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あれ以降、私は色んな呪術師と任務に行くことが増えてきた。

術師の術式を理解し、連携を保つことは難しいけど、色んなことが学べてやりがいがあった。

神楽坂百合

はぁっ!

蜘蛛型呪霊

あ"ァァ~…。

神楽坂百合

よし、これで全部だ!

冥冥

フフッ、凄いじゃないか、神楽坂。あの量を頑張って祓ったな。

神楽坂百合

いえ、冥さんの烏のおかげですよ。烏がいなかったら祓えなかったですよ。

冥冥

フフッ、ありがとう。そう言われると嬉しいよ。

*神楽坂が高専に来て3ヶ月後…。*

神楽坂百合

伊地知さん、今回の任務ってどんなのですか?

伊地知潔高

今回の任務は、廃病院にある呪物の回収です。呪物の等級が高いため、1級呪術師の宇佐美さんと同行することになっています。

神楽坂百合

(冥さんと同じ階級てことは結構強いのかな。)
伊地知さん、その宇佐美さんってどんな人なんですか?

伊地知潔高

あー、それは…。悪い人ではないんですけどね…。

神楽坂百合

?(何で微妙な顔してるんだろう、伊地知さん。)

*神楽坂は宇佐美の事が気になり、五条と冥冥に聞くが…。*

五条悟

僕あの人きらーい。てか、同行するなら絶対日下部さんがいいよ!百合にとってあの人悪影響だし。

神楽坂百合

え?

冥冥

残念だけど、私も彼を良いとは思わない。君と同行するなら私も日下部君を推奨するな。

神楽坂百合

ええ…?(宇佐美さんもしかして、嫌われてる…?でも、伊地知さん悪い人ではないとは言ってるしな…。)

任務当日

宇佐美

……。

神楽坂百合

(この人が宇佐美さん。なんか七海さんと違ってちょっと怖いかも…。)

伊地知潔高

今回の任務は呪物の回収です。呪物の等級が高いため、等級の高い呪霊がいる可能性もあります。その場合は接触せず、撤退して下さい。

伊地知潔高

呪霊が呪物を取り込んでる可能性もあるので、十分に気を付けて下さい。

神楽坂百合

はい!

宇佐美

ああ、分かった。

*2人は廃病院の中に入り、 目的の呪物を探し始めた。*

神楽坂百合

うーん、なかなか見つからないな。宇佐美さん、そっちはどうですか?

宇佐美

いや、ないな。仕方ない、二手に分かれよう。私は3階の病室を見るから、神楽坂は4階の霊安室を見てくれないか?

神楽坂百合

分かりました。気を付けて下さいね、宇佐美さん。

宇佐美

あぁ、気を付けるよ…(≖ᴗ≖ )ニヤリ

*神楽坂は4階の霊安室の 入口に着いた。*

神楽坂百合

ここか…。(ここの部屋宇佐美さんと一緒にいた部屋より呪力を感じる…。多分、この部屋の中にあるかも。)

*神楽坂は宇佐美に電話をかけた。*

宇佐美

どうした、神楽坂。

神楽坂百合

もしもし、宇佐美さん?霊安室から凄い呪力を感じます。もしかしたら、この中に目的の呪物が入っているかもしれません。

宇佐美

分かった、私も後で向かおう。先に入っててくれないか?すぐに加勢に行くから。

神楽坂百合

分かりました。

ピッ…

神楽坂百合

よ、よし!入るぞ…!

((ガチャッ

神楽坂百合

うわっ、埃っぽい…。それに蜘蛛の巣だらけだ…。(それに、ここってよく見ると生得領域なんじゃ…。)

神楽坂百合

…早く目的の呪物を見つけて、宇佐美さんの所に戻ろ…!

ガタッ!

神楽坂百合

っ!だ、誰っ…!?

*部屋の奥から出てきたのは、 1体の特級呪霊だった。*

特級呪霊

ケヒヒッ!

神楽坂百合

っ…!

この時、私は特級呪霊を見て思った。コイツは私が今まで会って来た中でも一番ヤバい奴だ。この禍々しい呪力のおかげで生得領域の主は間違いなくコイツだってすぐに分かった。

2m以上ある巨体に顔の右側は歪に変形し、腕が4本に腹の口、まさに異形の姿。それを目にした時、私は本能的に逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

神楽坂百合

(な、何アレ…。こ、怖い…!は、早く逃げなきゃ…!!)

*神楽坂は扉の方を向くが、 扉がなくなっていた。*

神楽坂百合

な、なんで…!なんで扉が無いの…!?

特級呪霊

ケヒヒッ!!

神楽坂百合

い、イヤッ…!来ないで…!!

*目を瞬いた間に飛びかかられて押し倒され、背中を打ってしまった。そして神楽坂は馬乗りになった特級呪霊から見下ろされた。*

神楽坂百合

いっ…!

特級呪霊

ケヒッ!

神楽坂百合

や、ヤダッ…!離して…!

特級呪霊

ケヒヒッ…。

*すると特級呪霊は、長い舌で 神楽坂の首筋を舐め上げた。*

神楽坂百合

ひっ…///!?

特級呪霊

ヒヒッ!

神楽坂百合

い、イヤッ…///!気持ち悪い…///(も、もしかして私、この呪霊に食べられちゃうの…!?)

神楽坂百合

(そ、そんなの嫌だ…!)
やめて、離して…!!

*神楽坂は両足で特級呪霊の腹を蹴り上げた。特級呪霊の力が少し緩むと、神楽坂は特級呪霊の下から逃げ出した。*

特級呪霊

ぐっ…!?

神楽坂百合

い、今なら…!

*しかし特級呪霊の腕が伸び始め、 神楽坂の足首を掴み、転ばせた。*

神楽坂百合

痛っ…!腕が伸びるとか聞いてないんだけど…!!

*特級呪霊は神楽坂を引きずり戻し、 神楽坂の首を絞める始めた。*

神楽坂百合

ガッ…!?く、苦しい…。

特級呪霊

ケヒヒッ!

神楽坂百合

ぐっ…!(絞める力がどんどん強くなってきてる…!私ここで死んじゃうの…?)

神楽坂百合

(い、嫌だ…!死にたくない…!!だけど、もう抵抗する力が…。)

神楽坂百合

ぐっ…!あ"ぁっ…!!

五条さん、夏油さん、助けて…。

((グタッ…

特級呪霊

ケヒッ…。

                     

     

次回 「翻弄」

最強の貴方となら

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