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【ミッドガル・下層プレート/薄暗い通路】

コンクリートの通路に私以外の足音が聞こえた。

レノ

いやー……まさか、ここで会うとはなぁ

振り向くと赤髪の男が柱にもたれて立っていた。 軽そうな口調。 でもその場の空気は一気に重くなる。

夢主

……どいて

レノ

無理だな。今そこ通られると困るんだぞ、と

夢主

だったら力づくで止めれば?

レノ

出来りゃそうしてる

レノは肩をすくめて苦笑する。

レノ

でも今日はさ、お前に暴れられると後処理が面倒でな

【通路中央】

レノ

相変わらず回りくどいね

レノ

褒めてんのか?オレ、直球は専門外なんだぞ、と

レノは電磁ロッドで軽く床を叩く。

夢主

仕事なら早く済ませなさい

レノ

それが出来ねぇからこうして雑談してんだろ

沈黙が走る。

少しの間、レノは夢主をじっと見てから舌打ちした。

レノ

……ほんと、厄介だな

夢主

今さらでしょ

レノ

お前が、だよ

夢主

はぁ?

レノ

顔も覚えやすいし、動きも無茶するし

レノ

仕事中に思い出す相手がいるの結構ストレスなんだぞ、と

レノは冗談みたいな言い方をするが目は笑ってない。

【通路の出口付近】

レノ

……時間だな

夢主

逃げるの?

レノ

仕事優先。今日はお前を追わねぇ

レノは背を向けてから ふと思い出したように言う。

レノ

一つだけ忠告しとくぞ、と

夢主

なに?

レノ

次に会う時はオレ、ちゃんと本気出す

夢主

……今は?

レノは少しだけ口角が上がる。

レノ

今は――
私情が邪魔してる

雷の音。 気づいた時にはもうレノの姿はなかった。

通路に残ったのは夢主の胸の奥にある違和感だけ。

敵のはずなのに、忘れられない声。

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