これはある女の子のお話です
ある女の子、理沙は
とてもわがままだった...
理沙
あーあ。
理沙
宿題だるい...
理沙
真希ちゃんの家に遊びに行こっかな...
ガチャ
お母さん
宿題進んでる?
理沙
あ、う、うん
お母さん
そう
お母さん
理沙は宿題がたまってるんだから
お母さん
今日は遊びに行っちゃダメよ
理沙
え、そんな
お母さん
当たり前よ!
お母さん
じゃ、頑張ってね宿題。
理沙
えー
理沙
あーやだ!
理沙
嫌になった!
理沙
...
理沙
もう1人私がいたらなぁ
ドンっ
理沙
!?
理沙
なんの音?
理沙2
...
理沙
あなたは誰?
理沙
私にそっくり...
理沙2
どうもこんにちは君の分身です
理沙
なんの冗談?
影が2つのびて、そしてまた幕があがる...
理沙2
もう1人自分がいたらとあなたは言いました
理沙2
そんなあなたの願いをかなえに来たの(*^^*)
理沙
え...
理沙2
私は今から理沙の分身よ
理沙
そうなの!?
理沙
じゃあなんでもやってくれるってわけ?
理沙2
ん、まあね
理沙2
それ、宿題?
理沙
そう
理沙
たまってるから
理沙
あ、そうだ!
理沙2
?
理沙
これ、やってよ!宿題!
理沙2
あなたがやらなくていいの?
理沙
こんなことより大事なことがあるの!
理沙
いいでしょ?
理沙2
まあやるけど
理沙2
私はあなたの分身だし
理沙2は含み笑いを浮かべる
今思うと、私がああなってしまったのは
これが原因だったのかもしれない