紫の手

キーンコーンカーンコーン

4限目の授業が終わるとチャイムが学校に響いた

向こうの廊下から勢い良く走ってくる女の子がいた

4限目の授業は移動教室だったので4階の教室で授業をしていた

ゆいらはトイレについた

そのとき教室で話した出来事がゆいらの脳内に再生された

教室での出来事

ゆいらはあわてて走り出した

ところが……………

どういうわけか、1、2、3番目のトイレは誰かが入っていたみたいだった

自分に言い聞かせながらも恐る恐る4番目のトイレにはいりました

トイレのなかにゆいらの心臓の音が響き渡る

ｼﾞｬｰｰｰｰーーーーーー

心の中で言い聞かせなながら手を洗っていた

すると突然辺りが黒い霧でおおわれていた

逃げるためにドアを明智瞬間

ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞｯﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

ゆいらは必死に開けようとしたがドアはびくともしない

そのとき…

ゆいらがとっさに叫んだ

すると今まで聞こえていた声が消えていった

ゆいら少し安心してドアの前にたっていると床に落ちているハンカチに目が入った

さっきの逃げたときにあわてていたので落としてしまったのだ

ゆいらがハンカチの落ちている方へ向かいハンカチを拾おうとした瞬間……

後ろからゆいらの首に向かってのびる手がみえた

ゆいらは逃げようとしたが怖くて足が動かず逃げられなかった

呆然となったゆいら

ゆいらはそのまま首を絞められてしまった

その力は人間の力とは思えないぐらいに強かった

よくみえなかったが女の人で口が避けるように笑っていた

ｸﾞｯｸﾆｮｸﾁｭｸﾁｭｸﾞﾆｮｯ

ピーーーーーーー

女の人が力を入れた瞬間ゆいらの意識は永遠と閉ざされた