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29件
もちクズあんまりみることないゆですけどこの話で沼にハマってしまいました! この作品葛葉の設定と剣持の設定大好きすぎてやばいですし、葛葉の無自覚巣作りもう見返し何回やったか分からないくらいです!ぜひ続編して欲しいです!よかったらこのままお仕置きなどして欲しいです! ぜひこれからも頑張ってください🙇♀️いつも良すぎる話をありがとうございます😭
結構ガチで続編書いてほしいです!! こんなに泣けるし最高な物語久しぶりに出会ったし この後の二人の展開も気になります コメント失礼しました!!
お互い、聞かれたくないことがあるからこそ、相手の私情を深く追求しないっていうのかまたいいですね ... ✨ 毎度毎度、本当に素敵な作品をありがとうございます♪ 改行とかしすぎて文字数制限くらってしまい、二つに分けてお送りいたします。 長文失礼致しました ...
あーちゃん
3,023
りつ
199
10,970
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
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pipi (作者)
pipi (作者)
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『 与えるα、差し出すΩ 』 攻:mc / 受:kz オメガバース (α×Ω) / パロ / スパダリ / 淫売 / 巣作り / 甘々 / 発情 🔞 地雷の方はここでお引き取りください。 ※実在の人物・団体とは一切無関係です。
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◆オメガバースについて 男女の性以外に、第二の性が存在する世界観設定。 第二の性は三種類(α、β、Ω)。 ◆α (アルファ) の特徴 ごく少数存在する。 容姿や能力が秀でていることが多く、高い社会的地位を確立しやすい。 男女を問わず、オメガを妊娠させることができる。 ◆β (ベータ) の特徴 大多数の平民格。いわゆる普通の人。 ◆Ω (オメガ) の特徴 ごくごく少数存在する。 男女問わず妊娠することができる。 定期的にヒート (発情期) が訪れる。 ◆ヒートについて ヒート期のオメガは発情して生活が困難になる。 また、本人の意思とは関係無くアルファを誘惑するフェロモンを放つ。 アルファに抱かれることで症状は治る。 抑制剤を使用することで症状を緩和することも可能。 ◆「つがい」について アルファがオメガのうなじを噛むと成立する。 オメガの放つフェロモンがつがいとなったアルファにしか効力を発揮しなくなる。 ヒート期が安定する。 ◆「巣作り」について 好意を抱く相手や、つがいとなったアルファの私物を無意識にかき集め、 くるまれることで安心を得ようとするオメガの習性。
pipi (作者)
pipi (作者)
pipi (作者)
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仕事を終えた後に立ち寄る、馴染みのバー。
店内は薄暗く、客はまばら。
控えめな音量で流れる音楽と、
グラスの触れ合う小さな音だけが 静かに響いている。
その夜も、剣持はカウンター席で グラスを傾けていた。
剣持
特に誰かと話すつもりはない。
ただ酒を飲んで、一日の終わりを静かに過ごす。
いつもと変わらない夜だった。
── あの男が現れるまでは。
葛葉
不意に、隣から声がした。
やけに馴れ馴れしいその声に、 剣持が顔を向ける。
剣持
透き通るような白銀色の髪を 無造作に跳ねさせ、
派手な服装に 丸いサングラスをかけている。
どう見ても怪しいその男は、
人懐っこそうに笑いながら、 剣持の隣の席に腰を下ろした。
葛葉
葛葉
剣持
剣持は数秒、意味を理解できなかった。
葛葉
男はくすりと笑いながら、 サングラスを少しだけずらす。
葛葉
冗談を言っているようには見えない。
剣持は男をまじまじと見た。
年齢は、自分よりいくらか若いだろう。
顔立ちは妙に整っている。
その細い首には 黒いチョーカーを身に付けていた。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
悪びれる様子もなく、男は笑う。
剣持
剣持
剣持は即答した。
葛葉
葛葉
男はあっさりと引き下がった。
まるで、断られることなど 最初から想定していたかのように。
葛葉
葛葉
男はひらひらと手を振ると、 剣持の隣を離れていく。
剣持
どうせ、酔っ払いの戯言だろう。
そう思った。
だが ──
葛葉
少し離れた席から、 またあの男の声が聞こえた。
顔を上げて見ると、 今度は別の客に声を掛けていた。
客
葛葉
客
葛葉
葛葉
その後、先程剣持にした話と 同じ内容を繰り返す。
どうやら、冗談でも酔った勢いでもないらしい。
男は、こうやって客を探している。
剣持はグラスを傾けながら、 何となくその様子を眺めていた。
やがて、声を掛けられた客が 男の顔を見てにやりと笑う。
客
葛葉
客
客
葛葉
葛葉
男の笑顔は崩れない。
客
客
葛葉
葛葉
葛葉
客
客の目の色が変わった。
口端を上げ、 男の首元に手を近づける。
客
そう問いながら、 客が男の首を締め上げた。
葛葉
男のサングラスが外れ、 カシャンと音を立てて落ちた。
客の手の中でチョーカーが ミシミシと軋む。
剣持
剣持は見かねて立ち上がった。
間に入り、男の腕を掴む。
剣持
客
客
剣持
客
客
客
客は葛葉の首から手を離し、 グラスを煽って席を立った。
葛葉
解放された男は咳込みながら 客の背中を目で追う。
葛葉
葛葉
葛葉
そう呟きながら、ただ、 遠ざかっていく背中を眺めていた。
それから男は 剣持に視線を移して言った。
葛葉
葛葉
その顔を見て、剣持は一瞬、 言葉を失った。
男は、尚も笑っていた。
先程まで首を絞められていた人間の 顔には見えない。
恐怖も、怒りも、嫌悪もない。
静かな目をしている。
剣持
剣持は、妙に腹が立った。
先程の客にも勿論そうだが、
それ以上に、
こんな扱いをされることを 当然のように受け入れている、
この男自身に。
剣持
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持の自宅に到着すると、
男は玄関を抜けるなり感嘆の声を漏らした。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持は特に答えなかった。
ここに住んで長いが、 自宅を褒められることには慣れている。
都内の超高級タワーマンション。
その最上階にある自宅は、来客が口を揃えて 「広い」と言う程度には広い。
家具や観葉植物も、 それなりに金をかけている。
だが、剣持自身はそれを 特別なことだとは思っていない。
男はしばらく室内を見回していたが、
何を考えているのかは読み取れなかった。
やがて剣持は、ふと思い出したように尋ねた。
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
短く答える。
ほどなくして、使用人が料理を運んできた。
ダイニングテーブルの上に、 いくつもの料理が並べられていく。
男は物珍しそうにそれを眺めていた。
向かいの席に座り、食べるよう促すと、
男は恐る恐る箸に手を伸ばした。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持は黙って男を見た。
妙に大袈裟だ。
料理そのものを褒めているというより、
剣持が期待する反応を 返しているように見える。
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
男が黙る。
やはり図星だったらしい。
しかし次の瞬間には、ふっと口元を緩めた。
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
男が楽しそうに笑う。
葛葉
葛葉
剣持
剣持は反射的に口元を押さえた。
そこで初めて、 自分も笑っていたことに気づく。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
剣持
葛葉の笑い声が、 やけに広いリビングに響いた。
いつもなら静かすぎるくらいの部屋だ。
なのに今日は、少しだけ騒がしい。
剣持はそれを、 不思議と不快には感じなかった。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉はその名前を口の中で転がすように、 ゆっくりと繰り返した。
そして、何か思いついたように顔を上げる。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
他人に、ましてや初対面の人間に、 こんな呼び方をされるのは初めてだった。
訂正することもできたが、 なぜかそうする気にはならなかった。
葛葉
一晩明けて、葛葉は戸惑いの声を漏らす。
剣持
剣持
リビングでは、剣持がいつものことのように コーヒーを飲んでいた。
昨晩、夕食を終えた葛葉は ゲストルームへ案内された。
寝間着を渡され、風呂の場所と 使い方を説明されると、
「僕の寝室以外は自由に使っていい」 とだけ言われた。
風呂に入りベッドに横になった後、
いずれ剣持が夜這いにでも来るのだろう。
そんなふうに考えていた。
しかしその予想は外れ、
何も起こらないまま朝を迎えたのだった。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
どういうことだ。
寝床だけではない。
食事も、風呂も、 寝間着まで与えられたというのに、
ここまで何の要求もされていない。
葛葉はこの状況が不可解でならなかった。
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
自分を囲おうとでもしているのか?
剣持の意図がよく分からない。
ただ、それならそれで都合がいい。
少なくとも、しばらくは 寝泊まりする場所を探す手間は省ける。
剣持
時計を確認した剣持が、玄関へ向かう。
葛葉
葛葉は釈然としないものを感じながら、
その背中を見送った。
玄関の扉が閉まり一人になったところで、 改めて室内を見渡す。
葛葉
盛大なホームパーティーでも 開けそうなほど広いリビング。
一人暮らしでは持て余しそうな広さなのに、
恋人やパートナーの私物らしきものも 見当たらない。
昨日の使用人も、どうやら 常駐しているわけではないらしい。
本当に、生活感の欠片もない部屋だった。
葛葉
葛葉は、財布とサングラスを手に取った。
このまま一人でここにいるのは、 どうにも落ち着かない。
早々に部屋を出ることにした。
葛葉
街中のベンチで一人 スマホを弄っていた男に声を掛けた。
地味な男
地味な男
葛葉
葛葉
地味な男
葛葉
葛葉
地味な男
葛葉
葛葉
葛葉
男の耳元に唇を寄せて囁く。
地味な男
地味な男
男は立ち上がり葛葉の腰に手を回した。
その日の夜、剣持が帰宅すると、
葛葉はリビングでテレビを見ていた。
葛葉
剣持
ふと、昨日とは葛葉の服装が 変わっていることに気付く。
その服は新品のように見えた。
思い返してみれば、
昨日葛葉が持っていた荷物は、 小ぶりなバッグひとつだけだった。
それなのに、その服には皺ひとつ無い。
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉にとっては、 これが普通の生活なのだろう。
剣持はそれ以上追及はしなかった。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉はテレビに視線を戻さず俯き、
じっと何かを考えている様子だった。
あれから、2週間以上が経った。
葛葉は、未だに剣持の家に居座っている。
なのに剣持は、 その後も変わらず何も求めてこなかった。
なぜ自分をここに置いているのか尋ねても、
「 部屋が余っているから 」だとか、
「 特に不都合はないから 」だとか。
葛葉には理解できない理由ばかり。
食事も、寝床も、自由も与えられている。
それなのに、自分は何も返していない。
そんなことは、今まで一度もなかった。
不可解で、気持ちが悪い。
── なら、自分から差し出せばいい。
そうすれば、少なくとも 葛葉には分かりやすい関係になる。
今までと同じように。
その夜、 葛葉はそっと剣持の寝室へ向かった。
剣持が眠るベッドの傍らまで歩み寄り、 静かに布団を剥ぐ。
そして、下着をずらし、 剣持のモノを口に含んだ。
葛葉
剣持
葛葉
剣持
剣持が目を覚ました。
脚の間で自身のモノを舐める葛葉に 一瞬目を見開く。
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持は葛葉の行動を少しの間 黙って見守ってから、口を開いた。
剣持
葛葉
剣持は葛葉の腰が自身の 頭上に来るように誘導した。
バスローブの紐を解かれ、 下着をずらされる。
葛葉
葛葉
剣持
重力のまま下を向いている 葛葉のモノに、
剣持の舌が触れた。
剣持
葛葉
剣持
葛葉
葛葉も剣持への奉仕を再開する。
葛葉
剣持
葛葉
暫く、お互いのモノを舐め合った。
こんなことを要求されることは 滅多に無い。
葛葉は戸惑いつつも、 剣持を悦くすることに集中した。
葛葉
硬く起立した剣持のモノから口を離す。
葛葉
葛葉
自らは求めて来ることの無い剣持も、
結局はこれを望んでいたのだ。
そう考え、納得する。
葛葉
葛葉
そう言って四つん這いになり、
剣持に向けて後孔を広げて見せた。
剣持
トロォ...
葛葉
広げた穴へ、何かが垂らされている。
葛葉
剣持
ぬぷぷ...
葛葉
葛葉
入ってきたのは、剣持の中指だった。
くちゅ... ぬちゅ...
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
ぬる... こりゅっ
葛葉
葛葉
葛葉の中は剣持の手によって 丁寧に丁寧に溶かされた。
葛葉
剣持
3本の指で具合を確認するように 内壁をぐるりと擦られる。
葛葉
剣持
ずるっ...
葛葉
指を引き抜かれ、体が跳ねる。
程なくして、 後ろに熱いものが当たった。
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
そんな確認は、初めてされた。
どんな顔をすれば良いのか分からず、
枕に顔を埋めながら、後ろ手に入り口を開く。
葛葉
葛葉
剣持
ずぷぷ...
葛葉
ぐぐ...っ
葛葉
ぐぷん ッ
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
何故、そんなことを聞く?
自分が苦しかろうが、 剣持には関係無いだろうに...。
葛葉
葛葉
剣持
剣持は葛葉の腰を抑え、 ゆっくりと律動を開始した。
ぱちゅ ッ.. ぱちゅ ッ..
葛葉
激しさは無い、ゆるい刺激。
ぱちゅ 、ぱちゅ ッ.. ぱちゅ ッ..
葛葉
痛みも苦痛も無い。
ただ快感だけを与えられる。
こりゅ ッ.. こりゅ ッ..
葛葉
葛葉
葛葉
経験したことのない責められ方に 葛葉は戸惑った。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
そう言って剣持は 再び腰を打ちつけ始めた。
ぱちゅん ッ.. ぱちゅん ッ..
葛葉
葛葉
とちゅ ッ とちゅ ッ とちゅ ッ
葛葉
葛葉
葛葉
ぐりゅぅ...っ
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉は達した。
精は吐き出していないのに、 確かな絶頂感を味わった。
葛葉
葛葉
初めて味わう感覚に戸惑う。
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
剣持
この男にとっての行為は、
ひたすらに相手を満足させるため だけのものだったのだろう。
剣持はそう理解した。
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉には剣持の考え方が理解できない。
しかし何故か、心臓がぎゅっと 締め付けられるようだった。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
負債を返すような心構えで 訪れたというのに、
剣持はそれを享受するでもなく、 拒絶するでもなく、
ただただ受け入れた。
その夜は葛葉にとって、 これまで経験して来たものとは 全く違う時間だった。
── 翌朝。
葛葉は戸惑いを誤魔化すように、 いつも通り軽い口調で尋ねた。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉が剣持の家で暮らすようになって、 一か月ほどが過ぎた。
剣持は相変わらず葛葉に何も求めない。
葛葉が誘えばそれには乗る。
最初の頃こそ、 それが不気味で仕方なかった葛葉も、
少しずつではあるものの、 その関係に慣れ始めていた。
剣持も、同様だ。
朝は葛葉に見送られ、 帰宅時も葛葉が出迎える。
そんな生活が当たり前になりつつあった。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
剣持は最近気付いたことがあった。
葛葉は、他人をよく見ている。
表情のわずかな変化や、 声の調子の違いにもよく気づく。
そして、その時々で 相手が何を求めているのかを察し、
それに合わせて言葉や態度を 選んでいるようにも見えた。
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持は自分でも 何故その提案に乗ったのか分からなかった。
葛葉のそれは 明らかにいつもの調子の冗談で、
以前なら軽く受け流していただろう。
しかしこの日は、乗ってみようと思った。
葛葉
葛葉
剣持
泡の付いたタオルが背中に触れた。
葛葉の手が、ゆっくりと肩から背中へ動く。
葛葉
剣持
葛葉
葛葉は鼻歌交じりに 剣持の背中を優しく擦った。
それを感じながら、剣持は目を閉じる。
人に背中を預けることなど、普段ならまずない。
それが今は、不思議と気にならなかった。
その時ふと、葛葉が口を開いた。
葛葉
剣持
葛葉
剣持
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉の手が止まる。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
それ以上、剣持は聞かなかった。
葛葉も、それ以上は話さなかった。
泡を流し終えると、 葛葉に誘われ2人で湯船に浸かった。
それが当たり前であるかのように、 葛葉は剣持の前に背を向けて座る。
後ろから葛葉の首元を見て、 以前から気になっていたことを聞いた。
剣持
葛葉
葛葉
葛葉が指先でチョーカーに触れる。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
話題を切り替えるように、 葛葉はおどけて聞いた。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉はケラケラと笑いながら 剣持にもたれかかる。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉は黙った。
こちらが話し出すのを、 静かに待っているかのようだった。
剣持
剣持
剣持
葛葉と話していると、 時々こういうことがある。
言葉で問われているわけでも、 何かを強要されているわけでもない。
それなのに、 不思議と自分から話してしまいたくなる。
今までなら、誰かに話す必要など ないと思っていたことまで。
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉は、少しの間静かに湯面を見つめ、 ぽつりと呟いた。
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉が笑う。
その声を聞きながら、 剣持もわずかに口元を緩めた。
葛葉
葛葉
剣持
頑張った。
頑張った…。
剣持はその言葉を噛み締めた。
「頑張ったね」なんて、 親にすら言われたことが無い。
でも、ずっと求めていた言葉 だったのかもしれない。
気が付けば自然と、 目の前の肩を抱き寄せていた。
葛葉
葛葉
剣持
剣持は何も答えず、 ただその体温を感じていた。
あれから、また数日経った。
この日も、いつもと変わらず、
仕事から帰宅した剣持を、葛葉が出迎える。
葛葉
剣持
挨拶を交わすと、剣持は鞄を下ろし、
ネクタイを緩めながらソファに腰を下ろした。
ふと、剣持の視線が葛葉に向けられる。
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉が困ったように笑う。
葛葉
葛葉
葛葉
そう言って葛葉は手を広げて見せた。
その瞬間、剣持の目が止まる。
袖が引っ張られたことで露わになった手首。
そこには、薄紫色の痣が残っていた。
剣持
剣持
葛葉
葛葉は剣持の視線を辿る。
そして、自分の手首を見た。
葛葉
葛葉
葛葉
まるで、本当に どうでもいいことのように笑う。
剣持
葛葉
何も言わない剣持の顔を、 葛葉が不思議そうに覗き込む。
剣持はしばらく黙って考えた後、口を開いた。
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
予想していなかった言葉に、 葛葉が目を丸くする。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉は黙り込んだ。
しばらくして、ぽつりと尋ねる。
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持は少しだけ視線を逸らしてから それに答えた。
剣持
剣持
葛葉
葛葉は数秒間言葉を失った後、 足元を見ながら呟く。
葛葉
翌日。
剣持は葛葉を連れて、街へ出た。
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
実に葛葉らしい答えに、 剣持はそれ以上質問するのをやめた。
剣持自身も、服装にそれほど 強いこだわりがあるわけではない。
ひとまず、自分が普段利用している 店へ向かうことにした。
店内に入ると、 葛葉は途端に口数が少なくなった。
並べられた服を眺めながら、 落ち着かない様子で視線を泳がせている。
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉は困ったように店内を見回した。
どれも質の良さそうな服ばかりだ。
気軽に手を伸ばせない。
しばらくして、 葛葉が何か思いついたように剣持を見る。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持は少し考えてから、承諾した。
店内を見て回り、 葛葉に似合いそうな服を何着か選ぶ。
派手すぎず、かといって地味すぎないもの。
髪や肌に馴染むような色合いを選びながら、
普段葛葉が着ているものとは 少し違う服を手に取った。
試着室に入っていた葛葉が顔を出す。
いつものような軽い笑みではなく、 どこか照れ臭そうな顔をしていた。
葛葉
剣持は葛葉の姿を一通り眺める。
剣持
剣持
シンプルなシャツにジャケット、 細身のパンツ。
黒を基調とした洗練されたデザインの服は、
葛葉の細身の体つきによく馴染んでいた。
普段の派手な服装とは印象が違う。
葛葉
葛葉
葛葉は姿見に映る自分を眺め、 それから剣持を見る。
葛葉
葛葉
そう言って、葛葉は笑った。
いつもの人懐っこい笑顔とは少し違う。
照れ臭そうに、ほんの少しだけはにかんでいる。
剣持
そんな葛葉を見る剣持の口元も、 わずかに緩んでいた。
店での買い物を終えると、 二人は近くの公園へ立ち寄った。
ベンチに腰を下ろす。
剣持は飲み物を買ってくると言って 席を立った。
ひとり残された葛葉は、 ぼーっと公園の景色を眺めていた。
野蛮そうな男
葛葉
横から名前を呼ばれ、 声のしたほうへ顔を向ける。
葛葉
葛葉
名前は覚えていない。
けれど、顔には見覚えがあった。
以前、何度か家に泊めてもらった男だ。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
葛葉
いつものように、適当に笑って受け流す。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
男が手を伸ばし、葛葉の顎を掴む。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
葛葉
葛葉は抵抗しなかった。
ただ、何の感情も映さない笑みを浮かべ、 男の目を見返す。
その顔を見て、男が満足そうに笑った。
── その瞬間。
横から伸びてきた手が、男の手首を掴んだ。
剣持
野蛮そうな男
男が振り返る。
野蛮そうな男
剣持
剣持は答えない。
ただ、男を真っ直ぐに睨みつけていた。
男はしばらく剣持を見たあと、 葛葉の顎から手を離す。
そして、口元を歪めた。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
葛葉
葛葉の笑顔が、少し引きつった。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
剣持
野蛮そうな男
剣持
野蛮そうな男
野蛮そうな男
男は下卑た笑みを浮かべる。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
剣持
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
男は得意げに言いながら、 葛葉の顔を覗き込んだ。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
葛葉
今までなら、迷う理由などなかった。
破格の条件だ。
なのに...
言葉が出てこない。
剣持
剣持は葛葉の顔を見たあと、 再び男へ視線を戻した。
剣持
剣持
野蛮そうな男
野蛮そうな男
男は舌打ちをして剣持を睨みつけた後、 葛葉を見て言う。
野蛮そうな男
野蛮そうな男
野蛮そうな男
そう言い残して、男は立ち去っていった。
剣持
姿が見えなくなるまで、 剣持はその背中を睨んでいた。
男が去ってしばらくしてから、
剣持は買ってきたカフェオレを 葛葉に手渡した。
そのまま隣に腰を下ろす。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉は少しだけ視線を落とした。
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持は葛葉を見る。
剣持
葛葉
葛葉が、息を呑んだ。
しばらく迷うように黙っていたが、 やがて小さく息を吐く。
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉は淡々と話す。
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持は何も言わず、耳を傾ける。
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉は自嘲するように笑った。
葛葉
葛葉
剣持
剣持は、しばらく何も言わなかった。
聞きたいことはいくらでもあった。
けれど、どれも今ここで 尋ねるべきことではないように思えた。
それでも、一つだけ。
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉は少し考えるように空を見上げた。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
...だからか。
剣持は、色々と腑に落ちた。
葛葉は何に対しても執着を見せない。
金にも、物にも、住む場所にも。
そして何より、自分自身の身体にさえ。
けれど、抑制剤とピルだけは 毎日欠かさず飲んでいる。
風呂に入るとき以外、 寝るときでさえチョーカーを外さない。
それはきっと、自分と違って 生き方を選べなかった葛葉が、
自分自身を守るために 身につけたものだったのだろう。
剣持
葛葉
剣持は葛葉に、 同情も、慰めの言葉もかけなかった。
何も言わずただ、 葛葉の頭をそっと肩に引き寄せた。
ある日の夕食後、 剣持がふと思い出したように口を開いた。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
家主が居ない間も 部屋を自由に使わせてもらえる。
それは有難いことなのだが、
葛葉はどこか落ち着かなかった。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
剣持
剣持
葛葉
一週間後、剣持が出張に出かけた。
たった三日。
剣持が居ない。
それだけだ。
なのに、 妙に部屋の中が冷たく感じた。
昼間は、剣持に買ってもらった服を着て 街をぶらついた。
服も調達する必要がなくなったため、 本当にぶらつくだけ。
途中、 また葛葉を知る男に声を掛けられたが、
気分が乗らず、断った。
日が沈み、剣持の家に帰って いつものようにテレビをつける。
けれど、すぐに消した。
葛葉
ふと、剣持の寝室の扉に意識が向く。
葛葉
吸い寄せられるように、 中に入った。
剣持のベッドに上がり、横になる。
ざわついていた胸の奥が、 不思議と静まった。
昨晩は眠りが浅かったこともあり、
その日はそのまま眠ってしまった。
思い返してみれば、この日からだ。
葛葉の様子が、少しずつおかしくなったのは。
次の日。
剣持のベッドにあった枕を、
自分が使用しているゲストルームに 持って行った。
それから、
ソファに置かれていた剣持のクッション、 ブランケット、
椅子にかかっていた上着も 部屋に運んだ。
それらをベッドの上に乗せ、その中心に潜る。
そこで、我に返った。
葛葉
葛葉
何をしているのか、自分でもよく分からない。
ただ、その場を離れようとすると、 なぜか落ち着かない。
結局、その日は一日 そのままの状態で過ごした。
さらに次の日。
流石にこのままではまずいと思った葛葉は
シャワーを浴びて外へ出た。
しかし気が付けば 剣持と行った店の前を通り、
剣持と来た公園のベンチに座っていた。
葛葉
帰りたい。
帰って来てほしい。
そんな考えが頭に浮かぶ。
葛葉は早々に帰宅した。
そして剣持の寝室に入り、 クローゼットを漁る。
剣持がよく着ている服を数着取り出し、
昨日作った "巣" に継ぎ足した。
葛葉
またその中心にうずくまる。
剣持の匂いを嗅いで安心する。
葛葉
葛葉
葛葉は無意識に呟いていた。
葛葉
いつからか。
剣持の存在が自分の中で こんなにも大きくなってしまったのは。
今までは帰る家なんてなかったし、
帰りを待つ相手も居なかった。
この家だって、 自分の家だと思っているわけではない。
でも、
剣持の元に、帰りたいと思った。
自分の元に、帰って来てほしいと思った。
うとうとと眠りかけていた時、
葛葉
突然、息苦しさを覚えた。
葛葉
"ヒート" だ。
体が熱を持ち、息が乱れる。
葛葉
おかしい。
抑制剤は飲んでいるのに。
葛葉
葛葉
葛葉はどうしようもなくなり、下着を下す。
くちゅ...
葛葉
自身のモノを握る手が、止められない。
ぐちゅ ッ 、ぐちゅ ッ
葛葉
葛葉
前の刺激だけでは足らず、 後ろの穴に指を挿れる。
そこは既に 分泌された愛液で濡れていた。
ぬぷっ.. ぬちゅっ..
葛葉
四つん這いで指を抜き差ししていると、
無意識に剣持の声が脳裏に響く。
『 辛くない? 』
葛葉
『 ここが好き? 』
葛葉
『 いいよ、イって 』
葛葉
葛葉
ぴゅるるるっ...
葛葉は精を吐き出した。
葛葉
それが剣持の服にかかってしまい、
それを見た葛葉の目に、じわりと涙が滲む。
葛葉
葛葉
葛葉
消え入りそうな声で、名前を呼んだ。
その時...
剣持
葛葉
呼んだ相手の、声がした。
声のした方を見ると、 そこには剣持の姿があった。
まだ夜も更けていない時間。
葛葉
帰りはもっと遅くなるだろうと 思っていたのに。
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉は汚してしまった 剣持の服に目線を落とす。
剣持
そう問いかけながら、 剣持は葛葉の傍に腰かけた。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
俯く葛葉の頭を、剣持が撫でる。
慰めているわけではない。
ただ、愛しむように、優しく髪を梳いた。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
ヒート中の葛葉の体は、 アルファを誘うフェロモンを発している。
普段ほとんど表情を崩さない剣持も、
それに当てられ わずかに頬を紅潮させていた。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持の服の端を、指先できゅっと握る。
剣持
葛葉
剣持は葛葉の額に 触れるだけのキスを落とした。
剣持
剣持
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
剣持
2人は向かい合う形で交わった。
ず... ずぷぷ...
葛葉
葛葉
侵入する剣持のモノは 熱も質量も今までの比ではなく、
葛葉
葛葉
ただでさえ昂ぶっている体は 中間まで飲み込んだだけで達しそうになる。
剣持
剣持
葛葉
剣持
ぐぷぷ...っ
剣持が腰を進める速度を上げた。
葛葉
剣持
ぐぷん.. っ!
葛葉
剣持が最奥に到達すると、 葛葉は一際大きく体を震わせる。
2人の間にある葛葉のモノからは、 少量の白濁液が漏れ出ていた。
剣持
葛葉
剣持
剣持は目の前にある葛葉の胸元に キスをしながら訪ねる。
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
剣持は口端を上げて見せると、 腰を動かし始めた。
とちゅ ッ.. とちゅ ッ..
葛葉
更に、胸の突起に舌を這わせる。
剣持
葛葉
硬く尖らせた舌先で転がす。
剣持
葛葉
ずちゅ ッ 、 ずちゅ ッ..
葛葉
葛葉
剣持は身悶える葛葉の背中を支え、
もう片方の手で 先走りを滴らせているソレを擦った。
くちゅ.. ぐちゅ..
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持は絶頂を促すように、
乳首を吸い上げ、中心を擦り、 中を突き上げる。
ずちゅ ッ ずちゅん ッ !
葛葉
葛葉
びゅるるっ.. びゅくっ..
葛葉
全身を甘やかされ、 葛葉は早々に上り詰めた。
剣持に触れられた場所が じりじりと熱を持ち、
満たされていく。
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
剣持
葛葉は息も整わないまま、 自ら腰を動かし始めた。
ぱちゅ ッ.. ぱちゅ ッ..
葛葉
剣持
剣持
剣持
ぱちゅ ッ.. ぱちゅ ッ..
葛葉
葛葉
今までの、見返りを支払う感覚とは 全く違う。
葛葉は目の前の相手を...剣持を、 喜ばせたいと思った。
葛葉
葛葉
剣持
剣持
剣持
葛葉
葛葉は言われた通り、 剣持の首に腕を回す。
すると剣持は葛葉の体を支えながら 仰向けに押し倒した。
剣持
葛葉
剣持は葛葉の顔を 真上からじっと見つめる。
そして一度腰をギリギリまで引き、
ずるぅ ─...
葛葉
再び最奥まで割り入った。
ずちゅぅぅ.. っ
葛葉
飲み込んでいるモノの形、熱、大きさを 覚え込ませるように、
剣持はじっくりと葛葉の 中を往復する。
ずるる... 、ずちゅぅ.. っ
葛葉
葛葉
葛葉
体の芯が焼けるような ゾクゾクとした快感が蓄積する。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
言われた途端恥ずかしくなり、 葛葉は両手で顔を覆った。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
両手を下げる。
剣持
剣持
剣持
葛葉
剣持
剣持
葛葉
葛葉
葛葉は目を閉じて、剣持の唇を受け入れた。
剣持
葛葉
唇を食む息遣いが乱れて行き、 開いた隙間に舌が潜り込む。
剣持
葛葉
剣持
葛葉
剣持は口内を味わいながら、 再び腰を動かし始めた。
ぐちゅ.. っ、ぢゅぷ っ...
葛葉
剣持
葛葉
剣持
剣持
剣持
唇を離した剣持は、衝動を 必死に堪えているような表情だった。
葛葉
葛葉
剣持
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉は腰を少し押し付けながら、 訴えるように剣持を見上げて言う。
葛葉
葛葉
剣持
与えるばかりの剣持に、初めて自ら 「求められたい」「差し出したい」 と思った。
剣持
剣持
葛葉
剣持は、欲望を露わにしたような目を 葛葉に向ける。
吐き出される熱い吐息が頬にかかり、 葛葉は体を震わせた。
どちゅんっ!
葛葉
勢いよく貫かれ、 葛葉の背中がしなる。
剣持
どちゅ ッ どちゅ ッ どちゅ ッ
葛葉
膝裏を持ち上げられ、 腰を深く打ち付けられる。
ばちゅ ッ ばちゅ ッ
葛葉
急激に訪れた強烈な快感。
剣持もそれを感じているのが 耳元に落とされる息遣いから伝わる。
葛葉は飛びそうな意識を必死に 繋ぎ止めるように
剣持の体にしがみついた。
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
どちゅ ッ 、 どちゅん ッ !!
葛葉
葛葉
葛葉はそのまま意識を手放し、 次に目を覚ましたのは深夜だった。
葛葉
剣持
隣には剣持が眠っていた。
いつの間にかベッドは整えられ、 葛葉の服も着替えさせられている。
身体の不快感も無かった。
全て剣持がやってくれたのだろう。
葛葉
葛葉は剣持の寝顔を眺めながら ふと笑みをこぼす。
なんでもないことのように "与える" 男。
見返りを求めない人間がこの世に 居ることを、初めて知った。
葛葉の常識は、 剣持によって覆された。
── だから、
剣持のことだけは、
信じてみようと思った。
葛葉は自分の首元に触れる。
そして、長年自分を守ってくれた チョーカーを外した。
葛葉
怖くない。
不思議なほどに。
葛葉は剣持の寝息に 耳を傾けながら。
再び目を閉じた。
pipi (作者)
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