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コメント
1件
うわ、これ……めっちゃ刺さったわ。 「上を向ける人」と「上を向けなくなった人」の対比が残酷なほど美しくて、読んでるこっちの胸が苦しくなった。 「光が消えるまで一緒に待ってあげる」って台詞、優しさと狂気の境界線みたいで忘れられない。 1年後の主人公が同じ場所で花を置いて「さようなら」って言うシーン、もう戻れない時間と感情が凝縮されてて、泣きそうになったよ。 短い話なのに、ここまで心を揺さぶってくるの、やばい。 続きを読めるなら絶対読みたい🔥
時はクリスマス
馬鹿げたカップルがきゃっきゃうははするイベント
俺はというと
こんな日にも夜まで仕事
今は仕事終わり、
家へ帰るところである
すれ違う人々は皆、
イルミネーションを撮ったり
甘い口づけを交わしたり
鬱陶しい
皆が楽しむ中、
生きるために仕事をする人間はたくさんいるだぞ
それを忘れないで欲しい
あと
イルミネーションを見て何になるんだろう
ザ、人工物って感じじゃん
ほら見て
みんな目の前の光しか見ないから忘れてる
空の美しさを
上を見ればいいだけなのに
なかなかみようとしない人々ばっかり
ため息が出るね
俺がこう愚痴をいうと
『恋を知れば変わる』と
皆呟く
恋など興味はない
今の生き方で精一杯なのに
恋というものが増えたら
壊れてしまうよ
そんな退屈なことを考えながら
歩いていた
帰る途中
歩道橋がある
信号は毎回捕まってしまうため、
よく通っている
普段は誰もいない歩道橋
しかし、今日は違った
💛☀️
彼がいた
彼はすれ違うわけではなく、
手すりに近づき、
ずっと下を見つめていた
またつまらない人間か、と思ったが
彼は違った
すれ違う直前
彼は手すりに体重をかけ、
乗り越えようとしていた
流石に見て見ぬ振りはできなかった
🩵🍄
声をかけると
彼は体重を戻してこちらへ振り向いた
彼の目はとてもと言っていいほど
光がなかった
声をかけてから気づいた
俺はまだ上を向ける人で
彼は上を向けないようになってしまった人なのだと
💛☀️
少しの沈黙の後
彼が口を開く
💛☀️
💛☀️
文で見たら煽ってるように見えるかも知れないが
言葉では違う
彼の声は全てを諦め、
投げ捨てたような声であった
🩵🍄
気づいたら呟いていた
何やら今の俺は少し変だった
🩵🍄
🩵🍄
🩵🍄
そういうと
彼の目に少し
光が見えたような気がした
💛☀️
💛☀️
💛☀️
💛☀️
💛☀️
💛☀️
普通の人間だったら
綺麗事言って止めると思う
でも俺は普通じゃないからね
🩵🍄
🩵🍄
🩵🍄
あれから一年
俺は同じような生活をして生きていた
あの日
彼は俺にたくさん愚痴を吐いて
『ありがとう』
と言って解散した
今年の一年は去年と
少し違ったのかも知れない
毎日
彼のことを考えていた
おかしいほどに
前の自分じゃ想像できないくらい
俺には彼が必要だった
そんな彼とはもう二度と会えはしない
それでも
かすかな希望を信じて
彼と初めて会った、
そして
彼の最後の場所へ向かう
俺の手には花束がある
まだら模様の薔薇の花束
これは彼へのプレゼントだ
クリスマスだし
あの日の前日なのだから
彼と同じ場所に立ち、
下を見つめた
今なら
彼の気持ちがわかる気がした
皆にとって光は
『希望』というものなのかも知れない
でも
今の自分には
その光があまりにも辛かった
上も向けず
下を見ても光
胸が締め付けられる
🩵🍄
ふと呟いた
呟いたところで
届くわけないのにと失笑してしまう
俺はその場に花束をおいた
そして呟く
🩵🍄
俺らが出会うことは
これからない
俺は生きてるからだ
そして俺は
もう会おうとはしない
彼も俺には会いに来れない
ただそれだけ
彼とに出会いは
聖なる夜の日
そして別れも
聖なる夜の日
この日は
上も下も向けなくなった
苦しい日
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