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人違いに決まってる!   転生パロ

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アヴドゥルとジャン 2話

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2022年05月04日

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少し変える設定があります

ジャン(ポルナレフ)がアヴドゥルに呼ぶ名前が「モモ」になります

果物の桃の意味では無いです()

アヴドゥルのファーストネームの モバメドからニックネーム的な呼び名で同人系でも使われていたのでそうさせてもらいます

とりあえずそれだけ

あと今回はシリアス多め!

1ーA 教室

承太郎

てめぇ…間違いねぇ!ポルナレフ!

承太郎

今まで何処にいやがった!

ジャン

はっ?!ちょ、ちょっ!

花京院

僕達、色んなところで君を必死に探したんだ!

花京院

フランスや他に関係ある所も色々調べたが…君の名前は1つも…

花京院

今までどこにいたんだッ!!

承太郎

まずなんでてめぇ電柱じゃあねーんだ!

ジョセフ

ちょ、ちょちょちょ!

ジョセフ

ストーップ!!!!

猛スピードで2人の間にジョセフは入る 段々と周りもざわついてきた

承太郎

なっ、なんだジジイ!今ポルナレフと話を…

ジョセフ

おめーら!ちゃんと人の話を聞けっての!!!

ジャン

お、お前ら…誰だよ

承太郎

…は?

花京院

…え、だって、君は…ポル

ジャン

なぁ………

ジャン

ポルナレフって誰だよッ!!

ジャン

後電柱ってなんだよ!!俺そんな頭おかしい髪型してるわけねーだろ!

ジャン

それに俺の名前はジャン・アヴドゥルだッ!

承太郎

アヴドゥルッ?!

花京院

彼と家族なのか?!

花京院

で、でも…彼と会った時…何も…

ジャン

…モモと知り合いか?

承太郎

…モモ?

ジャン

あぁ、俺の付けたあだ名なんだけど

花京院

それって…モハメドって言わないかい?

ジャン

……そうだけど

ジャン

今日から古典教師になったんだぜ

ジョセフ

あっ、ちょジャン!!それはっ!

花京院

…これは

承太郎

ほぉ…なら

承太郎

…花京院、職員室行くぜ

花京院

あぁ、行くぞ

2人は急いで教室を出ていった

ジョセフ

…あーぁ…

ジャン

あれ、言わない方が良かった…かな?

ジョセフ

………まぁ、な

ジョセフ

多分、お前と似たやつがいておかしくなっただけだろ

ジョセフ

とりあえず今は授業だ、席について色々話すぜ

ジャン

……

ジャン

(なんか…ジョセフせんせーも知ってたような素振りだったような…気のせいか?)

職員室

ガラッ!!!

シーザー

うわっ?!

シーザー

この勢いのあるドアの開け方は…

承太郎

邪魔するぜ…

花京院

僕もいますよ

シーザー

…承太郎、花京院

アヴドゥル(モモ)

ふ、2人とも何故ここに?!

承太郎

それはこっちのセリフだ…

承太郎

てめぇ!

ガッとアヴドゥルの服を掴み、近づける

アヴドゥル(モモ)

ぐっ…!

承太郎

おいアヴドゥル…ッ!

承太郎

てめぇ…なんで

承太郎

なんで…今まであいつの存在を隠していた?!

シーザー

……

花京院

ジョース…ジョセフさんも知ってそうな素振りでしたが、シーザーさん…貴方もそうなんですね

シーザー

あぁ…

アヴドゥル(モモ)

…はぁ、お前達ふたりならもう少し落ち着いて反応してくれると思ったのだが

承太郎

なんだと?

シーザー

落ち着け!

シーザー

とりあえず、俺からも説明させてほしい

シーザー

…まず、アヴドゥルは悪くない、許してやってくれ

シーザー

お前達2人を考えてでもある

アヴドゥル(モモ)

…………

承太郎

ほぉ…?ならそれなりの理由を付けてくれなきゃあ気がすまねぇな

花京院

僕も正直、説明が欲しいです

花京院

僕たちが納得できるような話でお願いします

花京院

それと、ポルナレフ…いえ、ジャンとアヴドゥルの出会いも

アヴドゥル(モモ)

…分かった

彼との出会いは、孤児院だ

私は職業は一応、子供に教育するもので 色んな子供を教えていた

皆も彼を探している中、私もずっと彼を探していた

彼はきっと、私の死を後悔していると思ったから…はやく、会って抱きしめてあげたかった

私が庇わないとか言いながら、庇ってしまったからな……

それで、フランスで知り合った方が孤児院の委員長で、良かったら少し見学しないかと誘われた

少し興味があった私は、行くことにした

そして…

幼い、彼とそっくりな子供がベンチで感情のないような疲れた顔をして、1人でぽつんといた

その時私は思わず驚愕してしまいそうになった

…なぜならあんな明るかった彼とは思えない顔だったからだ

早くこの子を救ってやらないと、守ってあげないと、彼が、彼らしいことが無くなると

謎の事故に会いジャンという名前だけしか覚えておらず、個人情報は何故か消えていて、いつも一人でいるんだと

私は彼を養子にして、引き取ってあげた

数年前…

アヴドゥル(モモ)

…好きな食べ物はあるか?

ジャン

…ごめんなさい、分からない

ジャン

味が…よく分からないんだ

アヴドゥル(モモ)

…そうか

アヴドゥル(モモ)

(病院に行っても何も無かったし、異常もない…おかしい)

アヴドゥル(モモ)

…甘いのと辛いのならどっちが好きだ?

ジャン

…どっちも

アヴドゥル(モモ)

苦いのとすっぱいのは?

ジャン

どっちも…

アヴドゥル(モモ)

…なら、お前は好きなものが多くてよく分からないのかもしれないな

ジャン

……!

ジャン

そっか…そうだったんだ

アヴドゥル(モモ)

少しずつ、お前のことがわかってきたな

アヴドゥル(モモ)

ジャン、少しずつ分かっていこうな

ジャン

…ありがとう!

雨の日…

ジャン

っ……はっ…

ジャンは震えながら布団にくるまっていた

アヴドゥル(モモ)

大丈夫か…?

ジャン

こわ…い

ジャン

雨……雨だけは

ジャン

雨……怖い…何かが…無くなりそうで

ジャン

消えそうで……

アヴドゥル(モモ)

………

アヴドゥル(モモ)

大丈夫だ、私はなくならない、そばに居るぞ

アヴドゥル(モモ)

だから…安心して眠りなさい…

ジャン

…ごめんなさい

アヴドゥル(モモ)

お前は…何も悪くない

色々と彼には問題があって、2人に会わせるのも怖くなってしまった

何か…ジャンに影響するんじゃあないかと思って、そして、2人が傷つく可能性もあるかもしれない

それがとても怖くて…言えなかった

友達を作らせようとしても…ジャンは作ろうとしなかったしな

アヴドゥル(モモ)

……だが、そろそろ大丈夫かと思ってな

アヴドゥル(モモ)

ジョー…ジョセフさん…に、古典の教師に誘われて

アヴドゥル(モモ)

ジャンも生徒に…って

承太郎

…なるほどな

花京院

事情は分かった

花京院

それは…確かに言えないな

アヴドゥル(モモ)

…だが、2人にも色々不安な思いにさせたりしてしまった

アヴドゥル(モモ)

すまなかった

承太郎

…俺こそ色々勘違いしちまった

承太郎

すまねーな…

花京院

こちらこそ…ごめんなさい

アヴドゥル(モモ)

いや、2人が謝ることじゃあない

シーザー

まぁ、誤解は解けたんだしいいんじゃあやいか?

シーザー

…けど、それとこれは別で

承太郎

…花京院、逃げるぞ

花京院

え?…ぁ、了解(察し)

2人は反射で即逃げていった

シーザー

授業中だぞサボるんじゃあないスカタァァァァアアン!!!!!!

2人に追いつくように走っていく

アヴドゥル(モモ)

……

アヴドゥル(モモ)

やれやれ…と言えばいいのだろうか

続く

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