変わら、、ないね。
君は俺の作った 抹茶を飲んでそう言った。
君を好きになってずっと作り続けた この抹茶。
暇72
彼は思い出してくれた。
俺と君の1ピースを。
カチ、と心の中で何かが嵌った。
暇ちゃんの顔を見ると
すごい驚いた顔をしていた。
暇72
すち
すち
そんな曖昧に返事をして、
ぼくは優しく暇ちゃんに微笑む。
確かにあれは暇ちゃんの声だし、
それに、あの匂い、味。
何故か、初めてなのに知っていた。
淡いシャボン玉のように、
儚い海の泡のように
ぷかぷかと、記憶は
よみがえってきた。
ひまちゃんはまた、さっきよりも 驚いて、
何か言いたそうに口を開いて
また閉じて、
久々に
涙を流した。
暇72
そうやって、体の方向を変え、
ぼくの背中に手を回した。
すち
ありがとう、
と何回も呟くひまちゃん。
そんなひまちゃんのその細い肩を
ぼくもそっと、抱いて
ひまちゃんはぼくの肩に
頭を、乗っけた。
すち
ぼくは椅子に座って ひまちゃんは立って抱きついている。
斜め上を向いた首は少しだけ痛かった
暇72
すち
さらり、髪が首に触れる
くすぐったくも、動かないようにした
抱きつくひまちゃんは、
少しずつ力を強めて、
それと対照に、
嗚咽も消えていった。
すち
暇72
真っ赤な瞳でぼくを見る。
腫れた目元。
ぼくはそれに手を伸ばした。
すち
すち
暇72
よっ、と立ち上がる。
少し、骨折した箇所に痛みを感じたが
まぁ、大丈夫だろうと、
暇ちゃんの横を歩いた。
…今のすちはやっぱり 前のすちとは少し違って、
すごく、かっこよかった。
なんか、俺より男前だし、
俺を女みたいって思ってる。
こうやって、腫れた目を 冷やしてくれるのもそう。
俺が痛くないように
優しく、包み込むように
成してくれる。
すち
とか
すち
とか
聞いてくる。
暇72
といえば
すち
と、笑って返してくれる。
…今の俺は
すちにどうあって欲しいのか。
…本音は
思い出さなくても、 一緒にいてくれれば それでいいんだ。
コメント
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遅れました!本当にお疲れ様です!
ウホォォホォォァォォァ… スンッ( ˙꒳˙ ) すみません 少し脳で情報が処理しきれてなかったので💦 師匠なんか色々すごいことになってますね! とりま暇ちゃんの本音がわかった(´・ω・`) ただ私は暇ちゃんとすちくんのラブラブしてるとこが見たいんだァァァ!!! ……… 失礼しましたm(*_ _)m (今日は自分バグってるのでまた明日) さよなら〜*˙︶˙*)ノ"マタネー
投稿お疲れ様です! 続き楽しみしてます!!