主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
注意! ※BL ※中太 ※太宰さんちょっっっとメンヘラ気味 ※付き合ってる ※時間軸22歳
『君の目線を』
太宰 治
ソファの背もたれから顔を覗かせ、タイを着ける中也に呼び掛ける太宰。
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰 治
中原 中也
中原 中也
中原 中也
太宰 治
此方を見ない中也に、太宰が眉間に皺を寄せる。
太宰 治
中原 中也
中原 中也
中也の突き放す様な言い方と表情に、太宰の胸に冷たい風が走った。
太宰 治
無理矢理、笑顔を貼り付けて応える。
中也は何も云わずに廊下へと出た。 太宰は一人残され、目線を落とす。
太宰 治
今朝の彼は何時もよりもずっと冷たく、少し怒って居る様でもあった。
太宰 治
視界が滲む。
ぎゅっと胸が痛んだ。
もしも、中也が私から離れたら。 暗い心地が腹の奥で燻る。
ローテーブルの上で太宰の携帯が振動して居る。 国木田からの着信だった。
今日こそは早く来い、そう釘を刺す心算なのだろう。 然し今は出る気になれない。
無視を決め込む。数十秒粘った後、諦めた様に振動音がふつりと切れた。
静寂が戻る。
入水でもして気を紛らそう。
何もかも忘れて水に浮いていよう。
そして、水に濡れて涙を隠そう。
こてこてと足音が反響する路地裏。 人目に付かない…大袈裟に云えば秘密の道、だ。
ふと、人の気配がする事に気付いた。
太宰 治
自身の気配は消し、そっと近付く。
塀の影に隠れ、眼を覗かせる。
太宰 治
思わず声が出て仕舞いそうで、慌てて口を抑える。
太宰 治
二人の人影。一人は中也。 そして、もう一人は、女性だった。
太宰 治
手付きや立ち姿がマフィアの其れではない。
笑顔で話し合う二人。 太宰の足元に水滴が落ち染みになる。
太宰 治
ぐるぐると頭を巡る疑問符。
其の場に屈み込む。
出来る事なら、ずっと其の儘で居たかった。
十分ほど経っただろうか。頭が重く、痛い。
ぼうっとして居た時に降って来た、声。
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
堪え切れなくなった涙が太宰の頬を伝う。 止めようと思っても、止まらない。
中原 中也
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
悲鳴の様な声を上げる太宰。 中也が太宰の肩を掴む。
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
中原 中也
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰が申し訳無さに目を伏せる。 中也は囁く様に云った。
中原 中也
俯く太宰の頭を撫で、額に接吻をする中也。
太宰 治
ふと、太宰が違和感を感じる。
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
中原 中也
二人で笑い合う。
身長差が縮まり、顔の距離も必然的に近くなる。 気恥ずかしさを感じ乍ら太宰は、背の高い中也も悪く無いな、と目を細めた。
𝔼ℕ𝔻.
コメント
14件
初めて通知を○そうと思った。中太良いよねうふふふふふふ令嬢は始末するわ邪魔しやがって
好きですウウウウウウウウウウウウ!!!!!!最高ですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
ハツコメ失礼します_(._.)_ え、神様ですか!? あ、神様なのでしたか! 主さんの作品好きです!!💌