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え、とりま今まで俺の小説で泣いたことある人返信コメ欄に挙手
変わらないな!? すちくん覚えてるの? え!?
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俺らは家の案内を終え、 みんなのいる、リビングへ戻った。
すち
…そういえばふたりがいない。
すちがきけば、みことが口をひらいた
みこと
こさめ
みこと
こさめ
と、2人でコップにオレンジジュースを注いで、そこのソファーに座った。
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すち
…“抹茶”…かな。
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すち
流石に自分の好きなものは 忘れてないよなぁ、
なんで思いながらお湯を沸かす。
くつくつ、小さく音がする。
その音を聞くとすぐ、 俺らは黙った。
すち
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…いや、気まずすぎる。
沈黙が、俺らの間にあって
聞こえるのは みこととこさめの話し声と 2人の見てるテレビの音だった。
その2人の方を見ると、すごく
楽しそうで、
無邪気に笑うこさめと、 それに釣られて自然な笑顔のみこと。
あー…俺も昔はー…。
すち
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顔に出ていたのか、 すちは俺を見て、そう言った。
俺らも昔はあんな感じだったのになー
なんて、すごい失礼なことを考える
そういえば、あいつらって…
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前まではそんな素振りもなく、
こさめとみこと、両方とも 俺らは友達、みたいな感じだったのに
何があったか…知らないが。
今の俺はそれが羨ましくて、
すちもあーいうふうに 甘えてくれてたら
甘えてくれたら。
もうちょい簡単に、 治ってくれてたのかな、なんて。
…すちがわるいわけじゃないのに。
すち
すち
呼ばれた、と思い振り向く。
左手に何かやわらかさを感じ 俺は一瞬フリーズする。
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すち
俺の手の甲に、彼の唇が触れる。
小さなリップ音。
多分あいつらは、気づいていない。
すち
彼は耳も、顔も首も、全部赤くする。
俺の手に彼はキスをした。
腹の奥底から熱い何かが込み上げる。
俺の甲に触れた唇に、 次は自分の甲を触れさせた。
お湯を沸かす薬缶が、 カラカラと騒ぎ出す
すち
薬缶の出口からお湯が吹き出る。
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かち、と元栓を閉じる。
…みたいなハプニングもあって、
俺は慣れた手つきで抹茶をたてる
すちのために何回も作っていたから。
立ち昇った湯気は さっきの身体の熱さに
どこか、似ていた。
…、ぼくのために、ひまちゃんは 抹茶をたててくれた。
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と、ぼくの前に差し出す。
それはすごい綺麗な色で、
ひまちゃんの心みたいだな、 と思った。
すち
そう言って、口へと運び、
コク、と喉をこした。
すち
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すち
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すち
すち
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すち
すち
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すち
ちょっとだけ苦くて、 程よく甘い。
あの時の味と 同じ。
すち