう2度とないかも知れないぞ?

セン

それでもいいのか?

ラン

うん

ラン

特に私は困らないかな?

セン

そうかよ!

セン

もうしらねぇからな!

〜数十分後〜

スイ

ちょっとあんた!

スイ

またやったわね!

スイ

もう今度は許さないから!

スイ

どこに居るのよ!

ラン

どうしたの…?

ラン

またそんなに怒って…

ラン

ラン

スイちゃんが来いって言うから

ラン

ちょっと嫌だったのに来たんだけど…

スイ

そんなのは当たり前でしょ!

スイ

そんなことで今回のことを帳消しにできると思わないでよね!

ラン

さっきから言っている

ラン

今回のことって一体…?

スイ

またセンにちょっかいをかけてたでしょ!

スイ

私聞いたわよ?

ラン

え…

ラン

ちょっかいかけたって

ラン

むしろ逆というか…

スイ

は?

スイ

何を言ってるのよ!

スイ

あんたがセンを誘惑したって聞いたわよ?

スイ

パーティーが終わった後に2人に飲みに行こうって

ラン

そんなことって…

スイ

けどセンがちゃんと断ったって

スイ

私という彼女がいるんだから

スイ

あんたみたいな陰キャラには目もくれないのよ!

ラン

私から誘ってなんていないのに…

スイ

あんた探し出して

スイ

ひどい目に合わせてやるんだからね!

スイ

覚えておきなさいよ!

ラン

そんな…

〜10分後〜

スイ

ププッ!

スイ

どうよ!

スイ

こんな目に遭って!

スイ

ちゃーんと反省しなさいよ!

スイ

これに懲りたら

スイ

もう2度とセンには手を出さないことね!

ラン

スイちゃん…

ラン

なんでこんなことを…

ラン

いきなり私に飛びかかってきて

ラン

ドレスを破いたかと思ったら

ラン

ワインをかけてくるなんて…

スイ

いい様ね!

スイ

反省しなさい!

スイ

陰キャラのくせに

スイ

陽キャラにちょっと進出してこようとしてきやがって!

ラン

そんなこと…

ラン

言いがかりもいい所よ…

スイ

もう帰れ!

スイ

私たちの前に一生出てこないで!

ラン

言われなくても

ラン

あんな破れたドレスで会場にいるわけにはいかないから

ラン

もう家に帰ってる所ですよ

スイ

そう!

スイ

それはいい心掛けね!

スイ

もう家の中に引きこもって

スイ

一生外の世界に出てこなくていいわよ!

ラン

それは私が決めることだけど…

ラン

本当にいいのね?

ラン

私のことをそこまで悪者にして…

ラン

その結果どうなっても

スイ

何言ってるのよ笑

スイ

あなたのことをどう扱おうが

スイ

なんの問題もないのよ笑

スイ

わかる?笑

ラン

そう…

ラン

あ、後このドレス

ラン

海外製でオーダーメイドしてるものだから

ラン

流石に修理代金を請求してもいいかな?

スイ

はぁ?

スイ

何それ笑

スイ

どうせ安物のオーダーメイドドレスでしょ?

スイ

そんなものイベントで稼いでるお金があるから

スイ

なんとでもなるわよ笑

スイ

そんなこと言われて私がビビるとでも思ったの?笑

ラン

そうですか…

ラン

それなら安心して

ラン

請求書を送れるわ

ラン

後で住所とか送っておいて

スイ

はいはい!

スイ

わかりましたよ!

〜1時間後〜

スイ

ちょ、ちょっと!

スイ

あんた!

スイ

どういうことよ!

スイ

なんでこんな状況になるのよ!

ラン

あら

ラン

スイちゃん

ラン

どうしたの?

スイ

なんか会場を追い出されそうなのよ!

スイ

レストランの支配人の人が出てきて

スイ

もうこのイベントは中止だって

スイ

これ以上私たちに使わせるわけにはいかないって!

ラン

へぇー

ラン

そうなんだね

スイ

なんか私たちがレストランに迷惑をかけたって

スイ

だからこれ以上使わせるわけにはいかないって!

ラン

それは大変だね…

スイ

しかもこのレストランのグループのお店で普段イベントをさせてもらってるのに

スイ

他のお店も出禁になっちゃったのよ!

スイ

なんなのよ!

ラン

まぁそうなるでしょうね…

スイ

なぜかあなたの名前を出されたんだけど

スイ

あんたこのレストランのなんなのよ!

ラン

オーナーよ?

スイ

へ?

スイ

オーナー?

ラン

そう

ラン

私がこのレストランを見てるのよ

スイ

は?

スイ

学生のあなたが?

スイ

そんなわけ…

スイ

このレストランを作ったっていうの?

ラン

いえ

ラン

私はあくまで親からこの会社を任されてるだけなの

スイ

へ?

スイ

親から?

ラン

そう

ラン

うちの両親がこのレストラングループを経営していて

ラン

その中の何店舗かを任されてるのよ

スイ

そんな…

スイ

それじゃあ私は…

スイ

イベントを開催してるお店のオーナーに対して

スイ

あんなことを…

ラン

そういうことになるわね?

スイ

くそっ…

スイ

イベントが途中で中止になって

スイ

キャンセル代金を払って

スイ

参加者に詰め寄られてるのよ!

スイ

どうしたらいいのよ!

スイ

50万ぐらい集めたのに

スイ

これを全部返すって…

ラン

それは私が関与することじゃないからね

ラン

知ったことじゃないわ

スイ

そんな…

スイ

センも逃げちゃったし…

スイ

どうしようもない…

ラン

まぁなんとかしてお金は集めたらいいんじゃないの?

ラン

他のイベントの収益とかで

スイ

それが…

スイ

私あなたの両親のグループのお店ばっかりを使ってたから

スイ

そこを出禁になって

スイ

イベントをすぐには開けなくなっちゃったのよ!

ラン

知らないわよ…

ラン

あと

ラン

私のドレスの修理代金もよろしくね?

スイ

そういえばそれもあった…

ラン

私の両親がイタリアで修行したり研究をしていたときに

ラン

そこで知り合った仕立て屋さんで作ってもらったもので

ラン

かなりの品だから

ラン

100万以上はするわよ?

スイ

へ?

スイ

100万…?

ラン

そうよ

ラン

ちゃんと払ってね?

スイ

無理よ…

スイ

今回のイベントのキャンセル代金…

スイ

これからのイベントのキャンセル代金…

スイ

あなたのドレスの修理代金…

スイ

こんなの払いきれないわよ!

ラン

まぁ、自業自得なんじゃない?

ラン

頑張って払ってね?

ラン

陽キャラで友達が多いんだから

ラン

助けてくれる人もいるでしょ?

スイ

そんな人…

スイ

いるわけ…

ラン

じゃあ

ラン

さようなら

〜後日談〜

ラン

その後、スイはお金を払うために

ラン

実家に頭を下げて借金をして

ラン

その返済をするためにバイト三昧の生活のようです

ラン

今までみたいに遊んで暮らすことはできなくなり

ラン

センとも別れたとか

ラン

私は今までと変わらず仕事と学業の両立を頑張っていきます

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