/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
5時限目の鐘が鳴ると同時に担任が教室に入ってきた。
宮野先生
静かにしろ！
宮野先生
今日はこれから、新しく入ってきた転校生の子を紹介する。ただ、ひとつだけ、約束しろ。
宮野先生
その子は病気を持っている。
クラス
えー？マジ？
クラス
ヤバくね？
ザワザワ･･･
宮野先生
静かに！その子は、みんなと仲良くしたいけど、前の学校でいじめられてしまったらしい。
宮野先生
だから、みんな仲良くするように！いいね！？
クラス
へーい
秋穂麗音
(転校生か･･･それに病気持ちだなんて･･･。みんながその子を軽蔑しても、私は仲良くしてあげよう)
宮野先生
よし！じゃあ、こちらにどうぞ。
ガラガラ･･･
クラス
え･･･？何あの子
ザワザワ･･･
宮野先生
静かにしろ！
宮野先生
それじゃあ、自己紹介をどうぞ。
雪島永音
雪島永音です。至らぬ点は沢山あると思いますが、クラスの輪の中に入れていただきたいと思います。よろしくお願いします。
秋穂麗音
(え！？永音･･･。永音･･･！？)
クラス
なんであの子あんなに白いの･･･？
クラス
でも綺麗だよね･･･
宮野先生
じゃあ、雪島は･･･秋穂の隣に座ってくれ。
秋穂麗音
へ！？
雪島永音
あ、分かりました。
カツカツ･･･
雪島永音
あなたが秋穂さん？
秋穂麗音
あ、そ、そう！
フワリ
秋穂麗音
へ･･･？
彼女は柔らかな笑みを浮かべた。
雪島永音
よろしくお願いします。
･･･麗音
･･･麗音
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
