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シャブシャブ 獄中自叙伝

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シャブシャブ 獄中自叙伝

217 - 頭に輪つけて行くのが楽園なら  拘置所は手首に輪っぱつけてる奴の最後の楽園

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2023年10月06日

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シャブシャブ

公判前整理手続きが終わったところから

シャブシャブ

この公判前整理手続きが検察の杜撰な証拠開示が遅くなり
裁判が始まったのは捕まってから1年以上経ってからだ

シャブシャブ

公判に入っても「証拠調べ」が続き
証人尋問が全て終了するまで接見禁止が付いたままだった

シャブシャブ

さいわい、弁護人が3名ついていて、誰かしら毎日来ていたので
外への連絡や菓子類、日用品、弁当などには不自由なかった

シャブシャブ

規則では外からは入らないのだが
拘置所の隣には差入れ屋があり
そこからの物は認められている

シャブシャブ

拘置所の中でも買えるのだが
差入れ屋からの方が種類が多く、布団などもある

シャブシャブ

菓子類は一日3000円まで入り、缶詰め、パンもあった

シャブシャブ

外の差し入れ屋での買い物は
中に収容されている者が、いくらお金を持っていても買えず
面会に来たものが、外の差し入れ屋に寄って買ってもらうしかない

シャブシャブ

それも、差し入れした人が直接、収容者に手渡せるのではなく、
差し入れていく人は、商品分の金だけ店(差入れ屋)に支払い
店側が勝手に、収容者に分けて入れてくれるシステムだ

シャブシャブ

差入れした人には、店(差入れ屋)で
買った物の明細と領収書だけが渡される

シャブシャブ

拘置所生活は、作業することもなく、暇をつぶすのが大変だ

シャブシャブ

何もないとみじめだ

シャブシャブ

刑務所は菓子が自由に買えず、面会や手紙の回数が決まっているし
拘置所と似てそうで、そうでもない

シャブシャブ

拘置所は、東京・立川・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡
合計8カ所ある

シャブシャブ

その下部施設として、97カ所の拘置支所が配置されてる

シャブシャブ

死刑囚も、刑務所ではなく拘置所に収容されている
死刑囚には矯正の必要がない

シャブシャブ

刑務所は受刑者の矯正の役割を担っている所やから
矯正もできないと判断されたワルは
刑務所には来ないでくれってことやな

シャブシャブ

拘置所は娑婆の最後の贅沢が出来る場所だ

シャブシャブ

頭に輪つけて行くのが楽園なら
ここは、手首に輪っぱつけてる奴の最後の楽園

シャブシャブ 獄中自叙伝

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