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ある日、僕はこの屋敷のことを調べるため図書館をさまよっていた
叶
叶さんのか細い声が聞こえ、その声の方に走った
そこには…
悠
海
いつもは端っこでうずくまってあまり喋らない彼が
悠
あの日はとても…
”美しく”感じた
目が離せない
叶
叶さんの声で我に返り助けを呼びに廊下へ走り出す
廊下には誰も居ない
それどころか物音一つもしない
まるで
この屋敷に3人しか居ないみたいだ
悠
僕は走り回った
ここにも…
ここにも…
ここ…にも
こ、こ…にも
こ、こ…は?
人影が見え安堵する
悠
酸欠で頭が回らない
悠
残った力で声を振り絞り、その瞬間目の前が真っ暗になった
悠
急いで起き上がる
いつの間にかベッドで寝ていたようだ
穹
悠
穹
穹
悠
穹
悠
穹
悠
穹
悠
穹
穹
悠
悠
悠
悠
穹
悠
穹
悠
”教えろ”と言わんばかりに睨みつけられる
今の状態は、蛇に捕まるうさぎ
仕方なく、正直に話す
悠
穹
悠
海の血のように赤い目
目が合った時の快感
絶望に満ちた叶さんの顔
叶さんの苦しむ顔
悠
穹
悠
悠
他人の苦しむ顔が愛おしくてたまらない
悠
悠
悠
悠
穹さんは僕をゆっくりと優しく抱きしめ
穹
悠
悠
穹
この日は沢山泣いた
”自罰願望”の俺は
この日を境に
”幸せ”を望むようになった
でも…
海
海を見ると少し…
悠
海
悠
海
ちょっとだけ期待してしまう
悠
俺を殺してくれるんだ?
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