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バンドパロ

11 - 一章11話 初ライブに向けて

♥

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2022年08月18日

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ポルナレフ家

ポルナレフ

なぁ…シェリー

シェリー

どうしたの?お兄ちゃん

ポルナレフ

俺も、何かバンドのために出来ることってないのかな?

シェリー

バンドのためにできること?

ポルナレフ

あぁ、俺…まだ皆に何もいいことが出来てねぇ

ポルナレフ

いつも皆がしてくれている

ポルナレフ

そんなの…かっこ悪ぃじゃあねーか

シェリー

…ふふ、お兄ちゃんはバンドの人達が大好きなんだね

ポルナレフ

なっ?!…ま、まぁ否定はできねーかもな

ポルナレフ

あいつらは本当にいいヤツらだよ、俺には持ったいねぇくらい…

ポルナレフ

さいっこーの仲間だっ!

シェリー

(あれ以来からお兄ちゃんの笑顔が増えた…嬉しいな)

シェリー

(本当に、あの人達には感謝をしきれないや)

シェリー

そう言えば今は何が決まってるの?

ポルナレフ

作詞、作曲、場所、日付、客集め、練習の日…かな

シェリー

なるほど…あ!!

シェリー

ならあれがあるじゃない!!!

ポルナレフ

数日後

花京院

ポルナレフどうしたんですか?

花京院

今日は集まりの日ではないというのに呼び出しましたが…

ポルナレフ

すまねぇ!どうしても皆に見せたくてよ

ポルナレフ

…えっと、これ!

花京院

これは…

アヴドゥル

衣装のラフと、ライブのポスターか?

ジョセフ

ポルナレフ、絵描けたの?!

ポルナレフ

一応…昔漫画家を少し目指してた時あったんで

ポルナレフ

絵は元々得意だったんすよ…服の方はシェリーにアドバイスしてもらいながら

ポルナレフ

俺…まだ皆に恩返しできてなかったし

ポルナレフ

その、力になりたくて

花京院

……ポルナレフ

花京院

ありがとうな

ポルナレフ

おう!

ジョセフ

にしても随分と斬新な服じゃの

アヴドゥル

けど…不満がある点は無いから全然私はOKですね

承太郎

中々良い衣装じゃあねーか、気に入ったぜ

承太郎

ポスターも綺麗だな

ジョセフ

にしてもそれはラフだから衣装ってどうするんじゃ?

ポルナレフ

あ、衣装も作るぜ?

花京院

え?!

ポルナレフ

いつも服の修正とかシェリーの服とかもたまに作ったりマフラーも作れるから

ポルナレフ

衣装もできるぜ、多分!

ジョセフ

いや担当してる楽器とのギャップぅ…

ポルナレフ

あ、ライブの予定日には間に合わせるから任しとけ!

花京院

なんだか一気にそれぞれの担当が決まったな

アヴドゥル

作詞は承太郎
作曲は私とジョースターさん
宣伝は花京院
ポスター、衣装作りはポルナレフ
という感じか

承太郎

……担当は決まったし、それぞれ自分の担当を専念しながらやっていくか

承太郎

ジジイとアヴドゥル、曲調子はどうだ?

ジョセフ

3曲とも、同時に進めているから明日には皆にスコアを渡せそうじゃ

ジョセフ

儂らの最大限を注ぎ込んだのを送るから覚悟するんじゃぞー?

花京院

は、ハード過ぎるのは勘弁ですね……

花京院の家 リビング

花京院

…ここはもう少し滑らかに行きたいな

花京院

んー、これは…

ブー……ブー…

花京院

あれ?承太郎からだ

花京院

もしもし

承太郎

『花京院、今忙しかったか』

花京院

ううん、レポートは終わってるし

花京院

今は軽く練習しているんだ、どんな弾き方でも出来るようにもっと練習しなきゃ

承太郎

『……またあの時みたいに無理はするなよ』

花京院

ははっ、流石にもうしないよ

花京院

心配しなくて大丈夫だから

花京院

…………ただただ、今が楽しくて仕方がないんだ

花京院

皆といると、僕が僕でいれる安心の場所になるというか

花京院

こういうの…なんだか照れくさい言葉だけどね

承太郎

『…お前がそうやって安心できるのなら俺はいいと思う』

花京院

ありがとうな、承太郎

花京院

君のおかげで、音楽の楽しさをもう一度知れたんだ

花京院

感謝しかないよ

承太郎

『俺はただ、自分思ったことをしたまでの事だ』

承太郎

『それに、変わろうと踏み出したのはお前自身でもある』

承太郎

『……俺は踏み出すための道を作ったぐらいだ』

花京院

それを凄いと言うんだけどなぁ〜

承太郎

『…………!』

花京院

ん?どうしたんだい?

承太郎

『ジジイがスコアを送ってきたぜ』

花京院

ほんとかい?!あ、ほんとだ!

花京院

こっちにもメールで画像を送られたみたいだ

花京院

明日の練習にちゃんと渡してくれるって

花京院

…すごい、びっしり細かく書かれてる

承太郎

『やれやれ、うるせぇジジイと真面目なブ男が合体したスコアは見るだけでうるせぇぜ……』

承太郎

『けど、悪くねぇな』

花京院

これが…僕たちの歌、なんだね

承太郎

『あぁ…』

花京院

じょ、承太郎!

承太郎

『なんだ』

花京院

後で手合わせ…お願いできるかい?

承太郎

『いいぜ』

花京院

やった!じゃあ少し自主練したいから一旦切るね!

承太郎

『おう、10分後な』

花京院

うんっ!

ピッと音がなり、電話が終わる

花京院

……え、10分後?!

花京院

10分で覚えなきゃいけないの?!

花京院

承太郎ハードだなッ?!

ジョセフ

さーて、昨日はメールで送ったが、改めて今回スコアを渡したがどうじゃ?

ポルナレフ

ほんとすげーよジョースターさん!アヴドゥル!

ポルナレフ

って、すまねぇ…昨日から気になってたんだが俺のところに歌詞書かれてるけど

花京院

僕の方にも…

ジョセフ

ポルナレフは前歌っていたと花京院から聞いたし花京院のも承太郎から聞いたからな

ジョセフ

2人にはサポートボーカルを少しだけ入れさせてもらったぞ

アヴドゥル

ジョースターさんは体力的にも厳しいかもしれないのと、私は楽器以外のは得意ではなくてな

花京院

そ、それは全然構いませんが…人前で歌ったことないからな

ポルナレフ

まぁ気楽に行けばいいぜ、ここは承太郎が歌うところを重ねるように歌えばいいからよ

ポルナレフ

落ち着いて歌えばいけるぜ!

花京院

あ、後で一緒に3人で練習してくれないか?

承太郎

いいぜ

ポルナレフ

OK!

アヴドゥル

よし、軽く皆であわせてみよう

アヴドゥル

本番も近い、なるべくはやく体に染み込ませなければな

ジョセフ

皆ー!頑張るぞー!!!おー!

ポルナレフ

おー!!!

花京院

テンション高いな…2人とも

DIO

…空条承太郎……、ついに組むのかバンドを

DIO

くく…中々濃いメンバーじゃあないか、面白いな

DIO

いつか、戦ってみたいものだ

コンコン

ジョルノ

…パードレ、失礼します、って…また動画ですか?

ジョルノ

暗い部屋で動画見たら目が悪くなりますよ

DIO

いいじゃあないか少しくらい、ジョルノ…貴様も見てみろこの動画を

ジョルノ

…これは、カフェのライブ?

ジョルノ

(でも何かが違う…どれも見た感じ実力者)

DIO

貴様も分かったか、こいつら全員音楽のプロに近い奴らの集まりだ

DIO

最近の私は暇を持て余しているからな、いつかこのバンドとぶつかりたいと思っているんだ

ジョルノ

……そうですか

DIO

なんだ、我が息子は興味無いのか?

ジョルノ

…そうですね、僕はそんなことより

ジョルノ

はやく貴方を、父を倒すバンドを作ろうと考えていますから

DIO

………………

DIO

…くくっ、それでこそ我が息子

DIO

私はいつでも待っているからな

ジョルノ

えぇ、待っててくださいよパードレ

ジョルノ

そのバンドよりもはやく、貴方を倒しますから…

ジョルノ

(にしても、あのドラムの人…どこかで)

続く

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