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桃赤 オメガバース 青黄、橙紫も出るよ

ギャハハハハ、と笑い声が響き渡る

楽しくゲームをする人、その光景を微笑みながら眺めている人、眠る人

俺はテレビの前ではしゃいでいる恋人を見つめながら目の前に置かれた缶のお酒を手に取り、口をつけた

するとふと隣にいたるぅとくんが俺の肩を突いた

ねぇ、りいぬ

なぁに?るぅちゃん

頬をほんのり赤く染め、ヘラヘラと笑うるぅとくんを優しく見つめる

りいぬはさ、運命の番って、どうおもう?

唐突な質問に、口に入れたお酒が出そうになった

っ、ケホ…る、るぅとく、お水飲んだら?

んーんだいじょうぶ。それで、どうなの?

キラキラと蜂蜜の様にとろけた瞳が俺を見つめる

俺はるぅとくんの問いに、少し間を空けて考え、言った

………一回、会ったことあるよ

斜め前に座るジェルが焦った様にお水を取りに行き、笑い声はやんだ

この間、かいもの行った時かな

あ、この人おれの運命だ、って

すれちがった時、思った

振り向いた恋人は、目を見開き、俺を見た

俺も俯いていた顔をあげ、恋人を見る

汗をかき、真っ青な顔をして

小さく俺の名前を呼ぶ恋人

バタバタと走って来たジェルは俺から缶を取り上げ、空いた手に水を持たせた

…相手もね、分かったみたいで

『____…あの、君ってもしかして私の』

目の閉じ、あの時の事を思い出して、目を開ける

コントローラーが落ちる音がして、前を見る

眉を顰め、今にも泣きそうな表情

揺れる菫色の瞳が、俺を見ていた

莉犬くん、お水飲んだ方がいいよ

恋人のよなりに座っていたころちゃんは立ち上がり、俺の手にある水を口に持っていく

俺はそれを拒み、話を進めた

でもね、やっぱり俺には此奴しか居ないから

『____…すみません、恋人待たせてるんで』

『____…もう、行きますね』

目を逸らさず、まっすぐ見つめる

俺は、さとみのだから

さとみは、目を見開いた

さとみが、だいすきだから

運命なんか比にならないくらい

愛してるんだ

歯を見せて笑った

ずっと、言おうと思ってた

ずっと、言おうと思ってた事

俺とさとみは運命の番ではない

でも、それ以上に愛しているんだよと

いつも何処か悲しげな、寂しげにしている君に

ずっと伝えたかったんだ

シラフでなんて絶対言えない事を

お酒と、るぅとくんを使った事を

君は許してくれるかな

愛してるよ、さとみくん

涙を流す君に近づき、抱きしめた

さとみくんも俺を優しく、だけど強く抱きしめた

~ end ~ 駄作ですが

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