テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

island

第3話 - island season3

2019年09月20日

#グロ

#ホラー

#エロ

石橋@本人

4人達は船から降りて係員の後ろをついて行った。

蓮

ようやく着いたな！

加奈

楽しも！！

桃花

だね！

蓮

敦、、？

敦

あ、ああ。どうした？

蓮

そんな暗い顔して、なんかあったのか？

敦

なんか怪しいなって思ってさ。

加奈

敦くんまたそんなこと言って！！折角来たのに楽しくいこぉーよ！

桃花

ビビってんの？敦らしくないな〜

係員

あちらの広場にお集まりください。

敦たち広場につき、辺りを見渡した。あれ？船に乗ってた時は高校生が多いと思ってたけど意外と家族連れも居るんだな。敦の目はあるステージを見つめていた。あれはなんだ？

敦

蓮？あのステージなんだ？

蓮

誰か登ってくるんだろ

桃花

なんだかテーマパークにしては殺風景ね。

加奈

そうだね、なんにもないね。

しばらくすると放送がなった。辺りはシーンっと静まり返った。｢皆さん大変長らくお待たせいたしました。只今より社長挨拶。｣その放送から数分後、ステージにある男が上った。その瞬間辺りにどよめきが上がった。

敦

な、なんだあいつ。

島田

えーこの度はスーパーランドにお越しいただきありがとうございます。

そう言うと顔に不気味なピエロの被り物を被った島田という男が続けた。

島田

この度はこのスーパーランドをよりよく楽しんで貰うためにアトラクションをご用意させて頂きました。

敦

アトラクション？

加奈

なんであの人あんな怖い被り物を被っるのかな？

桃花

よく分からないけど、雰囲気出してんじゃないの〜？

その瞬間ピエロ男が放った言葉で更なるどよめきが起きた。

島田

サバイバルをしてもらいます。

蓮

何言ってんだあのアホマスクは

と、蓮は呆れたように言った。

敦

ふざけるのもよしてくれよな笑

蓮

だよなぁ笑笑

島田

命をかけたデスサバイバルです。

敦

は？

加奈

何言ってるの？

会場からは様々な声が上がった。混乱するものや騒ぎ立てるもの、何かの余興だと思っているものまで様々だ。

島田

ここの会場にいる人数は約1000名。
残り5名になるまでサバイバルをしてもらいます。ルールは簡単です。生き残れば勝ちです。殺しても何をしても構いません

桃花

あきれたー、3人とも帰りましょ

加奈

そうだね、帰ろっか

心なしかピエロの被り物が不気味に微笑んだように見えた

島田

逃げることは一切できません。ここのテーマパークは外界から完全に隔離されています。

敦

そんなわけあるかよ、あ。。

その瞬間、敦の頭に船から降りた後の光景が甦った。あの異常に高いフェンス、そして船で来たのも。長い時間をかけたのは陸からの距離を分からなくするための作戦だったのか。敦の身震いした。

敦

す、全て繋がった。

加奈

あ、敦くん？顔が真っ青だよ、？大丈夫？

敦

加奈。蓮。桃花。

蓮

なんだよ

加奈

どうしたの敦くんさっきから変だよ

桃花

なんだ、そんな神妙な顔つきして

敦

多分俺らは死ぬ。

蓮

は？何言ってんだよあの話本気で信じてんのか？

敦は先程の考えを全て話した。

敦

辻褄が合うんだよ。

蓮

まぁーそうだけど、みんなが殺さなきゃいい話だろ？

敦

あ、言われてみればそうかもな

加奈

わ、私たち大丈夫だよね？？

加奈が不安そうに尋ねる。

敦

た、多分な、、、。

桃花

え？私死にたくないよ

敦

誰だって死にたくないはずだし殺したくないはずだ、多分大丈夫。

蓮

それにしても不謹慎なこと言うよな

島田

更にこのデスゲームを面白くするためにある物を用意しました。

蓮

あるもの？

悪い予感が頭によぎる

敦

ま、まさかな。。

島田

こちらです。

島田がそう言うと係員に連れらて4つの影が並んだ。

敦

お、おい。嘘だろ？？？

蓮

敦あれってまさかさ

加奈

本気なの？？

敦

ああ。あいつは本気で殺そうとしてる

島田

キラーマシン2台と、殺人鬼2名です。

会場から悲鳴が上がった。この会場いるほとんどの人はこう思っただろう。殺される。

敦

あの。マシーンまるで人だ。隣にいる2人の方がよっぽど人間離れしている。

マシーンは女性形と男性型がある。女性形も男性型も遠目からだと普通の人間に見える。そして問題は残りの2人だ。一人の男は身長2mあり体重は100キロを余裕で超えているであろう。頭部にほとんど髪がなく、本来なら左目がある場所が空洞になっていた。顔には複数の切り傷があり目は完全にいっている。薬物をやっていると言われても何も不自然は抱かないであろう。とにかく気持ちが悪い。もう1人の男も同じような感じだ、ただ白目を剥いて口をずっと開けている。

敦

嘘だろ？！

次の瞬間に片目の大男が隣の男をいきなり刃物で刺したのだ、ブシュ。辺りに血しぶきが飛ぶ、男は荒い息遣いのまま何度も何度顔や身体に刃物をさしていった。一通り刺し終わると大男は眼玉をえぐりとってそれを食べだしのだ。ブチュブチャ、嫌な咀嚼音が辺りに響わたる。眼玉を食われた男はまだ息があるようだ、そして大男は口に腕を突っ込み喉を貫通させたのだ。そして舌を抜いてそれを口に放り込んだ。ギュチぎゅち。敦は吐き気を催した。

蓮

あいつまじか。

敦

同じ人間なのか、、、

敦は、ハッとなり加奈の方に目をやる。酷く怯えている。敦は無意識のうちに加奈を抱きしめしていた。

敦

加奈。

加奈

敦くん怖いよ。

敦

大丈夫。落ち着いて

敦